29話 決勝戦前
私達3人は決勝戦の前に作戦会議をしていた。
「エナ、誰が最初に行く?」
「誰が最初に行くかは決めてないけど、私は最後にするよ」
「じゃあ私とカノンのどちらかが最初に行く事になるわね」
ミズキとカノンか….個人的に三年生でヤバいのは圧倒的にセラ先輩とルシフェル先輩、でも多分大将は絶対にセラ先輩な筈、ルシフェル先輩は….私以外ならミズキなら喰らいつく事自体はできるはず….
あともう1人は….まあ行けるでしょ三年生とはいえあれならカノンでもいける….はず
「私はカノンが最初に行くのが良いと思う」
「へっ?私ですか?むっ無理ですよ!」
「そうよ!カノンには重荷だと思うわ」
私の提案は2人に拒否されてしまった。
「ちゃんと理由はあるから最後まで聞いて、一つ言う事があるけどカノンは三年生との相性は悪い気がする。だから最初に一発ドカンとやって欲しい」
「なるほどねぇ」
「そう言う事なら….」
ミズキはそう言って頷いてくれた。
「取り敢えず、2人が負けたら私が何とかする!」
「エナの事は心配してないけど…相手は生徒会長もいるのよ、大丈夫?」
「大丈夫だ、問題ない」
ミズキは私の事を半信半疑の目で見てきた。
少しは味方を信用しよう?私の事をどう思ってるの
「ミズキが言ったんでしょ絶対に優勝するって」
「当然よ!でも少し心配になっただけ….」
「大丈夫!私は絶対勝つし、何ならミズキ達が全員倒せたら私の出番なんて無くなるんだよ?」
「そ、それもそうね。私達が三年生をボコホコにしてやるわ。やるわよカノン!」
「わ、私も?」
楽しいな、こう言うのがずっと、ずぅーっと続いてくれれば良いのに….
いや、今はこんな事を思ってる暇はないね、勝つ事を一番考えないと
「じゃあ2人共作戦会議は終わり!ほら行くよ」
一方その頃三年生
「ねぇ君?ちょっと良いかな」
「何でしょうか生徒会長」
「君は私の言う事を聞いて」
キーン….
「…..はい、わかりました」
「やぁー遅くなってごめんね〜ルシフェル」
「何だ?やっと来たのかよ。生徒会長ならもっとシャキッとしやがれ」
「ごめんごめん」
セラはルシフェルに笑いながら謝る気のない声で謝罪した。
「そんな事はどうでも良いんだよね最初は誰が行くの?」
セラは先程話しかけた子の方をチラッと見た。
「最初は僕が行きます。任せてください相手は一年生私だけで終わらせます」
「へぇ、随分と自信満々だな、で?次は俺とあんた、どっちが行く?」
「強い準にしよう。だから私が大将になるよ」
「よし!じゃあこれで決まりだな。でも油断は禁物だ。相手が一年生だろうと全力でぶつかるぞ!」
「そうだね〜」
セラはどこか嘲笑う様にルシフェルの言う事に答えた
エナ達は戦いが行われるコロッセオの中央部に集まっていた。
(この大会の決勝、ここを勝てば優勝できる、そして絶対にセラ先輩を倒して見せる….)
「ではこれより決勝戦、3年A組対1年A組の戦いを始めます!」
決勝戦の火蓋が切って落とされた、果たして勝つのは
最高学年の意地、三年生か
下剋上を狙う、一年生か
その戦いが今!始まる




