39話 2人の元に
エナは全員が眠った学校を1人歩いていた。
「誰もいないなぁ皆んなまだ起きてないのかな?」
学校にテレポートさせてはいるけど皆んなちゃんと無事に送られたかな?
やっぱりあの先輩は面倒な事しかしないんだから、学校の皆んなを眠らせるとか何やってんだか、それにしても今日は色々あったなぁ、面倒な事が起きすぎたしこれが疲れるって事なのかな….
「静かだなーいつもは廊下なんて歩いてたらどんな所からも声が飛んでくるっていうのに」
やっぱり1人は寂しいよ…昔の私はよくこんな感覚を耐えれたね 「あ………………………..よ」
っ!またこの声、でも今回は全く聞き取れなかった。何だろうこの声….呪いか何かなのかな?それか封印された時に監視のようなものを仕込まれたか….
(いや、考えすぎも良くないな。何か聞き取れる事を話してくれるのを待つしかないかな)
そんな事を考えている内にエナは教室に着いていた
「あっ!いたいた」
私は机に突っ伏して目を閉じていたミズキとカノンの元に行った
「うん!魔法で回復させてたから特に傷とかは無いね、あとは起きるのを待つかな」
「う、う〜ん…」
「あっ!ミズキ、起きたんだね。意外と早かったな」
「エナ?ここって….教室!?なんで」
ミズキは起きたあと周りをキョロキョロ見渡し自分がいる場所に驚いてるようだ
「大会終わったから帰ってきたんだよ」
「えっ!そうなの?エナは勝てたの」
「あー優勝したのは三年生だから。ごめんね約束を果たせなくて」
「そう….なのね….悪いのは私の方よ何も貢献出来なかったから….」
ミズキはすぐに負けてしまった事に責任を感じてるみたいだ
「いや別に、流石に三年生相手だから善戦できれば御の字だと思ってたから」
「あんたって奴は….謝って損したわ!」
「う〜ん….なんの音?」
「おはようカノン、ごめんねミズキが急に大きな声出しちゃったから眠りの妨げになっちゃったね」
「半分くらいはエナもでしょ!」
でも他の子達は起きないんだ….先輩の魔法だから睡眠時間というより魔法の効果って事なのかな….まあいいや
「ごめん考え事してて聞こえなかったからもう一回言って」
「もういいわ….」
「そうなの。あっ!カノン体に異常とか無い?」
「う、うん何も無いよ、それで大会は?」
「私達の負け、ごめんね勝てなくて」
私は場の空気を重くはしたくなかった為少し軽く答えた
「まあ一年生でここまで行けたなら大健闘だし今は自分の事を褒めてあげるほうがいいと思う」
「でも私はまだ….」
ミズキは今の自分に納得がいっていないみたい
「まぁ今はそこまで気負いしすぎないほうがいいよミズキ」
「そう言うものなのかな」
「焦りは禁物だからねでも、ミズキなら強くなれるよ」
「お世辞だとしてもその言葉は受け取っておくわ」
「嬉しいくせに素直じゃ無いなぁ」
私はミズキを揶揄うように言った
「うるさいわね….でもありがとう」
「私もエナちゃんとこの大会に出れて良かったと思ってるの、私達はエナちゃんの勇姿は見てあげられなかったけどお疲れ様」
「ありがとう」
数日後
あの後先輩の魔法の効果がきれ眠っていた人達が徐々に起きた。
先輩は先生達に結果だけを知らせてくれたらしい
この大会は終われば表彰など色々あるらしいがセラ先輩は執り行わないよう要望してくれた。
いやーやっぱり権力ってのはすごいね。まぁ先輩にはちゃんと感謝しないと
エナは大会で魔法や戦闘の一部を見られた為何かと周りの注目を集めてしまう為、人目を避ける為に屋上に来ていた
「すーはー、うん!いいね1人静かにここから街を眺めるのも」
「エナ!こんなところにいたんだ〜」
私が景色を満喫していると後ろから聞き馴染みのある声が聞こえてきた
「なんのようですか?先輩」
「いや〜特に」
相変わらずこの先輩は….私は苦手なんだよなぁ
「今回の件はありがとうございます。色々大変だったと思うんですけど」
「どういたしまして、私も知られたく無いことではあったし」
「それだけですか?」
「まぁ私はエナに会いにきただけだから」
「それなら私はこれから行きたいところがあるのでこれで」
「どこ?」
「それは言えません。秘密です」
ヒュン!
「行っちゃった…..」
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