36話 神の降臨と口喧嘩
セラ先輩の祈りが天に届いたのか空から神が降臨としようとしていた。
(めんどくさぁ、何で呼んじゃうかな)
ゴゴゴゴゴゴゴ….
ゴロゴロ カッ!
雷が落ちた?って事はあの神か….あの先輩何してくれてんだ〜アイツとは会いたく無いんだけど….
「我を呼んだか下界の者よ。我は全知全能の神、ゼウス」
「あぁ我が主よあの者に裁きの鉄槌を」
先輩はゼウスに心酔する様な高揚した表情を見せ何か懇願していた。
「うむ、任せよ我にとってこの程度造作もない事….さあ我が神の鉄槌を….へっ?」
私の方を見た瞬間ゼウスは豆鉄砲に撃たれたハトのような表情を見せた。
「久しぶり〜今私、声聞こえないから脳内に話しかけてきて」
「な、何故お主がおるんじゃ」
「まず私はあんたが呼ばれたことが驚きだよ!何であの祈りに答えたんだよ」
「だ、だってかっこつけたいなーって」
「昔から何にも変わってないね。また不倫とかしてないよね」
「…..」
ゼウスは私の問いに目を逸らし答えなかった
「はぁ….あいも変わらず。呆れるよこれが全知全能の神なんだから」
「そ、それよりもじゃ、何故お主2000年もワシらに会いに来なかったんじゃ、悲しかったじゃぞ」
「それは悪かったけど….私2000年間封印されてたんだよ」
「お主が封印されるとは到底思えぬがな」
至極真っ当な意見だがこれに関しては私も封印された時の記憶が無いんだよな….
「君を呼んだ子がポカンとしてるけどどうする?私達が戦えば世界の崩壊は免れないからあまり乗り気じゃ無いからさっさと帰って欲しいんだけど」
私は最悪の事態は避けたいのでゼウスに帰るよう促した
「それはできん!こんな格好つけた矢先に帰るなど」
「ヘラさん降ろしますよ」
その脅しにゼウスは信じられないくらい顔が青ざめた
「そ、それだけは勘弁してくれ!頼む、それだけは…」
「はあ…じゃあ帰らなくて良いですから私の中に入って戦って下さい。殺して良いですよ、私が蘇生させますから」
「ま、まあお主がそう言うなら….」
「どうなされたのです我が主よ」
「あの者はお主が言うような罪は犯しておらぬようだ。じゃから我は天界に帰らせてもらうぞ」
「そ、そんな….」
そう言ってゼウスは天に昇り帰っていった。
さて、私もさっきの約束を果たすか….
「神降ろし《全知全能の神》」
シュゥ……
「ワシが暴れてやろう」
「かかったね!あんたの力貸してもらうよ!《神化》」
「お主何をする!」
エナは降ろしてきたゼウスの力を奪う勢いで吸い取った
その瞬間、エナの体が光輝いた。
「へぇ、これが神の力か….2000年前からやりたかった事だから時間はかかったけどようやくできた」
光が収まるとエナは白い衣を纏っていた。
そしてエナはセラにニコリと笑いかけながら
「やりましょうか先輩….」




