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失望者の異世界転生  作者: コバヤシ アキラ
第1章
34/137

高級豚とジョブチェンジ

そこに立っていたのは情報どおりジェネラルゴブリンだった。

ホブゴブリンよりさらに一回り大きくなっており、剣も立派な大剣を携えている。


「グギャッギャッギャッギャッギャッギャ」


と、なんか笑いながら俺らを見下ろしている。なんだこいつ・・・何が面白いんだ?


俺は少しムカッときて普通の矢に風魔法をのせて打った。


「ギャッ!!!」


ん?え?


俺が放った矢はジェネラルゴブリンの眉間にヒット。

ジェネラルゴブリンの頭は吹き飛んで、そのままドサッと倒れ、魔石に変わった。


「「・・・・・」」


なんともあっけない。


「よ、よし、どうせならこのまま進むか!!な!ルーシー!!」


確かにpotentialの上限を最大限使えるように頑張ってきたけど、それはまだできていない。

地球での33年間の記憶が邪魔しているというか、精神と体がきちんと一致していないというか・・・言い訳かもしれないが、なかなかできていない。


それが、今みたいにちょっと怒っただけで、たまに精神と体がピタッと合うような、そんな感覚になるのだが、再現しようとしてもできない。


それでも近づけることは出来ている。

そしてうまく出来ない分、魔法の想像力で補ってもきた。

だからどれだけ俺のpotentialが高かろうと、それは俺を安心させる材料にはならない。

結局は技術と精神と鍛えた肉体が大事なんだと、安心させてくれるんだと思う。

potentialが高いからそう言えるのかもしれないけどな。


そうして11階層、ここに出てきたのはジャイアントボアで、進むにつれてオークが出てきた。こいつらは結論から言うと・・・


めちゃくちゃ美味い。


高級豚ってもんじゃないと思う。

高級豚なんて食べたことないからわからんけども、オークを倒すと筋肉質だったのがとろけるくらいに柔らかくなる。


最初抵抗していたルーシーさえ一口食べると実家の味だ!!とか、言い出してたし、公爵家が食べる肉なのだから、最高級なのだろう。

ってことで、乱獲しまくった。


俺のトラックにこれでもかってくらい収納した。

あとは、砂糖、塩、胡椒が大量にゲットできれば文句ないんだがな・・・。


話はそれたが、20階のジェネラルオークは二人で共闘することになった。


何をすれば俺の魔法でもっとルーシーを守れるのか。

それはあの襲われた時からずっと考えていた。


それは、危ないと思った瞬間に、土壁をそこに出現させることだ。

反射的に出来るようにかなり練習した。

よほどの強襲が無い限りは・・・矢くらいは防げるはずだ。


これによって土の扱いもかなり上達した。

細かい土を固い土の中に忍ばせ、それを相手に投げつける。

これは攻撃の為じゃない。その威力にオークはニヤッとさせて持っている斧で容易く切り裂いた。

だが中は砂よりも細かい土、それが相手の視界を奪った。


「今だルーシー!」


俺が掛け声をかけるが、それとほぼ同時に走り出し、あちこちに振り回してる斧の合間を掻い潜って胴と頭を切り離した。


「なかなか使えるな土球。ルーシーも怪我はないよな?」


「うむ!ちょっと卑怯な気もするが・・・安全第一だしな!!」


そう言って魔石や、斧を回収する。こんなの重すぎて使えそうにないが、とっといていつか使える可能性もあるわけだし、ジェネラルゴブリンが持っていた大剣も当然回収済みである。


今日は一旦ここで終えて帰ることにした。

もう体感だと夕方に近いし、外の用事ができたからだ。

それは、俺らの職業がⅩになったのだ。


ジェネラルオークを倒したその部屋に魔法陣が浮かんでいる。

10階層でも浮かんでいたが、無視してきたのだが、これが帰還の魔法陣なのだろう。


俺らがその魔法陣に入ると光だし、一瞬にして外に出ることができた。

中々にすごい。転移魔法みたいなものだからな。

これが覚えられたらいいのだが、これは書き写しても使うことができないらしい。


非常に残念だが、そんなものがあれば戦争がとんでもないことになりそうだからな。国境があってないようなものになるし、いつでも敵国の玉座に大魔法ぶち込めるからな。あれば最上級の禁忌魔法だろう。


ダンジョンを出て歩きながらすぐ近くにある、冒険者用の宿泊所に辿り着いた。


ここはダンジョンを利用する冒険者の為に商人が造ってくれた所なのだそうだ。


主に儲ける為なのだろうが、宿、道具屋、鍛冶屋、教会、買取所がある。


俺らの用は教会と宿だけだ。

全部割高だからな・・・買取所も重いのは安く買い取られてしまうしね。


てことでジョブチェンジである。


お布施を支払い像に触れる。


職業は魔法士がⅩとなり、選択可能職業は増えていた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――

               2/2

職業

 魔法士Ⅹ


職業履歴


 短剣術士Ⅹ  弓術士Ⅹ  狩人Ⅹ


選択可能職業


下位職業

 

 刀剣術士   狂戦士   重戦士


 精霊士    獣使士   錬金術師  

 

 木工師    調理師   採掘師 


 鍛冶師    裁縫師   彫金師

  

中位職業


 シーフ 


上級職業



特級職業



――――――――――――――――――――――――――――――――――

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