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そこに座っちゃう⁈

 エアーハグしてイチャイチャしていたオレ

 たち。

 

 でも、今日はエアーじゃない。

 本物の穂乃果ちゃんとぎゅーできる。

 

 

「穂乃果ちゃ〜ん」

「あー、空先生発見いたしました」

「うん!発見された」

「はいです!じゃあ、捕獲いたします」

 ガシッとオレの腕を掴む穂乃果ちゃん。

 

 あぁ、こんな捕獲なら毎日されても嫌じゃ

 ない。

 

 そして捕獲されたままオレは家に着いた。

 

 

「おじゃましまーす」

 穂乃果ちゃんは、忍び足で歩き出した。

 

 えっ。

 マジで忍び足…

 

「穂乃果ちゃん、今日うち誰もいないから別

 に忍び足しなくても大丈夫だよ」

「えっ、みなさんお散歩ですの⁈」

 お散歩って…。

 

「両親どっちも仕事だから」

「あぁ、じゃあ…わたし達って…」

「二人きりだよ」

「えぇ、二人きり…じゃないじゃないですか

 ぁ⁈」

 

 うちの猫をみて穂乃果ちゃんがビックリし

 ていた。

 あぁ、猫か。

 だからさっき散歩って言ったのか。

 ってか、猫に気をつかって忍び足って…

 

 かわいいなぁ。

 穂乃果ちゃん。

 

「ねー、穂乃果ちゃん」

「はい、なんでしょう?」

「今日誰も家いないけど、リビングとオレの

 部屋どっちがいい?」

「うーん、これは難題です…。リビングもい

 いですがいきなりお母さん帰ってきて何⁉︎

 誰⁉︎わたしにしか見えないやつ⁉︎とか大騒

 ぎになったら大変ですし…でも、リビング

 という珍しい状況もこれまたいいですね」

 と頭を悩ませていた。

 

 …そんなに悩まなくても。

 

「じゃあさ、リビングでビデオみる?」

「うーん。リビングという家族団欒の場所に

 わたしが入ってもいいのでしょうか?」

「いいよ!むしろ入ってほしいな」

「それならリビングさん、空先生よろしくお

 願いします。」

「うん。よろしく」

 

 そして無事場所が決まりオレはビデオの準

 備をしていた。

 

 すると猫が歩いてきた。

 

 ニャー。

 

「ニャタロウさん、こんにちは。本日は、よ

 ろしくお願いします。にゃんきちさんにも

 よろしくお伝えください」

 と、うちの猫に敬語で話していた。

「あ、ニャタロウさん。リビングに穂乃果が

 来ているとにゃんきちさんにもお伝えくだ

 さい。ビックリしては、大変なので。あ、

 もしにゃんきちさん寝ていたら起きたとき

 で大丈夫です。と言いますか、もしにゃん

 きちさんに遭遇したときで大丈夫ですから

 ね。」

 …通じているのだろうか。

 

「穂乃果ちゃん、そろそろ始まるよ」

「はいです!…あ、わたしどこに座ればよい

 のでしょう」

「あー、適当で大丈夫だよ」

「でも…空先生はいつもどこにお座りになる

 のです?」

「オレはここかな」

 と言いながらソファーに座った。

 

 すると穂乃果ちゃん。

「…ならそこが一番無難ですね」

 と言いながらオレの上に座った。

 

 …イヤイヤ。

 そこが一番ある意味危険だろ。

 

 ほ、穂乃果ちゃんのうなじが目の前にある。

 そして穂乃果ちゃんがなぜかオレの上に座

 っている。

 

 ペロッ。

 オレは穂乃果ちゃんのうなじがあんまり魅

 力的だったので舐めた。

 

「うひゃっ…な、なんか妖怪…な、なんかペ

 ロって…」

 穂乃果ちゃんがオレに抱きついた。

 

 …オレに乗りながらハグとかヤバすぎ。

「妖怪ってオレだから」

 オレは穂乃果ちゃんのうなじにキスをした。

 

「はっ…、それはびっくりです。くすぐった

 いじゃないですかぁ。お返しです」

 穂乃果ちゃんがオレの首にキスをした。

 

 …や、ヤバイ。

 

 こんなイチャイチャ最高じゃん‼︎

 

 小悪魔穂乃果ちゃんめ。

 

 オレは小悪魔穂乃果ちゃんのうなじにたく

 さんキスをした。

 

 そして倍返しキスをされて溶けそうな空な

 のでありました。

 

 

 続く。

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