当たり前から
消しかすとのツーショットを撮った次の日
も家庭教師のバイトだった。
バイトの帰り道、空は思った。
バイトをしながら彼女に会えるなんてオレ
はなんて幸せなんだと。
しかも‼︎
イチャイチャ付きだ。
フルコースを食べた後ビックサイズのデザ
ートが毎回出てくるようなものだと。
そんな素敵なことが毎回起きてはバチが当
たる。
…うん。きっとそうに違いない。
そう思った空は、穂乃果ちゃんのために精
一杯勉強を教えようと思った。
そしてノートに攻略なんかを書いたり問題
が出そうなところをしっかり問題集として
作った。
そして家庭教師の日に穂乃果ちゃんに渡し
た。
「え〜っ、すごいです。先生わたしのために
わざとこんなに?」
「うん。でも、わざとって…」
「あー、ざわざわの間違いです!」
「わざわざって事?」
「あー、それです。わざわざです。ほんとに
ありがとうございます。一日寝ないで頑張
ります‼︎そして、次の日丸二日眠り続けま
すね。」
…え。
「なら、普通に寝よ」
「なるほどです」
「うん」
ということで穂乃果ちゃんは、オレの攻略
本と問題集をきちんと取り組んでいてくれ
た。
そして、家庭教師をはじめてから初のテス
トを迎えた。
結果は、まだ出ていないけど問題のところ
に解答をかいておいてもらっていた。
なのでまる付けを開始。
…あ…。
…うんうん。
…なるほど。
穂乃果ちゃんは、修の話によればもとから
成績は、中の上くらいだったそうな。
まる付けをして思った。
オレよりレベル高い高校目指せんじゃね⁉︎
って。
「あのさ、穂乃果ちゃん」
「はい!空先生」
…うん。
言うべきか…
それとも本人が決めるべきか…
「あのー…」
「先生、まさかこの成績なら他の高校目指せ
んじゃないのかしら?って思いませんでし
たか?」
「えっ、あー…うん」
「ふふ、そんなことお考えでしたの?」
「まぁ、だってもったいないかなと」
「心配ご無用ですの。大丈夫です。わたしを
信じてください。ビリーブ」
「あー、…うん」
…ま、そうだな!
信じよう。
しかし何を?
ま、穂乃果ちゃんの進路だからな。
「はいです!任せなさいっ!です。どんとき
なされ。グッジョブですの」
「う、うん」
「穂乃果ちゃんそろそろ休憩しよっか」
「はい!」
そして休憩中穂乃果ちゃんからいいことを
教えていただいた。
「空先生、いいことを教えてあげますの」
「え、何ー?」
「実は…眠い時」
「うん。眠い時?」
「寝るといいですよ」
なんて言われた。
「う、うん。そうだね」
なんじゃそりゃー‼︎
ま、眠いなら寝たらいいんだ!
「あと、お腹空いたら食べればいいんです」
「うん。たしかに」
「そして、寒いなら上着を羽織ればいい」
「うん、そりゃそうだ」
「さらに、部屋が汚れたら掃除をすればいい
のです」
「そうだね。もちろんだ!」
「はいですの」
「じゃあさ、コレは?」
オレは穂乃果ちゃんに優しくキスをした。
「あっ…」
「キスしたい時はしてもいい?」
「…それはそれはもちろんですの。あの、な
らわたしもしたい時はしてもいいのでしょ
うか?」
‼︎そんな時があるのか⁉︎
「うん‼︎ぜんっぜん、ウェルカムだよ」
「わーいです」
喜んだかと思ったら穂乃果ちゃんがオレに
抱きついてきてまさかのキスを早速してく
れた。
うおーっ‼︎
最高っす。
まさか、寝たい時は寝るからキスしたい時
はするまでに展開するなんて思いもしなか
ったな。
なんて素敵な休憩時間なんでしょう。
キスしたりされたり。
よし‼︎
もっと頑張って勉強をわかりやすく教えて
あげれるようにしよっと。
そしてどんどんスキルを上げていい先生に
なるであろうことは、言うまでもない。
と、脳内小人たちはいいましたとさ。
続く。




