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第48話 ベッドがあるゴミ捨て場

 ベッドがある地下室で地中を掘って造った感じだった。ゴミで部屋が崩れないようになっており、ゴミの家具やゴミで造った家具がある。


「子供の秘密基地のような地下室だ。だれか住んでんのか?」


 少年は部屋を見て、家具に触って調べた。


「私と子供達が住んでる」

「だれだ!?」


 突然、女性の声がしたので古貞達は驚いた。自分達しかいないが、クローゼットにしている壊れた自動販売機から声がしたので警戒している。

 自動販売機が開いて若い女性が出てきた。

 背中に届くほどの長い紫の髪で両目が前髪で隠れていた。

 黄色の斑紋がある黒い団員服の上着で前しかなく、ブラジャーをつけていないきれいな背中は髪で少し隠れていた。下は黒いティーバックで大きい尻にくいこんでおり、丸見えだった。

 爪先がない黒いブーツを履いており、裸足の爪先が出ていて裸足に近い。

 ミステリアスな美女でゴミ捨て場にいるので怪しい。


「何者だ?」


 敵かもしれないので古貞は威圧するように名前を聞く。


「私の名前は紋椣もんしで 子育こいく。このゴミ捨て場に住んでる者だ」


 彼女は自己紹介をした。


「子育さんはここに住んでんのか?」


 年上でも、よく分からない相手なのでタメ口で話した。


「物価が高くなってる時代。ゴミ捨て場なら、そんなの関係なく貧乏な私は生活できる」


 子育は朱鷺世の貧困女性で金がかからない生活をするためにゴミ捨て場に住んでいた。


「すげえ服装だな」

「節約と削減で洗うところが少ない」


 少年が服を見ると彼女は見せるようにポーズをとった。使えそうなゴミを利用した服は安くて布面積が少ないので汚れるところが少なくて、すぐ洗うことができる。


「この地下室も私と子供達で造った」


 両手を広げて部屋を自慢した。


「子供達って、あの幼虫どものことか?」

「そう。こんなふうに生みだした」


 子育がしゃがんで近くのゴミを集めて固めるとゴミ捨て場にいた不気味なモンシデムシの幼虫に変化した。


「この子達と生活してる」


 幼虫は子育に懐き、彼女は慈愛に満ちた笑みを浮かべて撫でた。


(生子みてえな女だけど、ちょっと違うな)


 子育は生子と同じで劣悪な環境で生活している。しかし生子は追放されて、ひどい生活をしていただけで子育は貧乏だから、この生活を選んだので違う。

 モンシデムシの幼虫は生物のように動くゴミなので生物ではないが、彼女は子供のように思っており、寂しさをごまかしていた。


「それでお前達はなに?」

「おれ達は上馬からきた岡井 古貞だ」

「ジャイアントン」

「灼熱コブラです」


 テンポよく自己紹介をして、子育を笑わせた。


「おれ達は仕事で朱鷺世にきたから、ここに泊めてくれねえか?」


 朱鷺世に味方がいないので出会った縁を利用して子育に頼る。


「もちろん。この部屋を好きに使っていいよ」


 子育は三人を歓迎した。古貞達はゴミ捨て場に泊まる感じだったが、彼女は勘違いし、ルームシェアのようになった。


「ありがとう、子育さん」

「ありがとう、子育」

「ありがとうございます、子育様」


 三人はテンポよく感謝し、幼虫とは違う人なので子育は喜んでいる。

 古貞達はゴミ捨て場にある子育の部屋に泊まった。









 子育の名前はモンシデムシと子育てです。

 「名門貴族の男の娘の残酷オスガキ無双」と「非正規団員の小事件集」と「ストイックな二人の殴り愛」も連載中です。

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