↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

そのとき姉は 

そのとき姉は



妹から放たれた光に包まれて気が付いたときには夜でした。


わたしは制服にエプロン片手には温まったおかゆが入ったお鍋があります。


周りはどこを見渡しても岩や枯れた木があるだけの荒野というところでしょうか?夜空にはむすうの星の輝きと赤と青の満月が輝いています。


「あらあら、ここはどこなのでしょう?」


言葉をつぶやいてみても自分しかいないこの荒野で返事が返ってくることもなく風の音だけがひろがる。


さて、ここがどこなのかはわからないけどどうしようかと悩んでいると、なにかが聞こえてきたような気がしました。


耳を澄ましているとやはり何かが聞こえます。


何かが聞こえるほうに行ってみると大きな枯れた大木から聞こえてくるみたいです。大木に近づくと誰かが泣いてるようだときがつきました。


大木のくぼみを覗いてみると小さな女の子がそのくぼみに体育座りですすり泣いてることにきがつきました。


「どうしたの?大丈夫?」


と、声をかけます。

女の子はいきなり声をかけられて驚いたのか目を丸くしてこちらをみています。


「大丈夫?」


「・・・・・・・」


「喋れるかな?」


「・・・・・・・」


女の子はなぜか私の顔を見た瞬間に青い顔になっていき震え始めました。


「いやぁぁぁ~~~~~~~~~~、ごめんなさい殺さないで何でもしますから殺さないで~~~~~~~!」


いきなり、女の子が大声を出したのでビックリしてしまいました。


「どうしたの?大丈夫?怖くないよ~」


私は、震えておびえている女の子を優しく抱きしめました。


「やだぁやだぁやだぁ~~~!」


女の子は暴れたので抱きしめていた私の顔に女の子の手があたりひどい痛みが走りました。


「大丈夫、怖くないよ、怖がらないで~」


何度も何度も女の子をなだめました、少ししたころ女の子が私は何もしない大丈夫だと思ったのかおちついてきたようです。


「もう大丈夫?怖くないよ」


笑いかけると、女の子は先ほど私の顔を叩いたところを申し訳なさそうにやさしくさすってくれました。私は抱きしめていた手をそっと放してお話しすることにしました。


「もう、大丈夫みたいですね~お名前いえますか?」


と聞くと、


「シャ、シャリーは、シャリー・エマンスというのですよ。おねいちゃんの名前は何というのですか?」


「私?私の名前はなごみだよ~。橘なごみだよ~。なごみちゃんとよんでね~シャリーちゃんっていいかな?」


「許可するのですよ。私もなごみちゃんと呼ぶのですよ」


シャリーちゃんをよく見ると頭には3つの小さな突起があり耳も少しとがっているように思えます。何より左腕がないようなのです。それに見た感じ9歳前後にしか見えない女の子です。そんな女の子がなんでこんな岩と枯れ木しかないような場所にいるのか疑問におもい質問してみました。


「シャリーちゃんはここでなにをしているの?」


「シャリーはアニーのために、ここら辺に咲いてるどんな病気でも治すって言われてるお薬のもとになるっていう琥珀花を取りにきたですよ。そしたら、大きな狼に追いかけられてここに隠れていたですよ。その狼もどこかに行ったみたいだけど足をケガしたみたいで痛くて動けなくなってたですよ。」


「そうなの、大変だったね~まだ痛いのかな?」


「うぅ、まだ痛いです・・・」


私はシャリーちゃんの足に大きな切り傷があるのをみてふと頭に浮かんだ言葉をかけてあげることにしました


「痛いの痛いのとんでけ~」


と、私が言った瞬間シャリーちゃんがいきなり暖かな光に包まれました。

光がじょじょに収まるとそこにはキョトンとしている私とシャリーちゃんがいました。


「今のなんですか?なごみちゃんなにをしたですか!?」


「私にもわからない~」


二人して驚いていると何かおかしいなと思いシャリーちゃんを見ているとシャリーちゃんに左腕がはえていました?それに足にあった切り傷もなくなってるように思います。


「シャリーちゃん左腕ありましたか~?それに足のケガもなくなってるように思うのですよ~」


「何言ってるのシャリーに左腕があるわけないですよ、生まれたころからないのですから。ほらぁ」


と、左腕を大きく振りかぶり大木にぶつけて涙目になっています。


「いった~~~~~ぃ、なんで大木があるですよ・・・って、左腕がある!?なんです???動くです、痛いです、何でです???左腕があるですよ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」


