41話 謁見
「おーい、久しぶりー私が来なくて寂しかったでしょ?」
あれ?誰もいない、今日はみんな忙しいのかな
なんだかんだみんな神って言う肩書きではあるし….
「なんの用じゃ?」
「あっ!久しぶりって感じじゃないけどまた会ったねゼウス」
「しかしここに来るのは久々だのいつぶりじゃ」
「2000年と何十年くらいじゃないかな、ポセイドンをここに呼べない?」
「あやつは何処に行ったか分からんからのう、呼べないじゃろうな」
相変わらず自由な神様だ。いないなら仕方ないか…
「せっかくポパノン持ってきたのに」
「なんじゃと!」
「あれ?いたの?ポセイドン」
「蜂蜜の甘い匂いに釣られてきたんじゃ」
「そうなんだ、はい!この前私の代わりに戦ってくれたからお返しに」
「ありがとうのう、ワシはエナと久しぶりに会えて嬉しいぞ。ワシはこれで行かせてもらうぞ。楽しみじゃ〜」
ポセイドンは目を輝かせ凄い速度で何処かに行ってしまった。
するとゼウスが何か物欲しそうな目で私を見てきた。
「言っておくけどゼウスには何もないからね」
「何故じゃ」
「あの時はお互い様、君のせいで結構めんどくさい事になったんだから….あと、今日は少し話に来ただけ、久しぶりにゆっくりこうして喋れるんだから」
「そうじゃな、それではお主に一つ聞きたいことがある」
「何?」
「何故封印されていた」
ゼウスの質問は私も気になっていることではあった
「さあ?なんでだろうね、でも2000年もの間封印出来るってことは相当だと思うけど….」
「しかしお主が封印されるとは思えんのじゃ」
「寝てる間にしたんじゃない?」
そう言うとゼウスはなるほどと言った感じの顔を見せた
「そんな感じだろうけど…..ねえゼウス聞きたいことがあるんだけど、魔法大戦が最後に起こったのって何年前?」
「ワシも人間の事を常に見ているわけでは無いがおよそ700年前じゃったはず」
(へぇ、そりゃあ魔法使いは弱くなっていくのも当然か)
「ゼウスは今の魔法使い達の実力をどう見る?」
「昔よりは弱くなっとる」
「やっぱりね…もう少し頑張って欲しいんだけど」
「お主からすればどれも同じじゃろ」
そうなんだけどその中でも才能の原石は欲しいんだよね。今の所はミズキとカノン…特にミズキは
でも今のミズキは極端すぎてまだカノンの方が強いかな。
「さすがにゼウスは弱くなってないでしょ」
「神は不変じゃからな弱くなることは無い」
「へぇ、あっそうだゼウス、私魔法使いとして異名が付いてたんだよね」
「ほぅ、人前で実力を見せないお主が….さぞ壮大な異名がついてあるのだろう」
「史上最悪の魔法使いって呼ばれてるらしい」
「ほ、ほぅ….なるほどのう….凄い異名じゃな」
と言うか私の異名こいつ知らなかったんだ。人間の事を見ていたのに知らないのか
「だから私は本名がバレるわけにはいかない。なんでこんな不名誉な異名が付くかなぁ」
「嘆いても仕方ないじゃろう、しかしお主にが力を隠そうとするのはかなり大変かも知れぬぞ」
「まあなる様になれとしか….ありがとう私の話を聞いてくれて」
「いいんじゃよ、ワシもお主と久しぶりに話せて楽しかったしの」
そろそろ帰ろうかな
「じゃあ私はこれで帰るからじゃあね。また20年後くらいに」
「もっと早く会いに来てもいんじゃぞ」
その言葉を背に私は手を振りながら私は扉を開け出て行った




