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ジャックの邪悪  作者: ハートフルファンタズム
第一章 ボーイ・ミーツ・サーバント
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第5話 問題発生

10:00 ダンジョン入口到着


教師「ではダンジョンには1人ずつ、2分ごとに入ってもらいます。」

教師「中はまず一本道があり、ある程度進むと広めの複数の道がある場所につきます。そこからは自身の直観に身をゆだね、行き止まりがありますからそこで召喚を行ってください。」

教師「それでは、行きたい人からどうぞ!」

ジャック(順番は行きたい人かららしい。僕は最後でいいy

クラスメイトA「お前は最後だよな?平民。」

ジャック「・・・そうさせてもらいます。」

感じ悪いが、周りの目線も静かにそう言っている。自分の使い魔が万が一弱かった時の保険にでもするつもりだろう。

同行している3名の騎士もどこか気の抜けた様子だ。当然か。護衛といっても形式だけのもの。所詮初級下位のダンジョンなどはっきり言って僕一人でも攻略できるだろう。そんなもんなのだ。


数十分後

ジャック(そろそろ僕の番かな。)

???「うわぁぁぁぁあああ!!!」

ジャック「!?」

なんだ?悲鳴?声からして同年代の男性だが。あ、クラスメイトだ。名前はなんだっけ?まあいいか。

クラスメイトB「魔、ま、m、まじゅ、魔獣が!」

騎士A「落ち着きなさい。何が出た。」

クラスメイトB「で、でかい魔獣だ!人型の!それでAくんの頭をつかんで投げ込んできたんだ!あ、Aくんがまだ中に!」

騎士B「・・・任せろ。我々はプロの騎士だ。どのような魔獣であれ遅れは取らない!」

クラスメイトC「カッコイイ///」

クラスメイトD「お、俺らにもできることがあるかも!教えてくれ!騎士さん!」

騎士A「ここは我々に任せて先生のところに集まるんだ!先生!任せます!」

教師「わ、わかりました!」

教師はやや混乱しながらも指揮を執りクラスメイトをまとめる。騎士は先ほどと違い毅然とした態度で装備の確認を行う。なるほど。確かにプロらしい。ここは彼らに従おう。僕が同じ立場でもそうするしね。

騎士はダンジョンへと向かう。


しかし人型の魔獣?ここは初級下位のダンジョンだ。魔獣なんて居てもせいぜいミニミニスライムとか、魔ヒルとかだろう。人型の魔獣なんて出ないはずだ。

少し整理してみるか。

ここは特定の種類の術式を使うと何かが呼び出されるという特権を持つダンジョン。

であるなら可能性は三つ。


1.自然発生且つ突然変異の魔獣。


2.誰かが人為的にここに捨て置いた魔獣。


3.誰かが術式を間違えて呼び出してしまった魔獣。


1は否定しきれないが確率的にあり得ない。初級下位とは運の要素がある意味少ないのだ。どんなに運が悪くとも、程度の低い魔獣しか出ない。だから1はないだろう。

2は、極論でいえば否定できない。周囲に魔獣を連れてきたような痕跡はなかった。

しかし、瞬間移動させる特権なんかがあれば痕跡なんて残らない。だから厳密には否定できない。だけど、これも確率としては低いはずだ。

となると、

ジャック(3。誰かが術式を間違えて呼び出してしまった魔獣、か?)

使い魔であれば基本的には召喚者の神の加護に応じた使い魔が現れるし、契約が自動的に発動し、忠実な部下になる。

そうでないなら初対面で襲われる可能性は確かにある。もし魔獣を呼び出したのなら今回の件に合致する。

ジャック(とはいえ、騎士の方がいるわけだしどうとでもなるだろう。焦ることはないな。)

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