↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
失望者の異世界転生  作者: コバヤシ アキラ
第1章
17/137

化け物

翌朝、


「ジン、話がある。」


そう切り出したヒューグさんは、真面目な顔で面と向かって話しかけてきた。

  

ヒューグさんの真剣な様子を感じ取り、俺も姿勢を正した。


「王都までの案内はこれで終わろうと思う。

 それで、今後だが、俺は俺でやることがあるし、ここからは別々に行こうと思う。」


突然の話でうろたえてしまう。

そんな俺の様子に構わずに、ヒューグさんは話を続けた。


「それで、一つ聞きたいことがあったんだが、お前のpotentialはいったいいくつなんだ?

 これは安易に教えていいものじゃないと以前お前に言ったのだが・・・ここに来るまでに戦った竜ではなくて龍なんだが、あれはグレイトドラゴンっていってな、A級指定の魔物で、物理攻撃はあの鱗でほとんどきかないんだよ。つまり俺には倒せない相手だったんだ。

俺も初めて戦ったが、一撃入れてすぐに無理だとわかった。

だが、お前はあいつをただの棒きれで一撃で仕留めて見せた。

あの時のお前は、今までの素人なお前ではなかったんだ。

俺ではあの時のお前のレベルに・・・これから修行したとしても近付くことは出来なさそうだ・・・。そう思ったくらいの力量差だった。」


「え?そんなに・・・?」


思ってもいなかったヒューグさんの言葉に唖然とする。


「でもヒューグさんは剣で尻尾や足を斬っていたじゃないですか!俺なんて斬りつけたら剣が折れたのに・・・心も・・・折れましたけどね・・・。」


「あれはまぁ、技術の一つだな。相手の力を利用したりとそんなところだ。だが、あれはかすり傷を付けたに過ぎない。人でいえばちょっと指の気になってたささくれが取れた程度のもんだ。」


俺はpotentialをヒューグさんに聞いたことがあったが、安易に話したり聞いたりするなと、怒られたことがあるのを思い出す。

世間一般の常識なのだそうだ・・・当然嘘も言えるわけで、調べる術はギルド等にあるのだが、数値が高いからといって、強いとも限らない。

それこそヒューグさんがドラゴンの尻尾に傷をつけたように、技術とその時のコンディションで最大限発揮できるかどうかも大分変わってくる。

だから、その数値にとらわれるなとも言われてきた。


そのヒューグさんが気にしている。多分俺はあの時potentialを最大限発揮できたのかもしれない。


「あの一撃を見て、気になっちまったんだ。無理にとは言わない。だめか?」


「あ、いえいえ、全然いいんですけど、倒す前の数値覚えてないんですよね。今の数値でいいのなら・・・」


俺はそう言ってステータスと念じる。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

               1/2

種族:人族

職業:狩人Ⅴ

名前:ジン

年齢:15

レベル:25

 Potential:14800

Luck:138

 SP:117


【固有スキル】

 言語理解 言語伝達 限界突破


【ユニークスキル】

 ポリスⅩ トラックⅤ


【スキル】

 体術Ⅵ    刀術Ⅸ    大盾術Ⅰ   棒術Ⅷ    逮捕術Ⅸ 

 短剣術Ⅶ   弓術Ⅶ    気闘術Ⅵ   

 身体強化Ⅶ  罠設置Ⅲ   罠感知Ⅰ   罠解除Ⅰ   精神統一Ⅰ   

 魔力感知Ⅰ  魔力操作Ⅰ  魔力制御Ⅰ  生命力回復Ⅱ 魔力回復Ⅰ

 思考加速Ⅰ  鑑定Ⅲ    幸運Ⅰ

 

【耐性】

 斬撃耐性Ⅳ 刺突耐性Ⅲ 打撃耐性Ⅶ 威圧耐性Ⅶ 

 恐怖耐性Ⅵ 精神耐性Ⅹ 魅了耐性Ⅰ 呪耐性Ⅰ  毒耐Ⅰ

 麻痺耐性Ⅰ 石化耐性Ⅰ 睡眠耐性Ⅰ 虚弱耐性Ⅰ 魔封耐性Ⅰ 

 病気耐性Ⅰ 幻惑耐性Ⅰ  

                          獲得可能スキル

――――――――――――――――――――――――――――――――――

俺は今まで三つの職業をこなしてきたが、スキルを獲得できたのは、短剣を選んだ時の身体強化と気闘術、そして、狩人がⅡのときに精神統一が追加、Ⅳの時に罠設置が追加された。


なかなかスキル取得するのは難しいらしい・・・。


獲得可能スキルを見てみると、すでに獲得していたものは消えたが、増えることはなかったので、感知と制御、操作を取得

だがこれでも、スキル項目は増えなかった・・・


1個ずつ必要そうなものから取得するも増えなかった為、ヤケクソになって全部取ってしまったが項目は増えず・・・獲得可能スキルは今のところ空白となっている。


他に条件があるのか?といったところだ。

とまあ、そんな感じで今のおれのステータスはこんな感じに仕上がっている。

他と比べられないから困ったもんだが・・・


今のところ鑑定Ⅲを使用しても人の名前と年齢、種族がわかるだけっていうね・・・


「potentialは14800ですね!」


俺がそう答えるとヒューグさんは眉を吊り上げてピクッとする。

そして怪訝そうに言った。


「それが本当か?いや、嘘を言っても意味がないしな・・・でもだとするなら・・・・納得もできる・・・」


ヒューグさんはブツブツと独り言を言い始めてしまった。

やはり何か変なのか?確かに、potentialは戦闘能力といってもういい、ドラ○ンボールでいうところのライフル持ったおっさんが5だとしたならば俺はとんでもない数値になるわけだが、事実そんなことはないわけだし・・・。


「今言った数値は本当ですよ?何か変でしょうか・・・?」


俺は恐る恐る尋ねるとヒューグさんは短く「ああ、化け物だな。」というのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。