↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
11/12

エピソード11「謎の少女の本当」


あれから、僕のスキルのトラップ落とし穴を使った作戦で

1階層のゴブリンを何匹も倒していた。


「リトルファイアボール!」


「ウガァ...」


「ふぅ...これで25体目かな...?」

何匹も倒していて、手間はかかるけど経験値の量は0階層とは少し違う、経験値の正確な量が見えないから

どのくらい増えているのか分からないけど


「今日はもうここまでにしようか、ノウナ」


「えっ...あっ、あの、スキルはまだ残ってますか...?」


「うーん...もうほぼないね、少しはスキル残しておかないと帰り道にでもゴブリンに会ったら、僕たちはゴブリンに殺されちゃうよ」


「そっ...そうですか...」


なんでそこまで残念そうなんだ...?

なにか急がなくちゃいけないことでもあるのか?


「またダンジョンには行けるから、焦らなくてもいいよ」


「...それじゃ...だめ...なんです...」


「えっ?今なんて...」


「それじゃだめなんです!」


「ッ!?」


「あっ!いや...その、大きな声出してごめんなさい...」


「ぼっ...僕こそ、ごめん...無神経だったよね...」

や、やっぱり変だ...最初のころはこんなに挙動不審じゃなかったし、大声で怒鳴るような人じゃないのに...

なにか理由があるのかな...


正直、人の事情には関わらないほうがいいんだろうけど、

ノウナのことをほっとけない、初めて出来た仲間だし、  最近はいつも不安そうな顔をしている、できることがあるならなにかしてやりたい


そんなことを考えていたら、僕たちは無言のまま

ダンジョンの出口まで着いていた


「モンスター、遭遇しなくて良かったね...」


「...はい」


えっ...めっちゃ気まず...ノウナには悪いことを言ったな...

まずは謝らないと...


「あ、あの、さっきは...」


「おっ、ようノウナ、金はまだ支払えねぇのか...?

こちとら、助けてくれって言うから助けてやってんだぞ?」


突然、ガタイのでかい男達が話しかけてきた


「な、なんで、ここに...!」


「ノ、ノウナ...?この人たちは...?」

多分、金がなんとかって言っているみたいだし、盗賊か

なんかのことだろう...盗賊ってこんな喋り方のやつしか 居ないのかよ...


「そこのやつは誰だ?

もしかして、また金づるの男でも見つけたのか笑」


また金づるの男...?


「ッ!そっ、そうよ!でももういいわ、金は絞り取ったし、この男には用はないわ!」


「えっ、ちょ、ノウナ!?」


「じゃ、じゃあね!F級スキル!」


そう言った彼女は悲しそうな顔をしていた。

また、あの日々に戻るのか、と...


「ノ、ノウナ...」

明らかにあの表情から、ノウナの言動が嘘にしか

聞こえなかった

日々の不思議な行動が全て繋がった気がする


ノウナは初めて出来た仲間だ。あの盗賊みたいなやつ、 絶対にノウナを"利用"してる。許せない。

ノウナがどんな事情かどうかは知らないけど、困っている人がいるなら、助けてあげたい、救ってあげたい

"勇者"がそうしたように!













ーー翌日ーー



「まずは、ノウナの情報を探さないと、ノウナの挙動不審な行動には絶対理由があるはず」

そこで、僕は情報を探しにギルドに向かった


「今は昼頃だし、人は多いはず...」

僕はフードをかぶったままギルドへと入っていった


「おいおい、聞いたか?あのインテリジェンスパワーが もう63階層まで到達したらしいぞ」


「まじかよ、あの 冷酷な魔術師 が所属してるとこか?」


インテリジェンスパワー...多分関係ないだろう...


「また32階層で止まったよ、あそこのモンスター強すぎるんだよ」


「まぁ死人がでなかっただけ良かったじゃないか」


...これもちがう...


「くそっ!まじであのサポーターゆるせねぇ!」


ッ!?

ノウナのことか...?


「落ち着けよ、あのノウナってやつ弱そうだし、いつか復讐できるって」


やっぱり...ノウナ...いろんなやつを騙しているのか...


「でもよぉ...あいつのバックが強すぎるんだよ!」


「それはそうだけど...」


バックが強すぎる...?

ノウナは何かの組織と手を組んでいるのか?

でも、あの盗賊と手を組んでいるにしては、

良いように使われすぎじゃないか?


「だけどよぉ...噂に聞いたが、あいつ病気持ちらしいぜ」


「あぁ、だからあいつずっと元気なかったのか」


「家族もいねぇから、一人で金を稼いでるっていう噂だぜ」


「だから俺らを騙したのかよ...くそ...」


ノウナが病気...?それはないと思う

体調の悪い人が何回も魔法を使える筈がない

だけど、お金を稼ぐのを急いでいたのは辻褄が合う

...うーん、ちゃんとした情報がないなぁ..

.

そろそろ僕も生活費がなくなる、早く効率のいい稼ぎを見つけないと、路頭に迷うことになる


「まずいな...」



仲間を取るか、自分を優先するか、究極の二択が迫られてしまった。この先、どうすればいいんだ!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。