穂乃果ちゃんのバイト
かわいい穂乃果ちゃんがオオカミどもに狙
われている。
…さて、オレはどうしたもんか。
昼休みオレはジュースを片手に渡り廊下を
歩きながら悶々と考え事をしていた。
あーあぁぁぁ。
いい案が浮かばない。
… … …
あ、それよりオレ彼女持ちだけど…
…金がない。
穂乃果ちゃんの家庭教師していた頃はバイ
ト代もらってたけど、穂乃果ちゃんもう入
学したし…
大学入ってからもやっぱりお金かかるよな。
貯金崩してデートしてもなんか先々が不安
だ。
…さて、どうしよう。
うーん。
悩みが尽きない。
なんて頭を悩ませていたら向こうから穂乃
果ちゃんが元気よく走ってきた。
「空先生〜。わたし働きま〜す」
と。
えっ⁈
今なんと⁇
「ん⁉︎穂乃果ちゃん今働くって言った⁉︎」
「えぇ、おそらくそう聞こえたのであれば正
解ですの」
と。
「そっか。高校生はバイトできるもんね」
「はいです。」
ニコッ。
あぁ、穂乃果ちゃんこれから高校生活をエ
ンジョイして行くんだね。
うん。わかるよ。
しかし、オレは少し寂しく感じた。
心がスウスウするような気がした。
…でしょうね。
あんたの心の扉壊れてるんだから。
スウスウするのは、隙間風さ。
フッ
小人が鼻で笑った。
「ところでなんのバイト?」
「フフン。おどろくなかれ、実は!じ・つ・
は・…なんだと思います?」
ずるっ。
いきなり問題形式…
「うーん、アイス屋さん」
「ぶぶぅです」
「じゃあー、ケーキ屋さん」
「まぁ、いいですね」
穂乃果ちゃんの目がキラキラした。
「あたり?」
「いいえ、違いましたの」
あ、違うんだ…。
ってか、穂乃果ちゃんケーキ屋さんにすれ
ばよかったみたいな顔してんじゃん。
かわいいなぁ。
後でケーキ奢ってあげよっと。
「じゃあ、お花屋さん」
「あぁ、それは幼い頃の夢でしたの。でも、
現実は…お花さんに虫がいたり葉っぱや茎
のトゲが刺さったりで…大人になるってほ
んと色々知ってしまい恐ろしいです」
と穂乃果ちゃんは、俯いた。
「…うん。現実を知れば知るほどってやつな。
わかるよ」
穂乃果ちゃんの肩をポンとした。
「で、空先生タイムアウトになりますよ?そ
れはそれはひどい罰ゲーム待っております
よ?」
なんて言われた。
…えっ。
そうなの⁉︎
「じゃあ、うーんと…」
「先生、わたしの目を見てください。この目
にうつっておりますよ」
と穂乃果ちゃんは、言った。
目…
オレは穂乃果ちゃんのきれいな瞳をジーっ
と見つめた。
あー…
なるほど。
…うん。
やっぱり穂乃果ちゃんは、かわいい。
ってことでもうムリっす‼︎
穂乃果ちゃんを見つめていたら我慢の限界
がやってきた。
オレは思わず穂乃果ちゃんにチュ〜っとし
た。
「えっ、空先生…こんなところでいきなり…
ワタリーに見られちゃいますの。恥ずかし
いです」
なんて言い出した。
ん?ワタリー?
誰⁉︎
もしかして穂乃果ちゃん好きなやつ…
オレじゃない好きなやつできた⁉︎
「穂乃果ちゃん…ワタリーって…」
「え、ワタリーは、渡り廊下のことですのよ
?」
なんてキョトンとした。
あー‼︎よかった‼︎
ここの渡り廊下かよー‼︎
「もー、穂乃果ちゃん…びっくりさせないで
よ〜。オレはワタリーにみせつけてやりた
いよ。」
と言いながらまた穂乃果ちゃんにキスをし
た。
すると…
「おいー…学校でそんなことするなー」
って渡先生が言った。
⁉︎ガチのワタリ‼︎
オレたちは、顔を見合わせてクスクス笑っ
た。
そして教室に戻りながら穂乃果ちゃんに聞
いてみた。
「で、結局なんのバイト?オレみたいに家庭
教師?なんて」
と軽いノリで言ってみた。
するとまさかの
「正解です‼︎」
と言われた…。
「えっ⁉︎まじで⁉︎」
「はい。友達の弟くんです」
と穂乃果ちゃんは、微笑んだ。
…まじか。
穂乃果先生…
あー…っ。
穂乃果先生は、刺激的じゃん。
大丈夫かよー…
オレは頭を抱えた。
「空先生、わたし真面目にやりますよ?刺激
的な穂乃果先生は、空先生の前でだけです
のっ♡」
チュ。
穂乃果ちゃんは、オレのほっぺにチューし
てかわいく去って行った。
うわぁー。
やべー。
穂乃果ちゃん…
可愛すぎるー‼︎
続く。




