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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
4章:EGE護衛ミッション
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(リアルで)敵の多いレース対決・終


ハイヤバいです!

この荒野ステージ低めのグランドキャニオンみたいなステージになってます!


で、基本的に渓谷の間を通るので視界がクソ。

ココにジャンプ台があり、上部分に乗れるけど、失敗すれば壁に衝突して大破する(幾つかのCPUがリアルタイムで大破している)。


そんなステージで、流星院は渓谷の間を縫うように走り続けている。

スピードをメインとした車を選んでいるのに、カーブの連発を受けているのに全くスピードが落ちる気配がない。


「お前やり込みすぎじゃね?8時方向32メートルスナイパー」

『そりゃ前作までの()()()()()()()()ですから』

ふざけんな!


なんかステージの熟知感あると思ったけど、やり込んでんのかよ!

クッソ、こっちはいちいちシステム内のマップを確認しながら最適っぽいルートを選んでいるってのに。


『あの兄弟子様。いちいちマップ見ながら敵の索敵しつつ私に接敵できているのは十分プロではありません?』

「乗り心地も操作性もリアルすぎだからな。てかリアルだともっと見るべき部分がある。4時方向16メートルアタッカー」

『意外と接敵しようという輩多すぎでゴザルよ』

それもそうだよなー。


そして、なんやかんやで荒野を抜け、ラストステージだ。 CPUは大体荒野で大破し、俺たちに追いつける者はいない。

だが、俺と流星院には大きな差が開いていた。

『残念でしたね兄弟子様。あの渓谷は下の方がエネルギーパック大量に置いてあるのですよ』

「だろうな」


それを得るためだけに、まともに曲がれなければ立ち往生確定のルートを取るのかい!

エネルギーパックは、車を一気に加速させ、通常の1.5倍ほどのスピードで走れるが、その分曲がりきれない可能性などが広がっていく。

そんなエネルギーパックは、10個までストックできる。


そして、渓谷の上と下とでは、下の方がエネルギーパックが多く落ちているっぽい。

流石に見ていないが、俺がほぼ直進した上で手に入れたのは5個。

対して流星院は、途中利用していたとはいえ、この感じだと10個持っていてもおかしくない。


ならば、

「全力でぶっ飛ばす!5時方向21メートル魔術士」

車体を流星院の方に向け、ブーストする。


そして流星院の後輪に衝突。

「うわっちょ、」


その勢いで、傾いた車体のままに壁に逸れて立ち往生してくれれば

「まだまだ…ホイット!!!」

「ぐっ、マジか」


あの状況から的確に車体を反転させて、後ろ向きで俺の前を陣取っていきやがった。

完全にくっついている状態だからか、損耗が軽微になっているし俺が押し込んでいる感じになっているから、アイツエネルギーパックとか余裕持てているし。


クッソ何か打開策を…お、ジャンプ台が見えた。

『あ、ジャンプ台で悪いことするつもりですね?』

「どうだか」


言いつつ、ジャンプ台を走り抜け

『へ?』


流星院が飛んだと同時にブレーキで、飛び出さずにジャンプ台を降りる。

『ああああああ!!!謀りましたね!?』

「そりゃあそうだろ」

空中で身動きの取れない状況(しかも後ろ向き)にしてやれば、進むのに支障が出るから、俺も飛ぶ必要はない。


てことで、

「残りのエネルギーパック全ブッパァ!!!」

もうゴールは見えている。

だったらサッサと走る!


さてさて地味に正論言っている気もする桐谷の運転に対する姿勢

イヤ実質ながら運転しているか?

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