↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
失望者の異世界転生  作者: コバヤシ アキラ
第2章
52/137

青の護衛イザーク

教官の号令で試合が始まったのだが・・・相手は動かない。

ただ突っ立っているだけ、槍もだらんとした手に握られているだけで構えらしい構えもない。


やる気がないのか?全く何もする気配がない。


「―――っ!」


ガキンッ!!!


槍と刀が交わりあった。


間一髪。


相手は予備動作もなにもなく、気付いたら目の前にいた。


そして―――


「ック・・・!」


無理な体制で受けたからか、力負けした。


俺はそのまま後方へ吹き飛ばされる。両足をなんとか地面へ―――


着地してすぐさま左へ回避行動。


ズアッ!!


っと、回避前の場所が空を切る。


シーフで手に入れた敵意感知がガンガン警報を鳴らす。

俺のステでも力負けする・・・いや、そもそも、その考えは捨てたはず。


ちなみに俺の今のステは、


――――――――――――――――――――――――――――――――――

               1/2

種族:人族

職業:暗殺者Ⅱ

名前:ジン

年齢:16

レベル:53

 Potential:65536

Luck :138

 SP     : 177


【固有スキル】

 言語理解 言語伝達 限界突破


【ユニークスキル】

 ポリスⅩ トラックⅦ 狩人の心眼 盗賊の極意 鑑定妨害


【スキル】

 体術Ⅸ    刀術Ⅸ     大盾術Ⅰ  棒術Ⅷ    逮捕術Ⅹ 

 短剣術Ⅹ   弓術Ⅹ     気闘術Ⅹ  

 身体強化Ⅹ  罠設置Ⅲ    罠感知Ⅴ  罠解除Ⅱ   精神統一Ⅶ   

 魔力感知Ⅹ  魔力操作Ⅹ   魔力制御Ⅹ 生命力回復Ⅵ 魔力回復Ⅷ   

 思考加速Ⅳ  鑑定Ⅵ     幸運Ⅰ   索敵Ⅸ    隠密Ⅳ

 逃走Ⅰ    身体能力向上Ⅱ 望遠Ⅰ   聞き耳Ⅰ   潜伏Ⅰ

 気配遮断Ⅰ  敵意感知Ⅰ      

  

【耐性】

 斬撃耐性Ⅴ 刺突耐性Ⅳ 打撃耐性Ⅹ 威圧耐性Ⅷ 

 恐怖耐性Ⅶ 精神耐性Ⅹ 魅了耐性Ⅰ 呪耐性Ⅰ  毒耐Ⅰ

 麻痺耐性Ⅰ 石化耐性Ⅰ 睡眠耐性Ⅰ 虚弱耐性Ⅰ 魔封耐性Ⅰ 

 病気耐性Ⅰ 幻惑耐性Ⅰ  

                          獲得可能スキル

――――――――――――――――――――――――――――――――――


そもそも暗殺者で面と向かって戦っているのが間違いなのだが、そんな言い訳は今はいい。


敵は師匠並みに強い。


思考加速をフル活用。


隠密と気配遮断を最大限に引き上げる。


わずかな動きも見逃さない。一瞬の隙も与えない。


木刀を構えて正眼の構えになる。


ふぅっと息を吐き・・・止める。


敵の左足がほんの少しずれた・・・来るっ!!!


相手が左足を踏み込んで左足で着地。それを右へとクルリと受け流しながら躱す。

相手が左足に力を入れて着地したのであれば、そこから更に左足を動かすのには時間がかかる。瞬間的に全体重がそこに集中しているからだ。

だからこれは、容易に躱すことができた。


そして頭部めがけて木刀を振りぬく。

ここまで1秒かかっていない。互いに高速、体と精神がやっと少しだけ重なり合った結果何とか食らいついている。


ギリアムを倒したあの時の一撃、あのひと振り。


カチリと想いと体が一つになったような、元人間を殺すと覚悟を決めたあの時の決意、なりふり構わずに、抗ったあの時の感情を思い出す。


あの時の動きには及ばないが、それでも以前より動きはかなり良くなった。


だがそれでも―――


「無理か・・・」


あっさり受け止められる。仮に胴を狙っていたとしても受け止められただろう。

それほど余裕がありそうだ・・・


「ふむ・・・なかなかやるな」


漆黒の甲冑がそうつぶやいた。


俺はヒット&アウェイを繰り返す。


相手の動作、癖、目線、気力の流れを見逃すまいと目を見開く。

そしていい動きは学ぶ。少しでも盗み取る。


―――集中。


俺は師匠の動きを見てきた。豪と柔を兼ね備える男の剣劇を。

あの人に比べたら、この人は言っちゃなんだが弱い。


そしてようやく、わずかな隙を見つけた。


相手が予備動作もなくこっちに来るその間、奴に隙が生じる。

だが、これを狙うのはかなり難しい。


足がわずかに動くだけでほとんど瞬間移動に近い。

どうやったらそんなことができるのか不思議でしょうがないが、そういったスキルなのだとすれば、そこが隙になるのも頷ける。むしろそれ以外に隙が見当たらないのだから恐ろしい。


俺はまた正眼の構え、そして息を止める。


刹那――


一瞬にして距離を詰めてくる。


俺も甲冑の動きを見様見真似で実行。


剣道の摺り足に似た動き、それの最上位版とでもいえばいいのか・・・

それで俺も接近・・・後は通過点に木刀を添えるだけ。


その木刀は相手のみぞおちにヒット。


互いの加速が合わさり、鈍い音とともにふわっと大男が宙を舞った。

ズシンという音とともに相手は地面へと華麗に着地を決める。


あれ・・・?


「ハッハッハ!!私の負けだ!油断したわい!」


何も効いていないかのように普通に突っ立っているんだが・・・?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。