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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
4章:EGE護衛ミッション
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星々への通行証


「スムーズに登れているけど、敵いっぱいだね」

「分かるわー」


マージア・Ⅵだったっけ?

なんか武装増えているやつもいるんだが、ちょっと遠距離型増えててウザいんだが。


それに

「どうしたの?」

「イヤ多少武装を減らしてでも、高機動で動く大砲が大量にやってくるのって厄介だなぁって」

「あーちょっと分かるかも」

「我輩にはどっちにせよ脅威極まりないがね」

ソレもそうだな。


現実にも、重装歩兵の発展で携帯型砲塔を装備した砲兵なんて奴らが一時期登場していたが、普通にコスパや重量の問題で、中身ドローンだったとしてもキツイという結果に終わった。


だが、相手はデータの塊。

どんな状況であろうと関係なく、ある程度自由にスタイルを設定できる。

コイツらは装備した武器を最適に扱うし、砲兵関係で一番問題視されていた高熱問題を単純な耐性でカバーできる。


正直こういう実現できなかったものを、実現できてしまう環境には尊敬する。

「だが斬る!」


ぶっちゃけ斬りたいのもあるけど、大砲の一撃は流石に吹っ飛びやすい。

今肩にセンジュいるし、後ろにゴルディオンもいる。

あまり楽しむだけの暇はない。


なので、撃ち込まれる分は安全圏で斬り落として、ササっと斬り倒す。

「さてと、そろそろか?」

「あ、ああ…というよりこの扉の先だな」


ありゃま。

もう目的地の目の前に着いていたのか。

「フム、このロック暗号化されているな。ちょっと待ってくれ、今調べる」

「イヤもう斬れば良いでしょ」


えーとか言っているけど、今現実の都合でサッサと終わらせたいのよ。

一応空間は把握して、破壊して別所に問題が出ないことを確認。

即座に斬って、扉を破壊。


「ん?」

「アレは!」

「ヒエッ」


この船の操舵室らしき部屋。

その操縦席、というか船長の席に白骨死体が座っている。


「彼だけが残ったのか彼しか残れなかったのか」

「まあ事情は兎も角、必要なもんを回収しよう」


俺たちの目的は、あくまでも星艦長になるための鍵だ。

まあ羅針盤が、白骨死体の目の前にある机の引き出しを指しているのだが。

「案外あっけねえな」

「お宝回収はササっと終わらせるものだよ」

「知ってる」

引き出しに鍵はかかっていない。


中身にあるのは、タブレットのようなものだ。

内容は

「フム、コレが星艦長になるための記録媒体で間違いないようだな。ハバキリ殿、ちょっといいか?」

「なん」

言い切る前に、なんかタブレットからビームが放たれたんだが(センジュは即座に投げ飛ばした)。


〈星艦長に転職できるようになりました〉

〈称号:星を渡る者を獲得しました〉


「いきなり過ぎるぜ」

「まあまあ、だがコレで目的は達せられたのだ。我輩はコレを転職ギルドに持ち込むことにするよ」


「そうか。良い旅をとでもいえば良いか?」

「いやいや。ソレをいうなら我輩の方こそだ。貴公は何かに導かれてココまできたと我輩は思っている。そこに何があるかは分からないが、きっと我輩の我儘より重要なことだ」

確かに、言い得て妙だな。


「あのーそんなことよりも私を助けろ」

おっとさっき投げ飛ばしたセンジュが、いつのまにか天井の照明に引っかかっているぞ。


この後のお話しとの整合性の都合でここで終わらせることにしました。


星間記録媒体:『星艦長とは』

今回手に入れたタブレット型アイテムの名称。

使用すれば、星艦長に転職可能になるが、条件も厳しい。

この後ゴルディオンの手によって、転職ギルドに寄贈された。


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