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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
4章:EGE護衛ミッション
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(リアル側で)敵の多いレース対決


『うーん性能チェックとか良いところありますけど、(前作筐体版)種類少ないですね』

「まあココが試験運用みたいなところあるみたいだし、発売製品に期待すれば良いんじゃねえの?」

とりあえず、モニター越しに共にプレイするプレイヤーの姿だけでもチェックできるのは良かった。


とはいえ

「5時方向25メートル超能力者」

『うっわこんなところで火を放とうとしてゴザッた』

こんなところでファイヤーは、マジでやめてね。

てかそもそも敵来るな。


『兄弟子様はどんな車にしましたか?私は黄色でスピード型のL4-IDATENです』

「そうか。俺は黒のBLAFってヤツ」

『バランス型ですね〜』

正直ゲーム全般が初心者な俺がマトモに扱えるやつとか分からんからなー。


さて、コースはアメリカンサーキット。

ビル街と荒野を通過して、お隣のビル街に到着するコースだ。

いやまあそういう感じのルートあるけど、縮小されてて意味わかんねえことになっているし。

少なくとも、荒野を囲えるようにするのでも結構な時間かかるだろ。


「まあ良いか。9時方向15メートルアタッカー」

『え?ここ接近する人いるんですか?』

『まあいるにはいるでゴザルよ』


てなところで、レースのカウントダウンが始まった。

そしてスタート…と共に、後ろに押しつけられるような感覚を覚えた。

「慣性!?」

『だいぶマイルドですけど、十分リアリティ強いですね』


コレが、注意事項で言っていた力点変動システムの力か。

確かに、このシステム酔いやすい人や、急なショックに弱い人には遠慮してもらった方が良いだろうな。

ショック面とかアレがあるし


『お、最初のエネルギーパックゲット。では兄弟子様バイバーイ』

「こっちも持ってんだよ。5時方向20メートルスナイパー」

流星院は上に登るルートを走ったようだが、俺はあからさまなショートカットルートに車体を向けてブーストをかける。

「くっ」


いっきに250キロまでスピードが上がれば、流石の俺でもキツいところはある。

そのままアウトコース気味に狭めのショートカットであろうルートに入り、


「ぐあっ」

側溝で飛ばした片側を建物の壁に付かせて走り続ける。


いや衝撃結構来るし、視界上の重力方向に合わせて引っ張られる感覚が変化する。

まあ怪我への配慮なのだろうが、揺れの衝撃が少なめなのは、運転する身としてはありがたい。

狭いルートのカーブを最大速度で越えて行けば、荒野のルートだが、その目の前に流星院が降って来た。

『お先です兄弟子様』

「マジか」


上行くルートから、どう行けば越えられるのか分からないが、とりあえず流星院が前の出やがった。

「チッ、7時方向20メートルアタッカー!」

『この状況でも確認しているでゴザルか!?』


当たり前だ。

その上で勝つ!


力点変動システム

ぶっちゃけ宇宙パイロットの訓練とかにも使われている重力とかの体にかかる負荷をある程度操れるシステム

これによりリアルで車に乗っていなくても走っているような感覚を得ることができる。

尚メチャクチャマイルドになっているとはいえ元々宇宙船パイロットの訓練に使っていたシステムのため、まだ試験運用の都合上体がある程度丈夫でないと体験できない

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