40話 天の世界
エナはテレポートである場所に来ていた
「随分と久しぶりだな、しかし此処も変わんないね、見渡す限り雲ばっかり…まぁさっさとやる事やって帰ろう」
あれ?でもなんで爺さん達の場所に直接テレポートできなかったんだろう
まぁいいや、取り敢えず扉まで行って会いに行くか
エナはその扉がある場所まで全速力で飛んでいった
(久しぶりで曖昧だけど確か此処らへんに….)
あっ!あった
エナはだだっ広い天の世界の中から一つの扉を見つけた
「あとは昔此処で貰った鍵で….ん?もしかして….無くした!?えっ?何処に行った?」
いや、落ち着け私には何でも作れる錬成魔法があるじゃないか。慌てる事は….作れない….何で!?もしかして神の所有物は作れない?
こうなったら周りにいる天使に聞くか
「ねぇそこの天使さん、この扉の鍵持ってない?」
「ん?僕が持ってるわけ無いだろって….何で人間が此処にいるんだ!?」
はぁやっぱりこんな下級程度の天使が持ってるわけないよな
「おい!無視するなよ!」
「君にはもう用はないから」
天使は私に向かって何だこいつぅといった目で私の事を見てきた
「と言うか此処はご主人である神々がおられる場所に行ける扉!お前の様な人間如きが入れる場所じゃないんだ!」
「うるさいな、邪魔だからどっか行ってて《ワープ》」
「えっ?ちょっと待っ」
ふぅこれで静かになったな、でもどうしようかな….
あっ!それなら神に造らせれば良くない?
彼に頼むか…
「神降ろし《鍛治の神》」
シュゥ….
「まさかエナが俺の事を降ろすなんてな。で?何の依頼だ?」
(この扉の鍵を作って欲しい)
「お前この鍵無くしたのかよ….親父に渡されてたろ。まぁいいぜ作ってやる」
ヘパイストスは徐に道具と鍛治台を出現させ作成を開始した
十分後───
「ほらできたぞ」
(ありがとう!ヘパイストス、やっぱり持つべき物は友だね)
「お前が言うか?そう言う事」
(今は人間の友達います!ヘパイストスだって両親との仲はどうなんですかー)
「ちょっ!お前それは聞くな!」
(私の体で暴れないでよ!)
「分かったよ、俺は帰るからな」
シュゥ…
「どうして神って言うのは誰もあんな感じなんだか…」
あんなのを信じ崇める人間達の事は理解出来ないな
まぁそんな事はどうでもいいから会いに行くかな神々の元に
(久しぶりだ、2000年と….どれくらいだろう)
私は手に持っている鍵を扉の鍵穴に向けて入れた。
ガチャ
扉を開けた瞬間中から神々しいまでの光を放った。
(さて、入るとしようかな神々が存在する間に)




