そりゃオレだって…
本日土曜日。
彼女なし。脳内小人あり。
暇人…
空は早速つぶやいっこの広場へとワープし
た。
つぶやいっこは、ゲーム感覚で入れる。
マイクオンにして話もできるみたいだけど、
オレは文字打ちの方でやる予定だ。
穂乃果ちゃんは、ノカノカというネームで
広場に足を運んでいるそうだ。
よく噴水のところでお話をしているってき
いた。
(穂乃果ちゃんの兄…修から)
あー‼︎
アレがノカノカちゃんじゃん⁉︎
つぶやいっこは、自分の好きなキャラ設定
ができる。
うわ〜、ノカノカちゃんかわいい〜。
オレが近づくとノカノカちゃんがてくてく
近づいてきて挨拶してくれた。
「これはこれははじめましてです」
「はじめまして。ピンクのアメちゃんポぇ〜
です。」
「おやおや、かわいいお名前。わたくしは、
ノカノカです!」
とお返事をくれた。
「本日は、お暇だからこちらに?」
…あー、詮索の冒険中なんて言えない。
「う、うん。そんなところ」
なんて返事を入れた。
すると、
「そうですの。わたしはお勉強の合間にリフ
レッシュしているのです」
なんて返事がきた。
「そうなんだ。エライね。頑張って」
と入れると
「はいさ‼︎あっ、思いがけない来客さんです
のでサイナラ‼︎」
ってきた。
そしてノカノカちゃんが退出した…。
まさか…
一之介くんじゃ…
えーっ⁉︎
一之介くんって超積極的なんじゃ…⁈
あー…、オレは画面越しで喜んでいるとい
うのに、一之介くんは…一之介くんは…
はぁー…
何やってんだよ。
オレー‼︎
そして何もしないまま半日が過ぎようとし
ていた。
しばらくしてまた噴水の所にインしてみた。
…ノカノカちゃんは、いない。
しかし掲示板に何かかいてある。
ノカノカちゃんだ。
先程来客があり慌てて階段を降りたら足を
挫きました。しかし‼︎来客さんとイチャれ
たからよかったー♡
とあった。
掲示板には、返事が残せる。
「わぁ、イチャれたなんていいなぁ」
とか、
「例のイケメンくんですね?ウキャ〜」
なんてことが書かれてあった。
…あー。
見なきゃよかったかもなー…。
知らなくてすんだ幸せってのもあるよな…
どんどんつらさ増し増しなんっすけどー‼︎
そんなつらさ増し増しの土曜日だった、
そして日曜日。
穂乃果ちゃんとお勉強。
「今日わたしのお洋服カマキリさんのお色な
んですよ」
「あー、そうね。いい色だね」
「はいっす。です」
薄いグリーンのパーカーをカマキリ色って
…
すごい発想力だ。
でもきれいなグリーン。
それからしばらく勉強して休憩しようかっ
て事になった。
穂乃果ちゃんは、椅子から立ちあがろうと
したんだけど…
「ウキャー、いったい‼︎」
足を挫いたことを忘れて立ち上がったよう
だ。
「おっと。大丈夫⁈」
オレは穂乃果ちゃんを受け止めた。
「あっ、またハグしてしまいました」
顔を赤らめる穂乃果ちゃん。
恥ずかしそうにしてるけど勘違いしちゃい
けない。
…穂乃果ちゃん一之介くんって人を好
きなんだよな…。
きっと。
で、一之介くんも穂乃果ちゃんを…。
オレは優しく穂乃果ちゃんをベッドに座ら
せてあげようとした。
するとまた穂乃果ちゃんが座る時痛い足の
方をついてしまったっぽい、、
「う、うわぁ」
倒れ込んだ拍子にオレも倒れ込んだ。
…思わず穂乃果ちゃんの上にのしかかって
しまった。
するとまさかの行動に出てきた穂乃果ちゃ
ん。
オレを抱きしめながら
「つっかまえたー、ガブリ‼︎」
なんて言うじゃん。
えっ…
だって一之介くんは⁉︎
「ほ、穂乃果ちゃん…だめだよ」
「あっ、思わずごめんなさいです」
思わずって…
そりゃ一之介くんがいなかったらオレだっ
て…
捕まったっていいながら抱きしめ返したか
ったよ。
イチャイチャしたかったけどさー…
「先生、今のはカマキリとてんとう虫です」
「えっ⁈」
「わたしは、カマキリ色の服だからカマキリ。
先生は転倒したから、てんとう虫です」
あぁ…
ジョーク…。
にしても刺激強すぎるよ‼︎
「ほ、穂乃果ちゃん…こういうジョークはさ、
好きな人にしかやらない方がいいよ」
「えっ…す、好きなオヒト…」
「うん。勘違いとかされちゃうから。ほら、
男って単純だったりするから」
「あー…了解っさ‼︎」
ヴーン…
大丈夫か⁈
穂乃果ちゃん。
一之介くん…彼氏になったら大変だろうな。
ってか、穂乃果ちゃん誰が好きとかじゃな
くてイチャイチャが好きなだけとか⁈
それならオレもまだ見込みあり⁇
なわけないか。
誕生日プレゼントだって渡したんだもんな。
イチャイチャしまくってるんだもんな…
二人が付き合うのも時間の問題だろう…。
オレなんか意識されてないからカマキリと
てんとう虫なんて遊ばれたに違いない…
あははは…。
続く。




