表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒猫バステト神が参ります!(セーラー服と雪女 外伝)  作者: サナダムシオ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/24

④ 黒幕登場

 すると、どうだろう。先程まで屈強な白いゴリラのようだったソイツのカラダが、見る見るうちに萎んでいき、最後はすっかり可愛いレッサーパンダに戻ってしまったのだ。


 状況が理解出来ず、キョトンとした顔をしている、その小熊猫を小脇に抱えると、バステトはその場に仁王立ちしながら、大声で叫んだ。

「どうせ、その辺で様子を見ているんでしょ?潔く出て来て、アタシと勝負しなさい!」


 すると周りの木陰から、次々に、ずんぐりした体形の、二足歩行ロボットが現れたのだ。ソレは、我々ニンゲンの世界で、日本の縄文時代に現れて人々を拉致して行った、あの遮光器型土偶そっくりのロボットたちだった。


「やっぱりアンタたちの仕業だったのね?まったく、次から次に……いつまでも懲りない、トカゲちゃんたちだこと。」

 バステトがそう言うと、外部スピーカーを通して変質した声で、赤い遮光器土偶のバケモノに乗った、アラハバキの隊長らしき者が答えた。


「懲りないのはキサマの方だ!いつもいつも邪魔しおって!今日こそ目にもの見せてやるからな!」それは、最後に必ず負ける悪役がよく言う、ベタなセリフだった。

「あら、期待しちゃうわね。まあ、私相手に、生身の姿を晒さず、そんなロボットの中に隠れた事は、多少効果が望めるかもね?褒めてあげてもイイわよ?」


「ええい、ヤッてしまえ!」

 その侵略隊長の一声を合図に、10体ほどの遮光器ロボットたちが、一斉にバステトに襲い掛かった。反重力で飛びながら、果敢に急接近し、肉弾戦を挑む者、少し離れて、実弾やビーム兵器で狙う者、まあ、その他イロイロだ。


 ……それから約5分後。

 全ての抵抗は、虚しく終わった。

 無論、バステトの圧勝である。

 彼女は背中のオリハルコンの剣を抜きもせず、素早い身のこなしから繰り出される、その生身の拳骨と蹴りだけで、敵をことごとく粉砕したのだった。


 アラハバキの隊長がふと気がつくと、見渡す限りの辺り一面に、ずんぐりむっくりロボットたちの残骸が散らばっていたのである。

「この場所が、たまたま竹林の近くの郊外で良かったわぁ。関係ない住人に、攻撃のとばっちりが行ったら、大変だものねえ?」

 ニヤニヤ笑いながら、黒猫神が余裕でそんな事を言っている。


 立ち上がる気力のある爬虫類族の者は、最早一人も見当たらなかった。

 バステトは、隊長の乗ったロボットに、つかつかと真っすぐ近づくと、素手でその頭部をちぎり飛ばした。

「さあ、今からアナタを、どうしてくれようかしらねえ?」

 彼女は、屈強そうな緑色の肌をしたトカゲ男を、コクピットの中から片腕で引きずり出しながら、そう言ったのである。


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