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44話 GO HOME

「エナ……分からない」

「は?」


 あれは今日の昼まで遡る…..


「ねぇエナ、お願いしたいことがあるのだけど」

「何?ミズキ」


 ミズキが私に頼み事なんて珍しいな。何かあったのかな?


「ほ、ほらもう少しでテストがあるじゃない?テスト勉強に付き合って欲しいの」


 ミズキは私にお願いっ!と言った感じの顔で頼んできた


「良いけど….何時するの?」

「今日の放課後に私の家でするわ」

「じゃあそれで」

「やった!エナ、私ができるって所見てなさい」


 大丈夫かな…..

 まあ今回の範囲はそこまで難しくないしミズキでもできるでしょ。流石に….


───────


「さあエナ!私の家まで行くわよ!」

「はいはい….と言うかカノンは来ないんだね」

「エナと2人でやりたいなって」


 なるほどね。まあマンツーマンの方が集中できるしそれが一番かな


「それで?ミズキの家はどこなの?」

「この街にあるわ。まあ案内するからついてきて」


 そう言ってミズキは歩き始め私はその後を追って歩き始めた


「ねぇミズキ、この街は何で城壁なんてあるの?」

「えーと、確か戦争中にできたはずよ。というかエナは知らなかったわけ?」

「うん、あまりそう言うのは興味ないし」

「意外ね…」


 だとしたら私にどんな印象持ってんのさ。でもそうか戦争ねぇ….でも最後に戦争があったの700年位前でしょ?この城壁もはや飾りだね


「ナ….エナ!」

「はっ!」

「何ボーッとしてるのよ!ほら着いたわよ」

「えっ?もう?」

「ほら!入るわよ」

「う、うん…」


 ミズキはドアノブに手をかけ扉を開いた。

       ガチャ


 私達が玄関に入った瞬間向こうから誰かの足音が聞こえてきた。


「ミズキお帰り!」

「もう!お母さん急に抱きついてこないでよ」

「良いじゃない!愛娘が帰ってきたのよ。と?ねぇミズキこの子は?」

「えっと、この前言ってた友達」

「あの、初めましてエナです」


 私はミズキのお母さんにペコリとお辞儀をした。


「へぇ君が!?ミズキがお世話になってるみたいね。少し無愛想な所もあるけどこれからも一緒に居てあげてね」

「こ、こちらこそよらしく….お願いします」

「そんなに畏まらなくても良いわよ、しっかし小さくて可愛いわね〜ミズキもこの位小さい頃は今より可愛げがあってね」

「お母さん!ちょっとそこまでにして」

「はーい、分かったわ。じゃあお二人で楽しんで」


 そう言ってミズキのお母さんは向こうの部屋まで歩いて行った


(はぁすごいグイグイ来る人だったなおかげでめっちゃ疲れた)


「ごめんね….エナ….」

「いや…大丈夫だよ」

「私の部屋に行きましょうか」

「そうだね…」


 ミズキは私を部屋まで案内してくれた


「さあ入って」


    ガチャ


「へぇー結構普通だね」

「うっさいわね!」

「よし!ミズキ、それじゃあテスト勉強しようか」

「ちょっと無視しないでよ!はあ….でもテスト勉強でエナを見返してやるんだから….」




「エナ……分からない」

「は?」


 そして今に至る….


「何で?何回も復唱したり読み返したりしたじゃん!」

「私….記憶力はそこまでなくて」


 私は舐めていた….ミズキがこれ程までに勉強ができない事に

 やばいなこれ….どうしよう。はあ…気を引き締めて教えるか

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