アメリカの移動は爆破がつきもの
なんか忍者がいっぱい護衛に来たけど、コレ大丈夫なヤツ?
「おっとそこの心配面の坊主。コレはあくまでこっからの厄介ごとが確定しているが故の措置だ。規模とかに関しては気にするな」
「そーですかー」
十分多いとかしか言えないが、前回までのSPに比べたら少ないのでその方面じゃ驚かない。
「ココからはそれぞれの目的地の違いとかもあるので、別行動と行きましょう」
「ソレもそうじゃな」
「じゃあ私はまた兄弟子様とー」
「ハイハイ」
どちらにせよこっちじゃ流星院と行動を共にすることの方が多い。
「移動は?」
「コチラで車とバイクを」
「オーケー」
じゃ車で良いや。
「兄弟子様!バイクデートと洒落込みましょう」
「バカか」
「今回人数の都合で兄弟子様は運転メインとなりますよね?であれば運転しながら得物を振れるようにバイクの方が良いかと」
コイツ、それっぽいこと言って説得しにかかっているが、正直ありっちゃありなんだよなぁ。
完全に腕を広げられれば刀を振いやすいし、密着してもらっていれば真後ろからの攻撃でも守れる。
さてさて、なんか別の思惑を感じるけどどうしたものか。
「まあ守る分には変わらんか」
「決まりです!ではバイクのキーを下さい」
「アイヨ!鍵にナンバープレートと同じ番号が振られているからソレを目印にしてね。あああと桐谷くん」
ということで、ササッと駐車場に向かってバイクを確認しにいったが、
「やっぱ出入り口は張られているか」
「ココも知られているでしょうけど、コチラの忍者との睨み合いで手は出ていないようですね」
「いや出てるぞー」
そう言い上を指差すその先には、刺客が少なくない数吊るされている。
「なんかヤバいもん見ちゃいましたね」
「コレからもっと見ることになるかもだから見慣れておけ」
バイクを発見。
ヘルメットを被ってエンジンを点ける。
「ところで兄弟子様、コレ出入り口を出るの難しくないですか?」
「ああそうそう。だから別のところに穴作る」
「え、ソレ良いの?」
まあ脱出ルートは、俺しか聞いていないから知らなくて当然だが、どうせココから出たらボヤ起きるんだし、必要経費として処理させて貰うぜ。
「さあ、振り切るぜ!」
「わーい兄弟子様にくっつけるー!」
恥ずかしいことを言うんじゃねえ。
兎も角、流星院も乗せて走り出す。
コーナー的に一度狙われかねないが、そこは上手いことショートカット。
そして2階に上がる。
「あのあそこにあるのってまさか」
「よく気付いたな」
「あんな不自然な位置に赤い点滅って」
うん、壁に穴開けるための爆弾だね!
「しっかり掴まれ」
「まだ心の準備が」
そんなことを気にしている暇はない!
脱出ポイントの正面に入った時点で爆破。
そして煙が舞ってしまうが、気にせず突っ込む。
だいたいの地形は把握しているし、見えなくても感じ取れるからね。
「わっ」
「やれやれ」
しっかり掴まれって言ってただろ。
宙に舞い、腕が離れそうになった流星院を捕まえて、片手で安定させる。
左腕なら刀持ってるし、リーチあるから安定性は確保できる。
「ぐむっ!」
「舌噛んでねえよな?」
そして難なく着地。
そのまま方向を左に切り
「飛ばすぞ!」
「は、はひっ」
言えてねえ。
てことで流星院的にはバイクデート開始
メッチャ危険だけど




