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9話 発射

「カノン!倒すのは任せたよ。さあミズキ!私達でできるだけ足止めするよ」

「分かってるわよ!やればいいんでしょう」


 エナとミズキは魔獣の足止めの為に即座に動き始める魔獣は大きな爪を使い2人を殺そうと攻撃の手を強めた


   ガキッガキッガキッガキッ!


「うわぁ!っぐぅ」   ドン!!

「ミズキ!」

 

 ミズキは魔獣の攻撃を何とか避けるものの巨体から繰り出される攻撃の起こす風で飛ばされ木に体を打ち付けられてしまった。

 

「うぅ….」

「ギャオォォォォォォォ」

(クソっミズキが危ない)


 魔獣は身動きが取れなくなったミズキに向かって襲いかかった。


       スカッ


 「ギャオ?」

「危なかったねミズキ」

「へっ?なんで」


 ミズキは何故かエナの手元に居た。


「そんな事今はどうでもいいからあいつに集中して」

「そんな事って….分かったわあと、ありがとう」

「どういたしまして….」


 私はミズキからの感謝に答えた。

 取り敢えずこの魔獣をどう一箇所に止めるかエナは考えていた。


「体が痛いでしょ今治すから『ヒール』」

「っ?体が軽く….ありがとう、エナ」


 エナはミズキの体を回復魔法で直し作戦を伝えた。


「分かったわそれで行くのね?」

「うん!」

「ギャオォォォォォォォォ」


 ミズキは魔獣の注意をを引く為に動いた。


「ほらこっちを向きなさい」

「ギャオォォォォォォォォォォォォ」


 魔獣はミズキに気を取られた。エナはある魔法を設置した。


「ミズキ!こっちに魔獣を誘き寄せて」

「分かったわ」


 ミズキはエナのある場所まで魔獣の攻撃を避けながら走った。


 「ナイスミズキ!さぁ魔獣私たちの罠にハマったね」


 魔獣がミズキに追いつこうと走っていると。急に魔獣が痺れて動けなくなった。


「グガァァァ」

「よーしサンダートラップがうまく決まった。そろそろ終わりにしようかな?….グラビティ」


 エナがそう唱えると魔獣の体は一瞬にして地面に体が突っ伏し身動きが取れなくなった。


「カノン!準備オッケーだから決めちゃって」

「ありがとうエナちゃんよし、装填完了20口径50mm砲『フランキ砲』発射!!」


         ボン!!

 カノンの発射の合図と共に轟音が響き重力で身動きの取れない魔獣に放たれた。


         ズドン!!


 カノンが放った魔力の砲弾は魔獣に命中し魔獣は叫ぶ暇もなく絶命した。


(いいなぁ、やっぱりカノンの魔法はすごいねこの魔法がこの先どんな風に進化していくのかな?楽しみだなぁ)


 エナはニヤニヤしながら興奮していた。


「エナ?どうしたの?そんなニヤニヤして」


 ミズキはエナに対し不気味な物を見るかの様な目で見た。


「ごめんごめん、なんでも無いよただちょっと考え事してて」

「そう….それならいいのだけれど….」

「そんなことよりもカノンの様子を見に行こう!」


 そう言ってエナはカノンの元へ向かった。

 

(カノンは魔力を爆発させるって言ってたから反動大丈夫かな?あっいたいた)


「おーい大丈夫?カノン」

「は、はい大丈夫です。何とか….」


 カノンの口ぶりからして反動はあまり無いらしい。よかった何ともなさそうだ。

 

「大丈夫?カノン」

「大丈夫ですよミズキちゃん」


 ミズキはカノンの事をかなり心配しているらしい。やっぱり仲良いなぁこの2人


「2人共、私はやりたい事があるから先に行ってて」

「何がしたいのかわからないけど、じゃあ先に行ってるからエナもすぐに森を出なさいよね!」


 エナは分かってるよと一言言ってミズキとカノンと別れた。


 2人が見えなくなったあとエナは魔獣の屍を調べた。なんでこいつがこの森にいるんだろう?生息域を超えてやってきたのか?それとも人為的にここに連れてこられたかでも、なんでそんな事を?後者だった場合誰かが糸を引いてることになるけど。

 

(そんな事を考えてもしょうがないか….)


 エナはそう思いこの森を出る為に歩き始めた。

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