21話 リサーチ
エナは対戦相手の情報を知る為に学校の中を歩いていた。
まずは隣のクラスの代表などを調べにきた。隣のクラスといえばあの子がいるけど….
「おーいエナ!何しにきたの?」
噂をすればなんとやらネスが私に気付いたのか笑顔で廊下にいる私の所にダッシュできた。
「やあネス久しぶりだねそれはいえないかな?」
「エナのことだからどうせ大会の対戦相手の固有魔法を知りたいって思ってるんでしょ?」
「……っ」
バレた、それだけじゃ無いとはいえ実際そうだから困る。
「あっ!その顔当たってるんでしょ?」
「そうだよ。それでネスは代表に選ばれたの?」
ネスはその質問をされ少し目が泳ぎ始めた。
(あーこれ選ばれてないな)
「あっ!今選ばれてないなって思ったでしょ!」
「反応的にそうなんでしょ?」
「うっ…..」
「まあ私はもうこの場所でやる事終えたから別の所に向かうよ」
「えっ?また何もしてないのに?あっもしかして僕に会いにきたとか?」
「そんな事ないから変な期待はしない方がいいよ。じゃあね」
「してないよっあっちょっと待ってエナー!」
そう言って私はネスを置いて次の教室を目指して歩いて行った。
《リーク》であのクラスの代表と固有魔法を見たけど大したことなかったねあれなら私達で行けるだろう….やっぱり一年生は本来未熟なんだろうね。
問題は次からの2年生と3年生強い固有魔法も持ってるだろうし、それに加えて練度も高いはず…..
そうなるとミズキとカノンは勝てないだろうね。私は手加減しなかったら余裕だろうけど…..
「そんなことしたら全員死ぬことになるだろうしね」
エナは思っている事をつい口にしてしまった。周りには人がいる為声に出してはいけない。
「ええっとこの辺りが2年生の教室な筈…..あっ!あった」
取り敢えず《リーク》で見てさっさと次に行こう。
「おい!そこのお前見ない顔だな。一年生か?」
「あっはいそうですけど….」
なんだ?この人….でも魔力でわかるこの学校の中でも上澄の学生…..
「固有魔法を教えてくださいって言ったら素直に言ってくれます?」
「おぉー随分と大胆な情報収集だな言えるわけないだろ?」
「そうですよね。じゃあ名前だけでも」
「それなら答えてやる。俺の名前はアキレウス•シールドだ。お前は?」
「私の名前はエナです」
「いい名前じゃねえか、じゃ、大会で会おうぜ」
「はい」
すごい人だったな。まああの人には悪いけど《リーク》で見させてもらいますよ。
アキレウス•シールド
固有魔法 盾
魔力で盾を生成したりする事が出来る。本人曰くどんな矛も通さないらしい
なるほどねガードは硬そうだけど攻撃力はどうなんだろう?しかしあの人の体格だと殴りは相当強いだろうねある程度警戒はしておかないと。
よし!もう一つのクラスに行こう。
(さぁてどんな人がいるかなぁー)
「あなたね、アキレウスが言ってたのは」
「げっ、もう聞いていたんですか、随分と話が回るのがお早いようで….」
「えぇ聞いてるよ何やら相手の情報を調べてるとか」
まさかこの一瞬であの人話に行ったのか、だとしたら凄いな….
「でも、私の固有魔法は教えれないよ?」
「それは分かってるんです、なのでお名前だけでも教えて頂けると….」
「それならいいよ、私の名前はルーン•スピアよろしく。君の名前は聞いたよエナさんだよね」
「それも聞いていたんですね。では私はここで….」
「うん!戦えるならまた〜」
そして私はしれっとクラスの代表とさっきの先輩の固有魔法を確認した。
ルーン•スピア
固有魔法 槍
槍を生成、召喚できる。本人曰くどんな盾をも貫く事が出来るらしい
なるほどねこれは良い資料だ。本当は自分の目で見たいから《リーク》は発動しないんだけど今回ばっかりはしょうがないね
しかし2人共自分の固有魔法に凄い自信があるんだね。
あとは3年生だけあと少し情報収集頑張ろう。




