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社畜40代、スマート年下男子に「3秒」で救われる。~効率化された時間で、私、愛されてもいいですか?~  作者: 寝不足魔王


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休日1話:社畜のモーニングルーティン破壊

「休日編」スタートです!

会社では完璧な凛さんの、さらに人間味あふれる(?)プライベート。

一之瀬くんの「私服姿」の威力も加わり、糖度増し増しでお送りします。


 土曜日、午前七時。

 目覚まし時計が鳴る前に、私の目はパッチリと開いた。


(……悲しい。悲しすぎるわ、社畜の習性! 休みの日くらい、昼過ぎまで泥のように眠らせてよ、私のバイオリズム!)


 のそのそとベッドから這い出し、ボサボサの頭で白湯を飲む。

 今日は一歩も外に出ない。そう決めて、中学生のジャージのような部屋着(でも楽)に袖を通した、その時だった。


 ピコン、とスマホが鳴る。


『おはようございます。凛さんの声が聞きたくなったので、あと三秒で電話します』


(三秒!? ちょっと待って、心の準備が――!)


 三、二、一。ジャストで着信画面が一之瀬くんの顔に変わる。


「……は、はい。おはよう、一之瀬くん」

『おはようございます。……まだ寝てました? 声が少し、甘いです』


(甘い!? 寝ぼけてるだけよ! っていうか、電話越しでもその低音ボイスは心臓に悪すぎるわよ!)


『今、凛さんの家の近くまで来てるんです。美味しいクロワッサンが手に入ったので、一緒に朝食、どうですか?』


「ええええええ!? 近くってどこ!? っていうか私、今、人に見せられないレベルの干物女よ!? 髪は鳥の巣、服は中学生ジャージ! 三秒で追い返したいレベルなんだけど!」


『……ふふ、独り言が漏れてますよ。大丈夫です、そのままの凛さんに会いに行くんですから』


(漏れてたーーー! っていうかインターホン鳴ったわよ! 早い、早すぎるわよ一之瀬くん! 三秒で片付け!? 無理よ、私の部屋には脱ぎっぱなしの靴下(昨日分)が落ちてるのよ!)


 私は火がついたように部屋中を駆け回り、靴下をクローゼットに放り込み、手櫛で髪を整える。

 ドアを開けると、そこには爽やかな私服姿の、眩しすぎる一之瀬くんが立っていた。


「……お待たせ。一之瀬くん」

「……。……あ、すみません。三秒だけ見惚れてました。眼鏡姿の凛さん、破壊力高すぎます」


(……嘘。眼鏡、外し忘れてたわ……! っていうか、その「獲物を狙う目」で見つめるのをやめなさい! 私の休日の安らぎが、三秒で消し飛んだ瞬間だった)


お読みいただきありがとうございます!

休日の朝から一之瀬くんが襲来(?)しました。

眼鏡にジャージという、社畜のリアルな休日姿……一之瀬くんにとっては最高のご馳走のようです(笑)。

次回、二人きりの「おうち朝食」編です!


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