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いざ‼︎パワースポットへ

 夏休みは、時間がたくさんあるからついつ

 いのんびりしてしまいがちだ。

 まだ朝だし…もう少し寝る⁉︎

 とか。

 勉強は、午後からでもいいかなぁ?

 少し本読んじゃう⁇

 とか…。

 

 しかし‼︎この休みこそがチャンスなのだ。

 

 休みがこんなにいただけるなんてすごい事

 だと改めて思う空なのであります。

 

 油断するとダラダラしてしまうが、はじめ

 に計画を立ててやっていくと意外とスムー

 ズにいく。

 

 なので昼間穂乃果ちゃんの勉強も教えつつ、

 夜自分の勉強をする空。

 

 しかし勉強だけじゃつまらない。

 なのでたまに息抜きデート的な感じで学園

 もののビデオ鑑賞なんかを穂乃果ちゃんと

 して、こういう先生がいいとかこんな先生

 にはなりたくないね。

 なんて言いながらまったり過ごしたりもし

 た。

 

 おや、まぁ。なんて有意義に暮らしていら

 っしゃるのでしょう。

 さ、お紅茶冷めないうちにどうぞ。

 いえ、お構いなく。

 なんてお客さんごっこをしながら脳内小人

 たちものんびりと暮らしているのでありま

 した。

 

 

 家に帰り空は思った。

 

 夏休みのメインイベント花火をいかに楽し

 く有意義な一日にするかと。

 

 バイト代が結構貯まった。

 しかし‼︎

 少し貯めておきたい空。

 しかし‼︎

 穂乃果ちゃんに美味しいものをご馳走させ

 てあげたい。

 

 …うん。

 これは金運アップのパワースポットに行く

 しかない。

 

 夏休み家庭教師がお休みの日。

 ある程度のお勉強を済ますとマスクを装着

 しだした空。

 腕をまくり掃除機、ゴミ袋、雑巾を手に持

 ちいざパワースポットへ。

 

 

 …ここがパワースポットかよ。

 空ん家の和室じゃねーか‼︎

 と小人たちは、騒いだ。

 

 フフッ。

 まぁ黙ってみていなさい。

 

 空はせっせと和室を掃除しだした。

 

 まぁ、そこまで汚かったわけでもないが空

 は、隅々まで部屋をきれいに掃除した。

 

 見た目はきれいな窓。

 しかし指で少し窓の表面をなぞると少しざ

 らつく感じがあった。

 硬く絞った雑巾で拭き拭き。

 仕上げに乾いた雑巾でまたもや拭き拭き。

 

 窓枠なんかもきれいに丁寧に。

 

 壁なんかも軽く埃を落としてと。

 

 そして一つ一つの置物も丁寧に拭き拭き。

 

 仕上げに掃除機をかけた。

 

 ふぅ。

 こんなもんだろう。

 

 きれいに整頓された部屋に西日が差し込ん

 できた。

 

 あー、スッキリした〜。

 手を洗いうがいもしてスコーンと紅茶を優

 雅にいただいた。

 

 片付けも済んだしと。

 よし!

 席を立とうとした。

 それと同時に家のチャイムが鳴った。

 

「はーい」

 玄関を開けると…

「あーら、久しぶりん」

 と、派手派手のおばあちゃんがにっこりし

 ながら立っていた。

 

 おぉ。

 ばあちゃん…。

 いつ見ても圧巻されるおばあちゃん。

 

 わー…空のばあちゃんいつ見ても派手派手

 だなー。

 小人たちも圧巻されていた。

 

 家に入るなり母さんとおばあちゃんは、何

 やら楽しそうに会話しだした。

 

 オレも掃除が終わったし部屋で少し休もう

 かななんて思った。

 

 するとおばあちゃんが、

「空ちゃん、夏はなにかと物入りでしょう。

 さ、お小遣い。くふふ」

 なんて言いながら数千円をオレの手に握り

 入れてくれた。

 

 うおーっ!

 早速ご利益じゃん!

 

 喜ぶ空。

 

 そう。

 空はなぜか西日があたる部屋をきれいに掃

 除すると金運アップするのでありました。

 

 どこかをきれいに掃除すると何故か心もス

 ッキリする空。

 

 そして空は幼い頃から洗面所を掃除するの

 も大好きだった。

 

 特に蛇口をピッカピカにするのがなんとも

 いえない幸福感に満たされてほんわかとす

 るのでありました。

 

 そして母もそんな息子をみてなんてありが

 たいと思っているのでありました。

 

 金運アップしたところでいざ花火大会へと

 期待と夢を膨らませる空なのでありました。

 

 天気予報もばっちり晴れ予報だ。

 

 あ〜、初の彼女との花火デート。

 楽しみだなぁ。

 と、ワクワクの空。

 

 一方穂乃果ちゃんもワクワクなのでありま

 した。

 

 

 続く。

 

 

 

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