と思いっきり喜び飛び上がると、大木の中にいたためこんどは頭を思いっきりぶつけていたがってます。


私は痛そうにしているシャリーちゃんに


「痛いの痛いのとんでけ~」


というと、再び暖かな光がシャリーちゃんを包んでいきます。

光が収まるとフラフラしてきました。立ちくらみのような感覚です。

シャリーちゃんが私を呼んでる気がします。そこで私はねむりについてしまったみたいです。


------------------------------


目が覚めたらそこは暗く狭い部屋でした。3畳くらいの部屋にシングルベッドとトイレがあり重そうな鉄の扉と窓には格子のようなものがありようです。

窓から見えるのは赤と青の満月がみえていることから、時間はあまりすぎてないのかしら?と考えていました。

私の手首には、とても固そうな手枷がついてどこかに囚われたようだと容易に推測できました。


「う~ん、ここは何処なのでしょう~?シャリーちゃんはあの後どうなったのでしょう・・・」


私は、暗闇に浮かぶ二つの月をみあげてひとり思いにふけこみます。


「お腹がすきました~そういえば朝ごはんもまだでした~」


お腹がすいたので鉄の扉前に立ち


「すいません~どなたかいらっしゃいませんか~」


返事は返ってきません・・・


ボーっと空を見上げてどれくらいがたったのでしょう・・・お腹がキュ~と音を立ててしまいました。すると、扉のほうから


「おい!目が覚めだが!?」


と野太い大きな声がきこえてきました。


「はい~起きてますよ~」


「そうが!今扉をあげるがら暴れだりするなよ!」


そういうと、重そうな扉を開きとても大きなトカゲみたいな人?が入ってきました。2m近いその巨体を屈め部屋に入ってきました。トカゲさんが部屋に入ってきて私の腕についている手錠に鎖をつけて


「俺はガレウスだ。暴れなければなにもしない!ついてごい!今からわが主様のもどにづれていく!」


というと鎖を引っ張り、私をその主様という人のところに連れて行くみたいです。


------------------------------


そこは、真ん中に赤い絨毯がひかれた松明の光しかない薄暗い体育館の2倍くらいの部屋だった、通路の両端には数十人人たちが一列に並んでいる。奥には10段の階段がありその一番上には大きな椅子に腰掛けた一人の男性がいた、男性は青い髪に赤い瞳と頭には角が2本生え漆黒の服装に身を包んだイケメンであった。

その男性の右側にはモノクルをつけ執事服に身を包み背中には蝙蝠の羽のようなものが生えた身長180cmくらいの50代の男性、左側には19世紀頃のメイドをおもわせる服装に、羊のようにモコモコとしたかみがたの20代女性がたっていた。

