第22話 決闘1
カレンのお陰で決闘をする羽目になった俺はギルド長と受付嬢の二人に連れられギルド長の部屋に来ていた。
「それで? どうしてこうなったのだ? 俺はヴァルの森でキング級がでて、そしてそれを討伐した者がいると聞いて降りてきたんだが…本当にどうしてこうなった?」
「決闘する事になったわ!」
俺はカレンの方を見ながらギョッとした。
そらそうだろ? 決闘やる事になったのはカレンの所為だし、そもそも何故カレンがそんなに自慢気に言う?
俺としてはやりたくないんだが。
「まぁ、そんなところです」
「そ、そうか…ならまずは決闘だな。それが終わった後に森での事を報告してもらうとしよう」
「はい、助かります」
とは言うものの、キング級が出た時点で一大事なはずだが、後でいいのかな?
まぁ、いいと言ってるしいいか。
「それで決闘する相手は誰だったか?」
「白騎士レオンですギルド長」
「そうか…気の毒に…レオンは物凄い女好きで有名で可愛い女の子を見つけるとすぐに声をかけ自分の物にしてします男だ。声を掛けた女の子に彼氏や旦那がいたとしても御構い無しだ。そして何より強い。このギルドでもトップクラスに入る程にな。だがそれだけであればこちらでも対処ができるのだが、レオンは貴族の出でな…こちらも迂闊な事が出来ない状況なのだ…」
なるほど…強い上に貴族だから罰したくても出来ないわけか…さぞかし位の高い貴族様なんだろうな。
そしてカレンは多分何もわかってない…
「それで…決闘に負けろとか言いませんよね?」
「あぁ、それは問題ない。こちらで公正な場を設けるから向こう(貴族)には何も言わせない…とは言っても何かしら言ってくるとは思うけどな」
「めんどくさいですね…」
「ま、まぁなんだ。俺達ギルドも出来るだけお前達の力になるから気楽にやってくれ」
おっと、心の声が漏れていたようだ。
まぁ、負けてやるつもりもないし。カレンは俺の大事な仲間だならな。
(ふふ、カッコイイではないか我が主人様よ?)
茶化すなよ…恥ずかしいから…
「では、私はレオンさんに決闘の日時を聞いてきますけど悠真さんは希望ありますか?」
「俺はいつでも大丈夫ですよ」
「わかりました。では、聞いてきますね」
受付嬢はそう言うと部屋を出て行った。
ギルド長も他に仕事があると言って出て行った。
………
……
…
数分程待っていると受付嬢が帰ってきて決闘は何故か一時間後に決まり、俺達は一度宿に戻る事にした。
宿に戻り、カレンにさっきのギルド長の話を理解していたのか聞いてみると…
「え? あの男の人は私と悠真と一緒にご飯が食べたかったんでしょ?」
なんて言っていた…
これにシアはずっと笑っていた。
いや、笑ってないで説明しろよ! なんて思ったのは仕方ないだろう。
俺は若干気不味い気持ちを抑えながら。
カレンに説明すると…
「あ、あ、あの人私と子作りしたかったの!? 嫌よ! 私は悠真と…な、何でもない! こ、このバカッ!」
ん? 子作り? いやまぁ、間違ってはいないんだが…
てか、さりげなく俺をディスるなよ…
そしてシアは笑いすぎだ!!
(あはははは…いやぁ、すまんのぅ。カレン嬢の斜め上いった反応が面白くてのぅ…くく、ははは)
悪いけどカレンに説明してくれるかな?
俺は頭を抱えながらそう言うのだった。
ん? カレンがどういう反応したかって?
それは…
(男女の営みはな? 子作りをする時以外にも娯楽としてやる者が多いのじゃよ)
「な、何よそれ…遊びでそういうことするってこと? …ハ、ハレンチじゃない!」
ハレンチって…どっかのトラブってる人みたいじゃないか…
たわいもない会話を続けていると受付嬢が帰ってきた。
「悠真さーん! 決闘の日時が決まりましたー! 決闘は明日の15時からだそうです! 場所はギルドの訓練場です!」
………って、明日かい!
そこは今すぐやろう! みたいな感じじゃないの!?
はぁ…普通に決闘できればいいんだけど…
「はぁ、わかりました。明日の15時にギルドの訓練場ですね。では、また来ます」
「はい! お待ちしております!」
悠真は嫌な予感を感じつつ宿に戻るのであった。
一々長引かせて申し訳ない…
今週中にまた投稿しますので是非見てください!
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