↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
失望者の異世界転生  作者: コバヤシ アキラ
第3章
89/137

ゴアの大群

昨日初めて携帯で自分の小説を覗いてみたのですが・・・ステータスの並び等が、PCとは全く違う感じでバラバラになっていて「なんじゃこりゃー」ってなってました・・・時間があれば、ちょこちょこ直していこうと思います・・・見にくくて申し訳ございませぬ。


血だらけの師匠に、俺はありったけの回復魔法をぶち込んだ。


聖なる魔法・・・俺は得意ではない。

イメージは細胞を活性化させ、相手の治癒能力を向上させる。

これで果たして合っているのか、それすらも分からない・・・が、今はやるしかない。

前世が医者ならば、もっと明確なイメージができたのだろうが・・・



俺を追いかけてきたのか?なんて馬鹿なことをするんだ・・・・

あの森を一人で潜り抜けてきたってのか・・・無茶しすぎなんだよバカ野郎!


視界が歪む・・・必死になってやってるが、治っているのかどうかすら見えない。


「ジン!もう少し魔力を抑えて―――イメージはそれでいいから。」


右肩でムーが真剣な声で言う。

俺はそれに倣って魔力を抑え、イメージはそのままでいく。

博識だと豪語し、真剣な声、俺はムーを信じた。


そうして半時ほどだろうか、必死にかけ続けると、いつの間にかいた女王が「もう大丈夫だろう。」と告げた。


そうして師匠は意識を失ったままではあるが、俺の部屋の隣に搬送してくれた。


俺は師匠の前でただ座っていた。

もしかすれば、師匠も認識の魔法にかかっている可能性はある。

いや、むしろ、その可能性の方が高い。

目覚めて話すまで分からない・・・そして、かかっていた場合、俺はどうするべきか・・・俺がいなければ、いつもの師匠のはずだ。俺はこの場にいないほうが良いのかもしれない。


だけどここにいたかった。

掛かっていた場合、女王には申し訳ないが、俺はこの場から逃げ出す。

別の方法で強くなる・・・師匠と戦う等、俺にはできない。


そんなことをずっと考えていると、師匠は目を覚ました。


「お!生きてたかー」


俺の顔を見てそんなことをまず呟いた。


「こっちのセリフです・・・何やってんですか!」


「いやーゴアって奴が思いのほか強くってな・・・死ぬかと思ったわ!」


「ゴアって・・・あいつと戦ったの?」


「ん?ああ、喧嘩売ってきてな・・・何とか勝てた。」


マジかよ・・・戦闘狂はだてじゃないってか・・・・

いやいや・・・それよりもだ。


「平気・・・なんですか?」


俺を見ても―――


「ん?ああ、ここにはイザークから聞いてきたんだ。ルーシー達も無事だそうだぞ。」


おお・・・そっか・・・無事か・・・

それだけはずっと、心配していたんだ。


「なんちゅー顔してやがる。そんなことよりっだ!・・・一人で抜け駆けとは弟子のくせにいい度胸じゃないか!」


そう言って俺の頭をゴシゴシしてくる。

何時まで経ってもガキ扱いだ・・・でも、物凄く嬉しい。


「そんなつもりはなかったんですけどね・・・すみません。」


「それで?ジン・・・俺も特訓だか、修行だかに参加していいんだろう?」


「俺はもちろんいいですけど、ここの王女が良いと言えばって感じです。」


すると、俺らの会話を全部聞いていました!というようにタイミングよく扉が開く。


「もちろんいいとも!ゴアを単独で打倒したのなら、大歓迎だ!」


耳が良すぎてきっと聞こえてるんだろうな・・・王女がバーーンと扉を開け、許可をくれた。

くれたものの、じゃあ直ぐに参加とはならない。

怪我はすっかり治ったものの、自己治癒能力を上げたのだ。疲労感がすごくあるようで、それを解消してから・・・ということで、二人で飲みに出かけた。


決して飲みたかったわけじゃない・・・付き合えって言われたから付き合っているだけである。

そこでムーも紹介した。


「何だ?このみみっちいのは」


と、ムーをゴシゴシ撫でたが、それが気持ちよかったらしく、「ふぁ~」と変な声をあげながら成すがままになっていたが、「ッハ!」と気付いて離れると、「ミーは大精霊!ジンの主である!」と言い放った。