その部屋の真ん中まで着いたときトカゲのような人が片膝をつき、その男性に頭を下ろした。


「主様とらえだ人族の娘をつれできました」


「あぁ、娘よもう少しこちらに来い顔が見えぬ・・」


私は、トカゲさんより少し前に出て、声をかけてきた椅子に座る男性を見上げた


「ふむ、いくつか質問するから答えよ」


そういうと、その男性の瞳から怪しい光が放たれた


「まずは、そなた人族だななぜこのような地におる?」


「わからいんですよ~気がついたら岩と枯れ木しかないところにいたんです~」


「ふむ、そなたはここに密偵できたわけではないのか?」


「密偵?私は朝ごはんを作っていたらあの場所にいたの~ところで私も質問してもいいですか~、シャリーちゃんって子知らないですか~?」


なごみが質問した瞬間周りの空気が一気に張り詰める


「魔王さまの魔眼の力が効くてない!?」

「どういうことだ!?」

「あの小娘なにものなんだ!?」


などと周りにいる人たちが騒ぎ始める

なごみは何かあったのかな?というような頭に?を浮かべたようなきょとんとした顔をしていた。


「お前らうるさい!少し静かにしておれ!」


と、椅子に座る男性が立ち上がり叱責する


「ふむ、余の〈魔眼〉が効かないとは面白い人族だのう、稀に魔法抵抗が強いものに効きが悪いことはあるが完全に効果がないとは珍しい。貴様名はなんという?」


なごみは周りをキョロキョロした後、私でいいのかな?という顔をしてこたえた。


「橘なごみといいます~あなたの名前はなんと言うのですか~?」


と、周りの緊張に張り詰める空気を感じさせないのほほんとしたいつもの口調でなごみは答える。


「橘なごみか・・・余の名前はサタン・アデール・エマンスという。

 さて、橘なごみ我とともに有り、われに仕えよ!!」


サタンと名乗る男性の瞳が先ほどよりも怪しく紫に光なごみにふりそそぐ。

するとなごみは頬を赤らめ


「いきなり愛の告白ですか~いきなりなのでどうしたらよいのでしょう~」


と体をクネクネさせてこたえたなごみを見た瞬間、アデールは驚いた顔をした。


「・・・・〈真名操術〉と〈魔眼〉の複合スキルも効かないだと!?どうなっておる!?」


ありえないものを見るような眼でなごみをみつめた

それを見ていた周りの者たちもザワザワとさわぎはじめた、そのときどこからか


「な~ご~み~ちゃ~ん」


と声が聞こえた。

なごみは振り返るといきなり何かがぶつかってきた


「なごみちゃんです~~~~!心配したです~~!ガレウスがなごみちゃんをつれていってからどこに行ったか探し回ってたです」


「シャリーちゃん~?」


「無事だったみたいでよかったです!お兄様のところにいってるなんて思わなかったです!」


「シャリーちゃんも無事だったんですね~よかった~」


いつの間にか先ほどまでのざわめきがなくなっていた。突然の出来事に周りにいた者だけでなくアデールまでもがあっけに取られていた。


「シャリーちゃん今、お兄様って言った~?」


「うん、アデールお兄様です。あそこの椅子に座っているのが私のお兄様です♪」


「そうなの~!?なら、私はシャリーちゃんのお姉ちゃん候補ってことだね~」


「え!?どうしてです?」


「さっき、シャリーちゃんのお兄さんに告白されたの~。ずっと一緒にいてそばで支えて欲しいって~」


頬を再び赤らめクネクネしているなごみに対して、頬を赤くして怒った表情でアデールを見つめるシャーリー、展開の速さについていけない周りの人たち。

プチカオスな空間がそこには広がっていた。


-------------------------


魔王アデールは驚いていた。


「シャリーそう睨むでない。先ほどの告白とやらは誤解だ。それより、ふむ、シャリーの失なわれし左腕をなごみが復元したと申すのか。」


生まれつき左腕を持たない妹シャリーの左腕を作り出し、その上傷ついていた脚を直したということ。それを行ったのが人族ということ。そして、何よりこの世界で最強の力のひとつといわれる〈魔眼〉の力が効かない、そのような存在がいるという事が信じられなかった。


シャリーの件も異常なことであった。脚の傷を癒すことはできよう、しかし、生まれつき持たぬその腕を生み出しその腕がシャリーに違和感すら持たせずそれをそこにあるものとする力はまさに創造神がごとく力だと思われた。


