ステラ's ミッション
ステラは現在ピンチであった。
なんか、客人の中に流星院芽衣に殺意を向けている者がいる。
イヤ狙っているやつが誰かはとっくに知っている。
状況が悪いだけで。
相手は子供だ。
刃物や銃器の様子はない。
だが、超能力者であることは分かっている。
確認できている限り、外部と連絡を取るこのとできる能力か。
遠隔から武器や敵を用意できる相手ということではあるが、事を荒立てないでほしい。
「ステラ。あの子が主催者を殺そうと考えているって本当なの?」
「まあここにきた時点で我々は気付いていたでゴザ…ですからどうと言うことはないのですけど」
母親相手には、ゴザル口調とかでは使えない。
というか、伝わるとは言え日本語ではなく英語で応えるべきだったかとも思う。
「対処するだけならどうにでもなるけど、下手に向こうが力を見せるだけで騒ぎになるの。それは起きてほしくないラインなのですよ」
「ならサッサと連れ去ってしまえば…いや向こうにも親の目があるわね」
そう。
一応でも客人なため、下手に倒そうものなら色々と面倒くさい。
で、どうやって裏に連れ去るか。
『え、外の連中全員やられたんですか?』
そこで、ちょうど良いタイミングがやってきた。
外の状況を聞いて彼が、青ざめ始めた。
「マミー、行ってきます」
「ええ。仕事である以上きっちりやりなさい」
「失礼、お客様…確かルイスさんでしたね?」
「えっ、君は?」
外部と連絡を取り、状況を確認していたスパイの少年は、不意に少女に声をかけられた。
「確か、ミセスクロスハワードの娘さんでしたね」
「ええ。私はステラと申します。元々はここの警備側としている予定でしたが、母が参加する関係でコチラの席に座らせていただくこととなりました」
「えっ!!?」
彼の父親が対応し、彼女のことを知る。
ここの警備員。
つまり、
「まあ驚かれても仕方がないことでしょう。さておき、コチラのルイスさんはお顔が優れないようですので、休憩所へ送りいたしましょう」
「え、えぇ。お願いできますか」
「ご心配には及びません。さあさあルイスさんコチラへ」
「え、あ…俺は」
そのまま、担がれるようにして外へ送られた。
「さて、お話しお聞きするでゴザル」
「あっ」
休憩所…ではなく、尋問室だ。
「いや適当な部屋ってだけで、別に尋問室でもなんでもないからなステラちゃん」
尋問するのは、ステラとウサギだ。
「名前はルイス・クリムロット。ファイアロールの出資者の1人アルフレッド・クリムロットの三男坊にして、遠隔通話型の能力者か」
「えっ」
調べられている。
ソレも、世間的には秘されているはずの能力のことまで。
『残念だがルイス君』
「あ、そちら旧帝のジイさんだね」
『な、お前はまさかウサギか!?』
「え、なっなんで能力に?」
「超能力は科学的に干渉しやすいからね。周波数を合わせれば通信の傍受くらいできるのさ!」
そのことに驚愕する少年。
だが、そんなことは承知の上というように、通信越しの老人が、苛立ちを見せた声で少年に言う。
『悪いなルイス君!もう手遅れだ!!!』
「待ってくれ!まだ金が」
そう言い、通信越しにスイッチの音がした。
てことでステラパート
まあ次回の半分くらいで終わるけど




