37話 決着の末に
「ほら熾天使、賛美は?祈りは?お前達はいつも我々の事を称賛き崇めていただろう」
「あなたの事を神とは言わない!あなたは神の力を奪った大罪人!」
相変わらず耳が聞こえない
「結構酷い事を言ってるんだろうね…..うっ!」
エナは突然口から大量の血を吐いた。
「はぁ….はぁ…..やっぱり….私は器….じゃ無いか。そんな都合よくはいかないな….はい….ゼウスこの力は….返すよ」
シュゥ…..
「まさかこのようなことを企んでいるとはのう、じゃが今までの事もあるから今回は特別に許してやろう」
「ありがとう….でもこんなにもすぐに….反動が来るなんて」
(でもある程度私の体が回復してきたね)
「では、ワシは今度こそ帰らせてもらうぞ」
「はいはい、無理させてごめんね」
今度こそゼウスは天界に帰っていった。
「さあ!先輩、私たちの戦いの続きをやりましょう」
先輩は私の言葉に対して臨むところと言った表情で私を睨みつけてきた
戦いが楽しくて結構長続きしちゃったな…でも、この戦いもう誰も見てないよね?私達の中だけで勝敗を決めるってことになるのかな
(もう先輩の魔法もかなり見たしさっさと決めるか)
「君が我が主とどんな関係かはわからないけど、勝つのは私!天使の光星」
先輩は上空にいる私に向かって魔法を放ってきた
あの時の大技か….相手にとって不足なし!
「先輩には小さくも大きい力を見せてあげますよ小宇宙」 「やめてっ!」
(何?この声….この声は私が封印から目覚めた時の)
突如エナの脳内に聞きなれないが、確かに聞いたことのある声が響いてきた
魔法を放とうとしたエナは声に気を取られ撃てなかった
(なんだ?あの声….って、マズイ間に合わない!)
ゴゴゴゴゴゴゴ
ピカッ! ドーーーーーーン!
ヒュー ドサッ
エナの肉片が空から降り注いだ
「かっ、勝った?」
ズ、ズズズ
「はぁ…またくらっちゃった….」
先輩は私がまた再生した事に驚いてるらしい。
「降参、この勝負は私の負けですよ、後鼓膜も治したので普通に喋ってもらっても」
「何で急に敗北を認めたの?」
「誰かにやめてって言われたので」
先輩は私の返答に少し困惑気味だった。
「誰に言われたの?」
「分かりませんよ、でも何処かで聞いたような声だった筈….」
「やっぱり変だね君は」
「あっそうだ!聞きたいことがあるんですけどこの勝負は先輩の勝ちで良いですよね」
「君が降参って言ったんだろ、それなら私の勝ちだ」
先輩は何処か満足気に笑いながら言った
「じゃあ先輩にプレゼント、約束として私に勝てれば秘密を少しだけ教える約束でしたね」
「あっ!そうそれを聞きたかったんだ!」
先輩は目を輝かせ私の方にグイグイ寄ってきた
「どんな事を聞きたいですか?私が答えられる範囲なら」
「うーん…そうだなぁ」
先輩は質問の内容を少し考えたのち口を開き始めた
「エナの体が自動で再生されるのって何で?」
「それで良いんですか?まあ答えますけど…元々の体質です。この際話しますけど、私は不老不死で痛覚もありません」
私の言った事に先輩は目を見開いて驚いていた。
「す、すごいね君の体….あ〜じゃあ不老不死って事は長い間生きてるのかな?」
「3000年ですけど」
「へっ?」




