64話 懲りない奴
「そういえばニコラとセラフィスってどんな関係なの?そこが気になるんだけど」
「初対面だけどどうした?」
「そうだね、名前だけ知っていたんだ」
「へぇ……名前だけ知ってたんだ」
「そうなんだね」
「セラフィスの触手っていったいどこから生えてるのかな……」
ニコラはセラフィスの触手がどこから生えているのかと気になっている様子だった。
「うーん、背中からかな」
セラフィスは服をめくり、背中を見せてきた。
「確かに触手が生えてるね、とてもプニッとしてそうだな」
「実際はフニフニだけど気合を入れたら硬くなるからね」
(触手って気合を入れなければフニフニなのかぁ……)
衝撃の事実を言われた私とニコラはそれが本当なのかと確かめた。
「……フニフニしてるね」
「確かにフニフニだ」
「あっ……やめ」
セラフィスは触手を触られている時、なぜか可愛らしい声が出るのだ。
「どうして可愛らしい声が出るのかなぁ?」
「だって……触手に神経が通ってるからぁ」
「へぇ~セラフィスにも弱点があるのね」
私とニコラはどんどん触手をフニフニしていった。
「やめれぇ……ふぁぁ!!!」
そして夜になる前に野営の準備をした。
「ナナシ、野営道具を出してくれない?」
「いいよ~」
ナナシが野営道具を出すと私とニコラ、そしてマルセラと協力してテントを立てていった。セラフィスは触手をフニフニされまくった結果、動けないほどに気持ちよくなっている。
「しかしセラフィスの弱点がまさかのフニフニだったなんて」
「予想外だな……神なのにあんなことで柔らかくなるのか」
「神の威厳が無くなるじゃんか」
「いやニコラもやってたでしょ!?」
そんな無駄口を叩いていると夜になった。
「さてと、焚火を作って夜のご飯にするか」
私は木の枝を集め、火を点け、鉄板の上に肉を置いた。
「セラフィスはテントで寝てるの?」
「そうだね……ちょっと待て、あそこ見ろ」
ニコラに指さされた場所にいたのはさっきまでいた国で私がぶっ飛ばしたサキュバスだった。とってもよだれをたらしながらこちらを見ていた。
「……物凄くよだれを出してるけどどうするのよこれ」
「お肉をあげたら帰ってもらおうか」
どんどんとサキュバスが本能に逆らえずにこっちに寄ってきた。それはまるで餌につられる猫のように……
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