『この者を人族の下に戻すのは危険であるな。このものの力がどのようなものか確認しておいたほうがよいかもしれん』


「おい、メリーよなごみにステータスボードを渡し能力を確認せよ」


アデールは左にいたメイド服の女性にそう命じた。


「はっ、少々お待ちください」


そういうとメリーと呼ばれたメイド服の女性がなごみの前に漆黒の石版を持ってくるとなごみの手枷がついた両手をその石版の上におかせると


「provЖй all the powerЖ capacity majestyⅢ that person before Ⅸ」


と、唱えると石版に文字が浮かびだした。それを魔王に渡した。それを確認する魔王はしはし無言でその石版を眺めていた。そこには



【Tatibana nagomi】


Lv:7

HP:9800

MP:4950

STR:2600

DEX:2600

AGI:2600

INT:2600

LUK:3800


skill

・どじっ子Lv:10

・料理Lv:9

・掃除Lv:9

・魔術Lv:6

・魔人語Lv:3

・人族語Lv:3

・獣人語Lv:3


称号

・巻き込まれし者

・勇者

・治癒魔法士

・どじっ子

・最強のお姉ちゃん

・聖母様


unique skill

・聖なる光の加護 《すべての状態異常完全無効》

・癒しの輝き 《生命がある者のすべての傷を癒す》

・?????

・?????


石版には異常な数値や見たことがないものが映し出されていた。

まずはステータスだ、Lv7でこの数値は異常としかいえない・・・すべてのことに天才的才能を持つことがステータスを見ただけでわかる。

次にスキルだがどじっ子とはなんなのかわからないが最高Lvの10に到達している何かわらないが侮れないということはわかる。

次に称号だがわれらが宿敵である勇者の文字がある。これで敵だと言う事は確定しただろう。

そして何より異常なのがunique skillが4個もあることだ・・・・unique skillとは先天的に持つ事もあれば後天的に現れることもある。アデールの〈魔眼〉もunique skillと呼ばれるものの一つだが、個数が異常なのだ4個もあるのは今まで確認されていない。何処まで天才で秀才なものでも2個有れば異常なことなのだ・・・・それを、4個持っている。しかも、そのうち二つがわからない事が恐ろしかった。


一通り読み終えると、魔王はため息をついた。


「なごみ、そなた何処から来たのだ?」


「う~ん、加西からだよ~」


「kasai?そのようなとこあったかの?どこの大陸だ?」


「何言ってるの~日本に決まってるんだよ~」


「nihon?それは、どこにあるのだ?まったくわからん・・・」


「え、ここ日本じゃないの~?なら、アメリカなのかな?」


「amerika?それもわからんどうしたらよいものか・・・」


「すいません、魔王様、アメリカたるところ昔文献で読んだことがあります」


魔王の横に控えていた執事服の男がこたえた


「デルサムよそれは真か、それは何処の大陸にあるところだ?」


デルサムと呼ばれた執事はこたえた


「はい、この世界ではないと思われます。記憶が確かならば昔現れた勇者が、アメリカという異世界からやってきたと文献には書いてあったと思われます。」


「なに!?異世界とな・・・なおのこと困ったな・・・まあよい、ガレウスまた牢に入れておけ」


「なにいってるですか!お兄様なごみは私のお友達です!牢に入れるなどもってのほかです!」


シャリーが声をあらげてアデールにプンプンと怒りはじめた。

キュ~~~~♪

かわいい音が響いた。みんなが音のしたほうを見た。そこには顔をゆでタコのように真っ赤にしたなごみがいた。


「すいません~おなか空いておなかがなってしまいました~」


なごみが恥ずかしそうにそう応えた。


「なごみお腹がすいたです?なら、食堂にいくです!ガレウスついてくるですよ~!」


「えぇぇ?ですが、よどしいのですが?魔王様が牢いいれでおけど・・・」


「いいのです!恩を仇で返すなんてエマンス家の名に傷がつくです!さ、出発です~!」


その光景を見ていたアデールは


「よい、食事を提供してやれ。デルサムよ貴様にリエールとなごみの監視を命令する!」


「はっ、畏まりました」


そういうと、執事服のデルサムは霧のように姿を消した。


「みなのもの、今日は一時解散だまた後日なごみの処遇を決める、解散!!」


そういうと、広間にいた者たちが扉から出ていき、広間にはアデールとメリーの2人がのこっていた。


「はぁ~、面倒なものを拾ってしまったのう・・・メリーよ城の中にある文献で前勇者のことについて調べておけ」


「はっ」


「なんだか疲れた、余は少し休むまたあとで起こしてくれ」


そういうと、アデールとメリーも広間を後にした。





1日1回更新にしたほうが1話の文章書く時間ができるからいいのかな?

色々試し試しやっていきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。