現実の違和感
「フォクスより:コッチに20人いるから誰かバックアップを頼む」
「了解でゴザルオダイカンサマ!」
「いちいち側まで来なくて良い」
とある山荘に、銃声と剣撃の音が混じる。
1人の剣士を銃を持った大勢が、撃ち込む。
だが、剣士に弾丸は届かず、全て斬られる。
次の瞬間、フッと剣士が消える。
その光景に銃を持った大勢が一瞬怯み、視界が崩れ落ちる。
「うーん」
相手を斬り倒すまでは良かったが、剣士の表情が難しさを覚える。
「どうしたでゴザルオダイカンサマ?」
「いやなんかなぁ」
原因が分からず、出せる言葉をなんとか紡ぐ。
「なーんかゲームのやりすぎか、現実の戦いに違和感が出てきててな」
「すっかりゲーマーでゴザルね」
まあ良いと、さらにやってきた刺客を斬り伏せる。
「サッサと護衛対象の安全確保だ」
すぐに、あいつらの元へ戻らねば。
んで、護衛対象がいる安全な部屋まで来たのだが
「お従兄さん大丈夫でした?」
「弟君マジでリアルでも戦っているんだね」
「そうだね。しっかしまあ」
親族のほとんどが、全員仙女ババアの別荘で合流とはな。
さらに
「そうですよ!兄弟子様はめちゃくちゃ強いのですから」
流星院もいるんだよなあ。
ほんとなんという光景だか。
「まあまあ兄弟子様。私たちは貴方の護衛対象ですよ〜。ちゃんと守ってくださいね」
「ハイハイ。それじゃあ」
窓ガラスを突き破って飛んできた弾丸を弾く。
「フォックスより:3時方向にドローンだウサギ」
「確認した。ソコからさらに800m離れた先に操縦者がいるね」
「ゼーノちゃーん!」
「800m先じゃあ流石のアイツでも聞こえてないだろ」
とりあえずコチラは大丈夫だろう。
「他はどうだ?」
「仙女サマが正面玄関口でめちゃくちゃやっているでゴザルね」
「じゃあココで合流を待つか」
現状コチラ側には、敵がいない。
「あ、あのー」
「ん?ああベイリー社長だったか?」
そういえば、彼もいたなあ。
「いつもこのような仕事を?」
「下手なVIPでもなきゃココまで限界態勢にはしないよ。アンタのすぐそばにいる連中はそれだけのやつだってこと」
全く、流星院に子供社長にミコ姉といいとんだVIPだよ。
短めだろうけど、本章の導入です




