75話 愉快な仲間
宿に戻った私たちは休憩をとっていた。
「セラフィス、剣から声が聞こえるんだけど」
「おい、おーい!聞こえてるだろー!」
「確かに声が聞こえるなぁ……喋る剣ってか」
「喋る剣って聞こえたけど……やっぱり聞こえてるじゃんか!!!」
剣からさっきの奴の声が聞こえていたのだ。
「というかどうして県から声が出てるんだよ!?」
「あーそういう事ね、私の体はこの場にはない、つまり封印されたってわけ」
「封印ってこういうコメディーみたいなことになるのね……」
剣がしゃべるという変な状況になっているが……意味が分からん。
「一応剣から体を出せるんだけどねぇ……」
「これって聖剣から魔剣になったって事?」
「そうかもね、スイ」
「まっ、これから長い付き合いになると思うけどよろしくなっ!」
そう言って奴はスンッと落ち着いた。
「……本当に疲れた」
私とセラフィスはベッドに横たわった、とっても疲れたんだ。
「ふぅ~セラフィス~とっても疲れたよ~」
「私も疲れたよ……」
するとマルセラがこんな爆弾発言をした。
「魔剣……魔剣……魔剣は負けん!」
その瞬間、ブリザード魔法があたりに発動したようにとても寒くなった。
「うげ……」
魔剣の奴もこのダジャレには耐えがたいものだったらしい。
「マルセラ……とっても寒いけど」
「わかった!」
マルセラは火の魔法を目の前に出した。
「熱い!!!」
「えっ?寒いって言ってたじゃん」
「ダジャレで寒くなったんだよ!!!」
そしてダジャレの影響であまり休憩が出来なかった。
「うぅ……休憩したかった」
「だね……マルセラ、宿の裏に今すぐ来い……」
「ヒッ!!」
マルセラはとっても恐怖を感じていた。なぜならセラフィスの安らかな休憩を邪魔されたからだ。
「ほぉら、行くよ~」
「やめてやめてやめて!!!」
セラフィスは触手を使ってマルセラを引きずって宿の裏側に連れていった。
(マルセラ……南無……)
数十分後、セラフィスが帰ってきた。
「あれ、マルセラは?」
「ん」
セラフィスは後ろを見ろというジェスチャーをした。そこに居たのはメイド服を着たマルセラだった。
「……プフッ」
「何よ、笑って」
すると魔剣がマルセラを見て馬鹿にしていた。
「何だその間抜け面、とてもお似合いだぞぉ?」
そしてマルセラはメイド服のまま一日を過ごすことになるらしい。とっても面白い。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!
評価が自分のモチベーションになってハッスルハッスルするのでよろしくお願いします!




