振り回されっぱなし
衝撃の事実‼︎
一之介くんは、イケメン‼︎
そして‼︎
もうすぐ誕生日。
さらに‼︎鼻筋が通っている‼︎
…そうですか。
あぁ、そうですか。
はははは…。
穂乃果ちゃん、好きな人いたんだなー…。
もう勝ち目ないっすかねー。
オレ…
毎回勉強を教えに行くと気になるプレゼン
ト…。
そしてとある火曜日。
プレゼントは、無くなっていた。
あぁ…
一之介くんお誕生日プレゼント穂乃果ちゃ
んからいただいたのですね。
…おめでとう。
一之介くん。
だれだかもわからないまま、心の中でそっ
とおめでとうをした。
一之介くん…
君は一体だれなんだ…。
やっぱり君も穂乃果ちゃんが好きなのかい
?
…うん。
応答なし。
そりゃそうだ。
勝手に脳内で知らない一之介くんに話しか
けているんだから。
逆に応答があったなら、それはそれで恐ろ
しいだろう…。
しかーし‼︎
オレはまだ穂乃果ちゃんを諦めたわけじゃ
ない‼︎
そもそも兄貴の修情報によれば二人は、ま
だ恋人じゃない‼︎
そう‼︎穂乃果ちゃんは、まだ王子様からの
お迎え保育待ちだ‼︎ということ。
つい先日も
早く王子様お迎え保育こないかなーと呟い
ていたそうな。
‼︎つぶやく⁉︎
…これは詮索できるかもしれない。
いや…こそくな真似か…
イヤイヤ‼︎
まず知ることは大事だ。
そう。
ご飯に汁物は、大事だ…。
ん?
違う。
何を考え出したんだ。
オレは。
グゥ〜。
あ、腹へったのか…
とりあえず腹ごしらえをしたらオレはこれ
より新たなる作戦という冒険に出かけるこ
とにした。
…しかし、その前に穂乃果ちゃんとの大事
なお勉強タイム。
「先生、お腹空きましたの?」
「えっ…あぁ、腹なったの聞こえちゃったよ
ね」
「はいです。では、わたし食べます?そんな
にお腹いっぱいにはなりませんが。あまあ
まだし」
えっ⁉︎
ちょっと待ってよ‼︎
わたし食べます?って聞こえましたが?
しかも、あまあま⁉︎
イチャイチャって事⁉︎
「あの、食べていいの?」
「はい!どうぞです」
マジ⁉︎
ほんと?
いいの⁉︎
「はい!どうぞです。」
…あ、コレっすか。
わたしじゃなくてわたがしっすかー‼︎
あぁ、なんか一気にテンション上がって下
がったよ。
ちょっと乗り物酔いした気分っす。
…はぁ。
そしてテンションが上がったり下がったり
の一日が過ぎようとしていた。
が‼︎
オレはのんびり寝ている場合じゃない‼︎
やるべきことがある‼︎
それは…
つぶやいっこと呼ばれるネット上のコミニ
ケーション広場に足を運ぶという大事な冒
険ミッションだ。
えと…まず穂乃果ちゃんがつぶやいっこを
やっているのか⁉︎という脳内小人からの質
問だが、もちろん‼︎リサーチ済みです‼︎
ということで小人さんからの次の質問。
あなたのネーム何になさるおつもりですか
?とのこと。
うーん。そうですねー。
考えながらポケットに手を突っ込んだ。
すると…
ピンクのパッケージのアメちゃんが。
あー、この前穂乃果ちゃんにもらったやつ。
とりあえずアメの袋をピリッと破いて口の
中にイン。
はぁ〜。甘いよ〜。癒しじゃ〜ん。
どこかのおばさんからもらうアメちゃんと
は、わけが違う。
穂乃果ちゃんからもらったアメちゃんだか
らこそのこの至福の味なのだ。
ポぇ〜。
脳内にもこのアメちゃんの癒しがほんわか
届いた。
小人たちも思わずポぇ〜っとなるのであり
ました。
って、名前‼︎そうネーム‼︎
あー、もうこれでいいじゃん。
ピンクのアメちゃんポぇ〜。
パチパチパチパチ
脳内の小人たちが拍手を送ってくれた。
よし。
満場一致‼︎
そして無事登録完了。
はぁ。これで一安心。と。
おやすみなさーい。
空はなぜか登録完了して安心しきっていた
のである。
しかし、この冒険に足を踏み入れた空は…
空は…
後悔するかも⁉︎でありました。
続く。




