22話 三年生
2年生の調査を終えたエナは最後に3年生の教室へ向かった。
えぇと3年生、3年生…..ここだ!
流石3年生魔力の質が今までとは比べ物にならない。
「おぉーてめぇ何もんだ?」
「対戦相手の固有魔法を知りたいなって思って….」
私は話しかけてきた人に素直に目的を答えた。
「あぁ?んなもん教えるわけねぇだろ!」
「じゃあ名前は?」
「それもダメだ」
名前もダメか…..どうせ《リーク》で見れるとはいえこの人結構口悪いな。私こういう人あんまり好みじゃ無いな…..
すると向こうからもう1人の人がこちらに来た。
「そんな事言わずに教えてあげなよルシフェル。あっ!言っちゃったね」
「言うなよ!よし!お前コイツの名前を教えてやるコイツの名前はセラって名前だ!」
「へぇーお二人共そんな名前なんですね。じゃあセラさんの固有魔法は教えてくれますか?」
「君しれっと聞くね〜それはいえないかな〜」
まあそうだよね、言ってくれるわけないか….
「あと君にひとつだけ言う事があるんだけど、私はこの学校の生徒会長なんだ。だから私は学生の頂点なんだよ〜」
「そうなんですか。私はこれ以上は用が無いのでこれで失礼します」
「さっさと帰りやがれ!」
「そんな事言ってはいけないよルシフェル、そういえば君の名前は聞いてなかったね」
「私の名前はエナです。ではさようなら」
私は2人に向かって手を振りミズキ達の元に帰る為に歩き出した。
取り敢えず《リーク》で見た2人の内容を整理するか、と言うか3年生は一クラスか….
ルシフェル•ヘルデミス
固有魔法 地獄
地獄の炎や悪魔の召喚行使する事が出来る
これ大分強いなこれで3年生….あれだけ大口を叩くだけはあるって事だね
セラ先輩の固有魔法は何かな〜
セラ•リエル
固有魔法 天国
光の聖なる力を使い攻撃や癒しの力、天使の召喚など
固有魔法 支配者
自身の言霊で相手を支配する事が出来る
へぇーこれはこの学校で一番強いのでは….って?2個⁈固有魔法を?何で….本来は1人の魔法使いにつき一つまでが限度な筈…..
完全なるイレギュラーだ。私が言えた話では無いけど…2人にこれを話す?いや、この事は黙っていた方がいいだろう。
実際あの人の雰囲気は何か私を包み込むような感覚があった
しかも固有魔法の名前があまりにも物騒すぎる….
まあ取り敢えずこれを紙にしよう《印刷》
すると私の体から収集したデータの紙が出てきた。
「よし!これをミズキ達に渡そう」
私はミズキ達の元に帰ってきていた。
「おーい2人共色々情報集めてきたから。はい、これ」
私は2人にさっき印刷した紙を渡した。もちろんセラ先輩のもう一つの固有魔法は印刷せずに….
「エナ凄いわこれ!どうやったの?」
「まあちょっとずるをして….」
「ずる?ですか…」
「まあそんな事はいいから取り敢えず目を通しておいて私は考えたい事があるからちょっと向こう行ってくる」
私は人目につかない場所まで行って1人考え事をした。
あの先輩の固有魔法が二つあるのは何で?2000年前でもあんな存在はいなかった。人では無い何か?いや、それは考えすぎかな….
(聞いても答えてくれるとは到底思えないし)
もしかしたらあの人には本気で挑むしか無いかも…




