花火の打ち合わせ
夏休みメインイベント花火‼︎
やってまいりました‼︎
ということでお天気もばっちり晴れ。
穂乃果ちゃんとの待ち合わせまでまだ時間
があったけど早めに待ち合わせ場所に向か
うオレ。
なぜならナンパなんてされていたら大変じ
ゃないか。
穂乃果ちゃんだって怖い思いしなくて済む。
オレが早く行っとけばそんな心配もないは
ず。
ということで早めについた。
オレ、グッジョブ‼︎
わー…もう浴衣着て待ち合わせしてる人た
くさんいるじゃん。
なんだか今日は、ここを通る人のほとんど
がお祭りに参加する人たちなんだろうと勝
手に思う空。
しばらく自分の前を通り過ぎる人達を呑気
に眺めていた。
あー、なんて優雅な時間。
ただひたすら好きな人が来るのを待つなん
て。
なんかすてきなポエムが今なら書けるんじ
ゃね⁉︎
コホン。
えー、恋焦がれ……
うん、なんか違う。
花火恋しく…
あー、これもイマイチ。
ってか、ポエム意外と難しー…。
やめやめ。
脳内ポエムあっという間に終了。
そんなくだらないことを脳内で繰り広げて
いると、遠くから天使みたいな妖精⁇が近
づいてきた。
えっ⁇天使の妖精⁉︎
…じゃない。
穂乃果ちゃん‼︎
うっわ〜。
オレは思わず絶句した。
可愛すぎ…。
「あっ、おまたせです。空先生」
「あぁ…待ってないよ。誰も」
おいおい。
待ってないんかい⁉︎
誰もってなんじゃい。
テンパりすぎだよー‼︎
空ー‼︎
空は穂乃果ちゃんのくちびるをジーっと見
た。
かわいいピンク色。
しかも艶々だ。
す、吸いたい…。
全てを吸い尽くしたい…。
脳内変態は、そんなことを考えていた。
小人達は、必死に空を呼んだ。
おーい‼︎
妄想から帰ってこーい。
と。
あぁ。
いけない、いけない。
我に返る空。
「穂乃果ちゃん‼︎すっごくかわいいよ♡」
「えー、ありがとうです♡」
二人は仲良く手を繋いで歩き出した。
うわぁ。
感動‼︎
空はこんなかわいい穂乃果ちゃんと手を繋
いで幸せ満タンだった。
お祭り会場に近づくにつれてどんどん人が
増えてきた。
「人多いねー…」
「はいです。蚊が喜んでしまいます」
「あー、吸いたい放題か。」
「はいです」
…うん。
オレも今、蚊になりたい。
心からそう思っている空なのでありまた。
そして蚊になりくちびるをまず一目散に吸
おうと心に誓った。
おいおい…
小人達は、呆れていた。
あっ‼︎そうだ。
オレはパワースポットでお金をゲットした
のだ。
「穂乃果ちゃん、なんか食べたいものとかあ
る?」
「あっ、まずはかき氷をいただきたく思って
いたのです」
「じゃあ、オレが買ってあげる」
「えっ、大丈夫ですよ。わたしお財布パンパ
ンのお腹いっぱいにしてきましたの」
なんて言うじゃないか。
かわいいんだから。
「オレさ、パワースポットで臨時収入があっ
たからぜひ奢らせて。幸せのお裾分け」
と言いながらかき氷をゲットした。
「えっ、パワースポットですの?わたしもぜ
ひいきたいです」
なんて言うからうちの和室だと話した。
すると穂乃果ちゃんも、実はわたしも家の
水回りを丁寧に掃除すると金運アップする
のです。と、話してくれた。
みんな自宅にパワースポットがあるのかも
しれない。
二人は、そう思ったのでありました。
花火までゆっくり出店をみてまわった。
暑い夏だけど夕方になると少し涼しい。
なので外で食べるお好み焼きは、アツアツ
だけどちょうどいいのだ。
焼きたてのカステラや、ポテト。
食べ歩きツアーだ。
夏のいい思い出になりそうだ。
そろそろ花火の時間になる。
場所取りをしなくては。
うーん…
どこがいいかなぁ。
なんて思っていたら穂乃果ちゃんが
「いい穴場がありますの。行きます?」
なんて素敵な提案をしてくれた。
案内された場所は、人気の少ない最高のス
ポットだった。
空は、穂乃果ちゃんととにかくイチャイチ
ャがしたかったのだ。
「穂乃果ちゃん、この場所最高だね」
「はいで…す」
穂乃果ちゃんがまだ返事をし終わる前に空
は、穂乃果ちゃんのくちびるをいち早く奪
った。
あ〜、やっとイチャイチャタイム‼︎
空は花火より穂乃果ちゃんメインなのでし
た。
続く。




