32話 三年生VS人生3000年生
ミズキがルシフェル先輩に負けてしまい、一年生は私1人になった。
やっぱり2人には三年生相手は荷が重かったね
(優勝すれば学校中から注目されてしまうかもしれないわざと負ける?いや、2人との約束があるからね優勝をしてやるかな)
「ねぇ先輩、少しは歯応えのある勝負をさせて下さいよ」
「お前こそさっきの奴らと同じくらいの実力じゃ許さねえからな」
「決勝戦勝ち抜き第四戦開始!」
ビュン!
ルシフェルは戦闘開始直後私の目の前から一瞬にして姿を消した。
「取った!これで、俺達の勝ちだぁぁぁ」
カノンの時と同じように裏を取って殴りかかろうとしたその時…..
エナは呆れてため息をついた
「はぁ…またそれですか?もっと別のやり方した方がいいです….よ!」
「はっ?」
ドゴォ!
エナは振り向きルシフェルの顔面に拳を叩き込み、ルシフェルを吹き飛ばした。
「まだまだ行きますよ…..」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!
ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!
「ぐぁぁぁぁぁ」
エナは吹き飛ばした後に飛んでいくルシフェルにショートワープで追いつき何発もの拳を叩き込んだ
「ふぅ、はい!これで終わりですか?」
私は満面の笑みで先輩に質問した。
あれ?動かない….もしかして私この人のことを少し高く買い過ぎたかな
今の魔法使いって何でこうも残念な事になってるの?平和ボケなのかな….
「まだ…..だ」
ルシフェルは痛めつけられた体に無理をしながら立ち上がった。
おっ!立ち上がった。まだまだやる気みたいだね。それなら私もそれに応えないと
「ねえ、先輩は私にどんな魔法を見せてくれるんですか?」
「お前….これは遊びじゃねぇ戦いだ!俺は全力の魔法をお前に叩き込む!手加減してんなら絶対許さねえからな!いくぜ….地獄の業火」
突如ルシフェルの体が発火し異様なオーラが漂い始めた
ビュン! ドゴォ!
「ぐぅ…」
刹那、凄まじい速度でルシフェルがエナに拳を叩き込んだ。
マズイな私の目でも追い切れないほどのスピードで動いてくる。あれは多分炎を噴射して異次元のスピードを出すことを物にしている…
ドゴ!ドゴ!ドゴ!
一応ある程度は防御したとはいえ大分きつい….
ん?なんだ….体の中が熱く….
ボンッ!
「ぐぁぁぁぁ」
突如エナの体内が爆発し吹き飛ばされてしまった。
(何で急に爆発した?そうかあの炎爆発もするのか)
どうする?もうあの炎を消す方向性にするか
「どうした?殴られ続けてるってのに反撃してこないのか?」
「大丈夫です。心配なさらずともここから反撃してみせますから。まずその炎を消してやりますよ先輩!」
「あぁ?消せるもんなら消してみやがれ!地獄の炎はそう易々と消えるもんじゃないんだぜ」
だったらあれをするか….
「神降ろし、海神」
シュゥ…
(なんだ?あいつの気配今までとは違う何か、いや関係ねぇさっきみてぇに攻め続けるだけだ)
ルシフェルは勢いを変えずに攻勢に出て来た。
しかし次の瞬間!
「はははっ!沈め!沈め!建物、人、大地、この世にある万物全てを海に帰そう!」
「お前どうした?何を言ってるんだ?」
「はぁ?何ってお前ごとこの世界全てを沈めるって言ってるんだよ!水槽沈んじまえよ世界!」
バリアで周りに影響は無かったがバリア内では一瞬にして水槽のように水で飲み込んだ。
(クソッ何だよこの魔法は、しかもあいつ笑ってやがるだがこのままじゃ俺は溺れちまう!)
「そろそろ頃合いだな、わしの元にこい三叉の矛これでこの海をかき混ぜてやろう、はははっ!どうじゃわしの力は」
エナ?は水の中を掻き回し渦潮を作り出した。
(もう….意識が….持た….ない)
ルシフェルは次第に息が持たなくなり完全に意識が飛んだ。
「なんじゃもう終わりなのか。ほれ、エナ!やる事はしておいたぞ」
シュゥ….
「ありがとうポセイドン….それじゃあ元に戻そうかな」
次の瞬間には中にあった水が全てさっぱり消え去っていた。
向こうを見るとルシフェルが意識を失い倒れていた。
あー大分やったなあの爺さん、あとでこっぴどく怒っておこうかな
「まあ何はともあれ私の勝利に違いはないからいっか」
「おめでと〜う。凄かったよ君の魔法」
「うわっ….」
「その反応やめてね、そんな事はどうでも良くて〜、次は私との勝負、大将戦だよ。すっごく楽しみなんだ」
「私はすっごく嫌ですけどね」
この人とはこれ以降関わりたくないな本当に….
「じゃあお互い準備しようか、じゃあね〜」
そう言ってセラ先輩は向こうに去っていった。
最後はあの人か、固有魔法の対策はあれしかない。どんな実力かはまだ正確にはわからないけどミズキ達の為にも絶対に勝つ….




