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さっき一瞬死んだ話。  作者: おみがわ
13/15

2022年

話は飛んで2021年の年末。


いつもの通り年賀状を用意して、宛名を書いた。

お正月を迎えてポストを見るとウチ宛の年賀状にまざって宛先不明で返された年賀状が1枚。

宛名を見ればKだった。

引っ越して連絡を忘れたのか、縁を切られたのかはわからないが、とにかく今後は年賀状のやりとりをしなくてよくなるんだ…!

そう思ったら確かな安心感が産まれた。


1月5日。

Kから年賀状が届いた。知らない住所になっていたけれど、あいかわらず裏面は市販の干支の絵のみが描かれたハガキ。

引越しました、とか書いてもない。


36歳にもなって、きちんと交流する気がないんだ。

人をオモチャにして笑うような人だもの、当たり前か。


そんな気持ちだった。

不満はあったけれど、若い頃のようにヒステリーになることもなかった。




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