8話 魔獣退治
私はカノンを背負いながら逃げ続けた。
「ギャオォォォォォォォォォ」
「ちっ、来るのが少し早いなぁ」
(2000年のブランクはバカにならないね)
魔獣が追ってくることよりも私の身体能力が落ちているのが気になる。
カノンを背負っているとは言え
「うっうーん….ってあれ?ここどこ?」
「カノン起きたんだね。説明してる暇は無いから周りを見て状況を把握して」
「ギャオォォォォォォォォ」
「いやぁぁぁ!化け物が追ってきてるよエナちゃん」
カノンは状況を理解したのか叫んだ
魔獣は木々を薙ぎ倒しながら私たちを追っている。このままじゃ追いつかれるのも時間の問題か
「ねぇカノン今撃てる範囲でいいから大砲撃って」
「えぇ!む、む、むむむ無理だよ今は本当に無理なの!」
「取り敢えずでいいから」
「わ、分かったよ撃てばいいんですよね?」
「うん!頑張って私の主砲ちゃん」
カノンはふぅと深呼吸してから魔法の発射態勢に入った
「装填完了!1mm砲発射!」
ボン
カノンの合図と共に魔力の砲弾は発射され魔獣に当たった。しかし
「ギャオォォォォォォォォォォ」
「やっぱり全然効かないよぉぉ」
「そりゃそうでしょ1mmの砲弾じゃあれには効かないでしょ!」
カノンからは聴いていたけど大砲と呼ぶにはあまりにもショボすぎた。
これじゃあ魔獣は倒せないカノンは魔法が弱すぎる、仮にミズキに追いついたとして森じゃあミズキは戦えないどうすれば….
やっぱり私がさっさと片付けるべきなのかな?
でも今の時代に干渉しすぎるのも….そう考えていると逃避行の先に人影が見えた。
「ミズキ!」
「エナ⁈もう追いついたのね、ってまだあいつ追ってきてるわけ?」
「今の私達じゃ一筋縄じゃ行かないよ」
実際はそんな事はないんだけど私が全力を出せばこの森を消しかねない。そんな事はやってはいけないし正体がバレるわけには….
「ねぇミズキ、私と一緒にこいつの足止めするのを手伝ってくれない?」
「それ本気で言ってるわけ?」
「うん」
そう言って私はミズキに向かって頷いた
「ギャオォォォォォォォォォォォォ」
ドン!! ドン!! ドン!!
「うわぁっ⁈分かったわよ手伝ってやるわよ。カノンはどうするの?」
「カノン!今降ろすから魔法の準備をしてて、私達が足止めしておくから」
「えぇ⁈そ、そんなの無理だよ」
「無理じゃ無いよさっきよりも大きいのをお願い。それなら魔獣を倒せる」
私は魔獣の攻撃を避けながらカノンにそう伝えた。
カノンは苦悶の表情を見せた後何か決心がついたのか先程とは別人の様な表情を見せた
「任せて….」
本格的に戦闘に入ってきました。戦闘描写の魅せ方がまだ甘いですが面白いと思って頂ければこれからも見てください。




