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第47話 ゴミ捨て場の子供達

 ◇


 ヴィジランスと鉄砲人魚が旅館に泊まり、古貞達はタダで泊まれる場所を見つけた。


「広いゴミ捨て場だ」


 アンダーモールのゴミが集まる広いゴミ捨て場で防壁に囲まれており、ゴミの山がたくさんある。


「ここなら泊まれるな」


 ゴミを捨てるためのゲートがあり、古貞達が近づくと開いた。三人が入るとゲートは閉まった。


「ゴミ捨て場とは思えねえな」


 少年は周りを見て、においを嗅いだ。優秀なゴミ処理システムであまり臭くなく、不潔ではないので人間が生活することができる。

 ゴミ処理システムのおかげでにおいが街に届くことはなく、飲食店のおいしそうな匂いがゴミ捨て場に漂っている。


「どこで休むか」


 どこで休んでも同じような場所だが古貞達は休める場所を探す。薄暗いところやゴミで暗いところが多く、人がいない感じだった。


「ん?」


 動く音がしたので少年はゴミの山にある大きな穴を見た。


「どうしました、古貞様?」

「なにかいる」


 古貞が穴を指さしたので灼熱コブラとジャイアントンも見た。暗い穴の中を見ていると子供の顔が見えた。


「なんでこんなところに子供がいるんだ?」


 古貞達は首を傾げた。


「おい! 出てこいよ!」


 こんなところにいるので訳アリの子供と思って声をかけた。

 子供の動きがおかしくて穴から出てきたのは背中に子供の頭がある子供と同じ大きさのモンシデムシの幼虫だった。

 不気味な幼虫が出てきたので三人は青い顔をして固まっている。幼虫は少年に近づき、子供の頭とともに見た。


「なんだ、こいつは!?」


 古貞は大声を出した。攻撃したかったが幼虫は見ているだけなので攻撃しない。幼虫が襲ってきたら三人で瞬殺できる。


「なっ!?」


 別の動く音がしたので見ると子供の両脚がある同じ幼虫が現れた。さらに子供の片腕が背中にあるモンシデムシの幼虫が出てきた。


「わあっ!!」


 子供の体の一部がある幼虫達が暗いところから出てきたので古貞は驚いた。

 幼虫は三人を襲わず、ゴミに集まって蠢いている。使えそうなゴミにかみつき、脚でつかみ、運ぼうとしている。


「ゴミを喰ってる、いや集めてる!」


 襲ってこない相手でも怖いので古貞達は逃げ、薄暗いゴミの物陰に隠れた。ここに幼虫はいないので安心した。


「あんなのがいるとは。ここに泊まるのは無理か」


 ゴミを集めるだけでなく瀕死の野良猫や野良犬を殺して食べており、瀕死になったら喰われそうなので少年は気分が悪くなった。


「古貞様。下に穴があります」


 冷静な灼熱コブラは地面にある大きな穴を見つけた。整備された穴で階段があり、自然のものではない。


「地下室みてえだ。ここにいるよりマシだからいってみよう」


 古貞達は穴の階段を下りた。ゴミで中が崩れないようになっており、ゴミ捨て場の地中を進んでいる。


「これは!?」


 かなり進み、広い場所に着き、古貞は驚いた。







 子供達は幼虫のことです。

 「名門貴族の男の娘の残酷オスガキ無双」と「非正規団員の小事件集」と「ストイックな二人の殴り愛」も連載中です。

 

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