キュンキュン
今日は、穂乃果ちゃんとノートを買いに急
遽コンビニに向かっている。
ついでになんか飲み物でも買おっかな。
なんて思ってたら穂乃果ちゃんがいきなり、
オレの腕を優しく握った。
おっ、と思い穂乃果ちゃんをみると…なん
ともかわいい顔で
「わたし、手繋ぐよりも腕を組む方がほんと
うは、好きなんです。だからいいですか?
このまま。」
なんて言うじゃないか‼︎
か、かわいい。
それに絶対いいに決まってる。
「うん。いいよ。くっついてるとあったかい
ね」
「はいです♡」
こんな感じで歩いていたらいきなり穂乃果
ちゃんがジャブを避けるかのようにヒュッ
ヒュッと動いた。
⁉︎何?
急になんの避けの練習⁈
って思ったら、
「あー、なんだです。蜂かと思ったらトンボ
でした」
とホッとした様子で言ってきた。
あ、だからあんなに慌てて。
違う意味でオレも焦ったわ…。
「虫って急に飛んでくるからビックリするよ
ね」
「はいです。近づくなら近く飛びますよーっ
て事前にお知らせいただきたく思いますの
に」
「うん。そうだね」
「はいです」
そんな虫の会話をしながらあっという間に
コンビニについた。
お目当てのノートを手に取りあとは飲み物。
「穂乃果ちゃん、なんか飲み物買いなよ。奢
る」
「わーいです。ならホットココアにしようか
な…でも…やっぱりホットココアでお願い
します」
穂乃果ちゃんは、ホットココアを選んだ。
オレは紅茶にした。
帰り道も腕を組んで歩いた。
そして、家に帰り飲み物を飲んだ。
穂乃果ちゃんは、ココアだったんだけど…
オレの紅茶をジーって見ていた。
穂乃果ちゃん紅茶も好きなんだよな。
「穂乃果ちゃん飲む?」
「えっ、いいんですの?」
「うん。どうぞ」
「あ、ありがとうです」
紅茶を飲もうとした穂乃果ちゃんは、クス
クス笑い出した。
「穂乃果ちゃん、もしかして付き合う前、こ
の部屋で二人して間接キスした事思い出し
てたりしない?」
「はいです。あれは大事件でした」
「うん。オレもめっちゃ焦ったよ、あんとき
は」
「アハハです」
「でもさ、今は間接キスどころか何回もキス
できるようになったよね」
「はいです。」
「じゃあ、一緒にまた間接キスする?」
オレの言葉に穂乃果ちゃんは、恥ずかしそ
うに頷きながらオレにココアを渡して来た。
なのでオレは、ココア。
穂乃果ちゃんは、紅茶を飲んだ。
二人で顔を見合わせてクスッと笑った。
「穂乃果ちゃんオレ間接キスじゃたりない」
「わ、わたしも」
ということでチュ〜とした。
そしてギュ〜っとしながらオレは、
「幸せ〜」
と、つい心の声がもれもれになった。
「はいです。わたしも空先生とギュ〜すると、
お風呂に入っているみたいにホッコリいた
します」
と言ってくれた。
そんなにか?
ま、でもハグは癒される。
しばらくお互い癒されながらくっついてい
た。
そしたらちょっとホカホカしてきた。
もう秋だけど穂乃果ちゃんのおかげでカラ
ダがほてほてになった。
なので制服のネクタイを緩めた。
くいくいって。
そしたら穂乃果ちゃんが
「うわぁ〜、萌え萌えのキュンキュンじゃな
いですかぁ〜。」
と、おめめキラキラ〜パッぁ〜となった。
…え、ネクタイ緩めただけなんだけどな。
ま、でも穂乃果ちゃんがキュンキュンなら
それはそれでいい。
キュンキュンしながら穂乃果ちゃんは、髪
を耳にかけた。
おぉ…オレは穂乃果ちゃんのセクシーな仕
草にキュンキュンなのでありました。
そしたら穂乃果ちゃんがいきなりオレにギ
ュ〜してきた。
⁉︎って思ってたら
「さっきネクタイ緩めてわたしをキュン死寸
前にさせたお返しですのっ」
と言ってきた。
「えっ」
「どうですの?穂乃果ハグは、キュンキュン
しますの?」
オレに抱きついてギュ〜ギュ〜する穂乃果
ちゃん。
「…そ、それは…そんなにギュ〜ギュ〜した
らだめだよ。」
「ウキャッ」
トサッ
オレは穂乃果ちゃんに床ドンしながらこう
続けた。
「あんまり煽りすぎると危険だからね。覚え
といて、穂乃果ちゃん」
と。
「えっ…は、はいですの」
いきなり床ドンされた穂乃果ちゃんは、心
臓がバックバクなのでありました。
「穂乃果ちゃん」
「は、はいです」
「オレ、穂乃果ちゃんにギュ〜ギュ〜される
前から穂乃果ちゃんが髪を耳にかけたとき、
すでにキュン死する直前だったよ。それな
のに、穂乃果ちゃんいきなり煽ってくるん
だもん。かわいい小悪魔だなー」
オレは優しく穂乃果ちゃんを抱きしめた。
お互い何気ない行動なのにキュンキュンし
まくりなのでした。
続く。




