護衛中の休憩時間は短い
スイッチの音がした直後、通話の向こうから爆発音がした。
『な、なんだと!?』
「へー彼の能力って携帯のスピーカーみたいに通話出来るんだ」
「というより、指定した範囲に声を届けられて、逆にその範囲の音を聞き取れる能力でゴザルね」
向こうの爆発音を他所に、ウサギとステラが話し込む。
『ウサギィ!貴様いつの間にミサイルを』
「今。そこの少年の超能力に干渉できる範囲なんてソレくらいよ」
『だがなウサギィ!このスイッチで我が精鋭が』
「知ってる〜」
通話を一方的に切る。
「あ、通話越しとはいえ爆発聴きすぎて伸びちゃったでゴザル」
「ステラ、その子を休ませて。旧帝の精鋭部隊が来るまでに時間はある」
さて、時間が余った。
休憩兼食事タイムだ。
「旧帝の精鋭部隊が来るまでに約1時間。それまでは休めるな」
「まあその後も儂が暫く暴れるからな、ついでにお主らは寝ておれ」
ソレはありがたい。
くじ引きによって、先方連中の一掃に参加できなかった分、仙女ババアはやる気と元気が有り余っているようだ。
「うっしソレなら、飯も済んだしシャワー浴びて寝ますか」
「そうしろそうしろ!」
「すぅー」
最低でも、1時間しか寝れないのだから、速攻で寝れるようにしよう。
と思ったのだが
「なんでお前たちがいる」
「兄弟子様と一緒に寝てみたかったから」
「なんか面白そうだったから弟君のところにね」
「僕だけ行かなかったら仲間はずれみたいじゃん?」
何故か流星院とミコ姉たちがやってきた。
「お前たちがいると護衛のために気張らねえとなんだよ」
「まあ、ソレは大変ですね。ではよりくっ付かなくては」
いやむしろ得物持ちにくいんだが。
「それに、こうして兄弟子様にくっついて匂いを感じられるのって、割とやってみたかったんですよ」
変態かな?
「いいから寝ろ。どうせ外にも護衛居るしなー」
「それより夜の寝床でお話ししません?」
「せめて…明日に………しろ」
ツッコミたかったが、完全に就寝のスイッチが入っておぼつかなくなった。
「ふう。じゃあババアは夜の散歩と行こうか!」
ハイ、つなぎの回ですよー
〈旧帝〉
正式名称”旧帝国派”
こんな名称だが、環境活動家系テロリスト
技術進歩による環境汚染を鑑みて、下手に文明を開化させていこうとする連中をつぶそうと考えている
だが、凛花に妨害されてから、軍隊級の規模を持つテロリストとして活動するようになった。




