6話 森で話し合い
私たち3人は色んな動物を探しに森の奥を目指し歩いていた。
「奥に行けば本当にまだ見てない生き物が住んでるわけ?」
「ミズキちゃん、奥の方が木々が多い気がするから何か生き物さん達の住処かもしれないよ?」
「そう言うものかしら」
ミズキはカノンの言う事を疑いながらも飲み込んだらしい。
私も奥に行けば何かいそう!という変な自信から行動している。
「でも上を見れば鳥達はいっぱいいるよ」
私は歩きながら上に指を刺して言った。
「それもそうね」
ミズキは納得し先程よりも顔が明るくなった。私はミズキのモヤモヤが晴れてよかったと思った。
そこで私はある質問をした。
「2人の固有魔法についてもうちょっと知りたいんだよね〜」
私はイタズラっぽい笑顔で2人に向けて言った。
「わ、私達は前に言ったと思うんですけど」
「いや能力自体は分かったから詳しいこととかデメリットとか知りたいなって思って。ほらこの前ミズキは体力と魔力を消費するって言ってたよね?どれくらい消費するの?
私のその質問にミズキは
「出力を高くすると魔力が尽きて体が太陽の炎に耐えきれなくなるわ、だから私は今鍛えてるの!」
私はやっぱりと思った。それと同時に扱えたらどんな魔法使いになるんだろうと考えると少しワクワクした。
「じゃあもっと鍛えるのを頑張らないとね、それでカノンはどうなの?」
するとカノンは浮かない顔をして口を開いた。
「使えないの….」
「えっ?」
驚愕の言葉に私は思わず言葉が出てしまった。
「使えないの….固有魔法の出力に私の体が持たないの….砲弾を撃とうにも私の中で魔力を混ぜて玉を作って私の体の中の魔力を爆発させて撃つの、でもそれに体が持たないの…..っ….」
カノンは少し涙ぐみながら言った。
「だから貴方は自信がなかったのね」
ミズキが心配そうな声色で言った
「どのくらいなら撃てるの?」
「手のひらサイズの大砲レベルなら反動もなく撃てるくらい」
「じゃあこれから少しずつ体を鍛えていかない?」
「うっ….うん….ありがとう….エナちゃん私頑張る」
「なんかしんみりしちゃったね。この話はここまでにするよ」
「話をしてる間にだいぶ進んだわね」
「そうだね、あっミズキちゃんあれ見て鹿の群れだよ」
「カノン泣き止んだのね」
「うっ、うん」
そんな事を言っていたら鹿達はそそくさと逃げて行った。
エナはこの時少し違和感を覚えていたここに来るまでに生き物がいなさすぎないかと。
(何か嫌な予感がする。杞憂に終わればいいけど)
私は一抹の不安を感じながら一歩一歩森の中を進んでいった。




