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4.聖女様、初めての酒場!


フロン「ちなみに、そのヒラヒラした服で行くんですかい?」




ヘスティア「ええ、れっきとした法衣ですし、聖女であることの証です。


名声を振りかざすつもりはありませんが……この姿を見れば、みんな、何事かと話を聞いてくれるでしょう?」




フロン「バカ正直に聖女だと名乗る女、それを信じる側も相当バカですぜ。


……せいぜいコスプレ聖女呼ばわりされるのが関の山だ。」




カランコロン~。




ヘスティア「冒険者の皆さんに、お願いがあってまいりました。聖都イージスの大聖堂の守り人、ヘスティアです。」




フロン「……もうちょっと声張れないんですかい?喧騒にかき消されちまいましたぜ。」




ヘスティア「……よ、よくよく考えれば勇者様の聖剣事情を明かすのは良くないですわ。


ひとりひとりお声がけしましょう……。」




フロン「へいへい。」




風俗嬢や踊り子もいるため、思っていたより自分の法衣は目立ず、耳が壊れそうな喧騒に私の声は無力だった。


それにしても、どういう方に声をかければよいか……。




フロン「あ!あの武闘家とか良さそうですぜ。


見たところひとりやふたりは殺してそうな異様な殺気、そしてあの筋肉、相当なやり手だ。」




ヘスティア「……こ、殺し!?そんな方を仲間にするなんてダメです!」

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