師匠は俺を見て、こいつ大丈夫なのか?って顔をしてくるが、俺は肩を竦める程度で紹介は終わり、その後は何だかんだ、餌付けに成功したのか、師匠とも仲良くなっていった。


そうして十分に休養をとり、いざ訓練となった。

師匠は、流石というべきか、当然のように王女と打ち合えた。

基礎が完璧だと言っていい。


やはりまだまだ敵わないな・・・

俺は少し気が緩めばもっていかれる。


師匠とはいろいろと相談したりしながら、何処が良くて、何処を治すべきか等を言い合って訓練した。

それは対等みたいで、友人のような関係で、楽しく訓練をすることが出来た。


因みに、イザークはこの国に炎龍が襲撃に来ていることは知らないらしい。

もし、知っていれば、フォルスさんを簡単に助け、炎龍すらも逃げ出すだろうと王女は言ってたが、どうやら、こちらからもあちらからも、連絡する手段はないようだった。


そうして、さらに月日はたっていったある日、それは起こった。

けたたましい鐘の音が、レオグラルトに鳴り響いた。


「何事だ!」


そう、女王が大声を上げる。


「て、敵襲です!ゴアの大群が!この国に迫っています!」


「なっ・・・何故ここがばれた!いや、そんなことは今はどうでもいい!至急軍を手配しろ!私も出る!」


「「「ッハ!」」」


「俺が連れてきちまったのかもしれねぇ・・・参加させてもらうぜ!」

師匠も参加の声をあげる。俺はどうするか、そんなものは決まっている。


「俺も参加させてもらいます!」


師匠と俺はそう言ったのだが、女王はこちらを見据えると、その申し出を拒否する。


「な、なんでですか!?」


「ああ、悪い・・・でもちょっとフォルスの容態が芳しくなくてな・・・ジンには生命草を取りに行ってきてもらいたい。これからけが人も増えそうだしな・・・頼めるだろうか?」


そう言うことなら、俺は約束通り、そっちを優先したほうが良いのか。


「分かりました。出来る限り早く取りに行ってきます!」


「そ!某も!許可していただきたく!」


そう言ってきたのはハルベルさんだった。

真剣な表情で片膝を付き、畏まっている。


「お前はここの守備だ。許可は出来ん。」


「ですが!フォルス様は某を庇っての怪我・・・居てもたってもいられませぬ!それに、生命草への道のりには、案内も必要なはずです!どうか・・・・許可していただきたく!」


俺としては道案内はほしいし、一人ってのも心細いわけだが・・・・


「はぁ・・・まっそうだな・・・ジン、こいつは近衛騎士で、それなりに腕もたつし、道案内も必要だろう。頼まれてくれるか?」


「ええ、私としては頼もしいですよ。」


「そうか、すまないな。ハルベル!気を引き締めて行ってこい!足手まといにはなるなよ!」


「ハハッ!必ずや生命草を手に入れ、戻ってまいります!」


「ミーがいれば、道案内なんていらないんだけどなぁ・・・」


「ジン、今回は別行動だ。俺のせいかもしれねえし、俺はこっちの肩をつけさせてもらう。」


「分かりました。無茶だけはしないでくださいよ!」


「ったりめーだ。お前こそ、死ぬんじゃねえぞ。」


そうして、俺はハルベルさんとムーと共に、急ぎ生命草を取りに行くことになったのだった。








お読みいただきありがとうございました。


ブクマ、評価は非常に励みになります。お手数ですが、していただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。