表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

第3話 "村人R" は 逃げ出した

レオンは不思議に思う。

「痛くない…?」

本当なら今頃、矢が脳天を貫いていて生きているはずはない。目の前は天国だろうか?


レオンは恐る恐る目を開ける。

体から飛び出た真っ赤な肉片が矢を掴んで止めていた。


「なんだよ、これ」

レオンが状況を理解する間もなく、大量の攻撃がレオンの家を襲う。


肉片は前方に大きく広がり、攻撃を全て受け止めながら、それを跳ね返したりしている。


「逃げなきゃ…」

レオンは残りの貯金とほんの少しの食糧を持って、家の窓から飛び出した。


「逃げたぞ追え!」

そんな声が遠くから聞こえる。


(ちくしょうなんだって俺がこんな目にあうんだよ…)


疾風怒濤ウィンド・ダッシュ

レオンは振り返らず、森の中へと姿を消した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はぁ、はぁ」

どれくらいの時間が経ったのだろう…どれほどの距離を走ったのだろう。レオンは息を切らしながら、岩にもたれかかる。


⦅なかなかやるじゃねーか坊主⦆

そんな声と共に、体から肉片が生えてくる。見た目は昔絵本で見た、人喰いの化け物ような大きな口に腐った肉みたいなおどろおどろしい色をしている。


「お前…なんなんだよ…」

レオンは息を切らしながら問う。


「俺様は『腐食』のフレッシュ、俗に言う呪縛者ってやつだな。気軽にリ《《フレッシュ》》してくれや」


「お前が呪縛者?じゃあ俺を追ってる奴らは…」


「『円卓』って呼ばれてる奴らだな、聞いたことくらいあんだろ」

呪縛者達を裁く集団、『円卓』

彼らに狙われて逃げ切れる呪縛者は一握りしかいないという。


「終わった俺の人生…」

一度捕まったら最後、二度と自由にはならないだろう。冒険者になるなんて夢のまた夢だ。


「まぁ、そんな凹むなって」


「お前には分かんないだろうな!」

レオンは叫んだ。


「そもそもなんで俺の体の中にいる!」


「俺様の『腐食』は厄介でね、ほっとくとドンドン体が溶けちまう、だからこんな風に他人の身体の中にいねぇといけねぇんだわ」


「じゃあ俺以外の誰かのところに行けばいいじゃないか!」


「いや、それは無理だな。俺様は一度誰かの身体に入るとその身体が死ぬまで出れない。」


「そんな…」

レオンは真っ青になる。


「そんな落ち込むなって坊主、世界はこんなにも広いんだからよ」

フレッシュが肉片をレオンの手元に伸ばす。


「うるさい!」

レオンはフレッシュの肉片を弾く。


「俺はもう冒険者じゆうにはなれないんだよ!冒険者になって、強いモンスターと戦ったり、困っている人助けたり、美味い飯腹一杯食べたりとかもう出来ないんだよ!」


「なんだよ坊主、冒険者になりたいのか?物好きだなぁ」


「黙れよドロ肉!」


「ひどい言われようだなwまぁ事実だから仕方ねぇけど…………!」

フレッシュはレオンに話を持ちかける。


「おい、坊主!お前の夢叶えてやるよ」


「…え?」


「ただし、条件がある。俺の『呪縛ふしょく』を解くのを手伝え。」


「おい、そんな勝手に話を…」


「さらに!俺様の『呪縛』をとけば、お前は俺とおさらば出来る!」


…!

レオンの顔色が変わる


「どうだ?お前にも損はない話だろ?」


「何をすればいいんだ?」

レオンの顔は真剣だった。


フレッシュの大きな口がニヤリとする。

「どうにかして、聖女に会って、解呪してもらう。」


「どうにかってどうすんだよ」


「何言ってんだそのための冒険者だろうが」

フレッシュが笑いながら言う。


「有名になりぁ、聖女側あっちから会いにきてくれんだろ」


「そんなものか?」


「そんなもんだろ」


「まっ、これからよろしくな坊主」

フレッシュが再び肉片をレオンの手元に伸ばす。


レオンは今度はその手?を跳ね除けなかった。

「よろしくなクソ肉」


    

    フレッシュ が 仲間? になった



「「そもそもここどこだ?」」

フレッシュとレオンの冒険が始まる…か?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