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3.模範囚フロン


フロン「その聖なる刃をお運びする旅路、わたくしめもご一緒してもよろしいでしょうか。」




王様が聖女に話し終わると、横から一人の男が現れた。




王様「おお!それはありがたい。そなたは……使用人だったかな?」




フロン「ええ、毎日、聖女様とこの大聖堂の清掃をしております。


聖女様の付き人のような形で、お手伝いしたいと。」




ヘスティア「……へ?」




王様「うむ、そなたが着いていくのなら、ヘスティアも安心だろう。




じゃ、ヘスティア、頼んだぞ。


私は議会にこの件を知らせて、再発防止を徹底せねば。」




ヘスティア「……え、ちょっとまっ」




そう言って王様は大聖堂を後にした。




ヘスティア「…………。




まずは仲間になってくれてありがとう。フロンさん。


けど、嘘はいけませんわ。」




フロン「ええ、恐縮です。フッ、嘘はついてないはずですが?」




ヘスティア「毎日、私と大聖堂の掃除……嘘ではありませんが。


"模範囚の刑務作業として"というのが説明から抜けています!」




フロン「まあ仲間になったもんは仕方がないね。さあ、酒場に行きますぜ。」




ヘスティア「ちょっと!」




フロン「ちとアウトローではありますが、酔っ払いくらいなら跳ね除けられますぜ。」




ヘスティア「……。」

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