↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
3章:海より深き縁
135/208

意外な接触


「目があああああああああああ!!!」

「ずっと地下にこもっているからそんなことになるのですよ」


次の日の昼時、会社の目の前で落ち合った芽衣とベイリー。

1人は顔を押さえ、1人は顔を逸らしている。

「なんで顔逸らしてんの?」


「目が馴染んできたのならよく見てくださいよ今の面々を」

「うーん…中年の休日おじさんに美女と美女と美女と美女………ああ110案件か」

「やめて、なんも悪いことしてないのに」


「一般的にこの構図は立ってるだけで犯罪扱いされかねないぜ」

「そんなあ」


男1に女4()

芽衣とその仲間の他に、もう1人ベイリーのそばにいる女の子がいる。

「やあメリアちゃん」

「ど、どうも」

人見知りなのか、ベイリーに引っ付いている彼の娘も今回の参加者である。


「で、どこに行けばワイルズのメンバーに会えると?」

「もう見えてる」

え?ドコドコ?というように振り返り、チラホラ見ているベイリーが滑稽に思えるが、サッサと()()()()()()を指刺す。


「え、アレって」

()()()()()()()()()。あそこにワイルズの関係者がいる」


ジュエル・ジャンクは、ニューヨーク観光でとりあえず行っとけとまで言われる有名なバーガーショップだ。

チェーン展開もされているが、目の前にあるのは()()


しかも、店長とはお隣さんであり、学友でもあった相手だ。

「イヤー本店は席の予約が可能で助かるよね」

「カウンターの方も取れましたっけ?」


そんなことはどうでも良いと、サッサと入って席に座る4人を相手に、後から座る。

「何頼む?私が奢るよ。私は新作のジャパニーズ・エビフィレオバーガーセットで」

「仮にも1社長たる私が奢るべきじゃないのか?それはそれとして私はアボカドチーズバーガーセットで」

「なら割り勘でいいでしょ。ウサギはジョロキアバーガーセットで」

「バーガーは我々の潤滑剤。もちろんここではジュエルバーガーセットでを頼むよ」

「え、えっと私はこのマグナムジュエルバーガーセットで」

「娘ちゃん結構とるね〜」

「いや女子同士でも量の話ってタブーのはずじゃ」

想い想いに注文する中で、ウサギが指摘してメリアが恥ずかしがるのをベイリーが制する。


そこに

「ドリンクは如何にします?」

「断然コーラでしょ」

「いやシューティングスターよ、ここはレモンスカッシュ一択ですよ」

「ウサギはビースト・フレアで」

「こんな時にもエナドリかよ。私はコーラだ」

「私、レモンスカッシュ」


「よし2対2だ」

「そういうことではないでしょう」

「ハハハッ。家族増えましたか社長さん」

「君も会話に入ってくるなよノーマン」

注文を受け付けながら、この店の店長であるノーマン・リードが話しかけてきた。


「いやあ一応君たちには用があるからね。ああクリスここの注文表持っていってくれる?」

「君要件あるんだ」

仲が悪いわけではないが、引っ付きやすい性格とでもいうべきノーマンの性格に苦労させられてきた過去を持つベイリーは、苦笑いを浮かべる。


「その要件の前に、君の正体を明かしても良いかね?」

「え、まあ良いでしょうけど…そういうのって運営が明かして良いのですか?」

「あ、まさかノーマンお前」

流石に、ベイリーも気付く。


運営が明かしてと言ったところで、大体何者か分かってしまった。

「彼はワイルズの協力者。JJ master でもあるんだよ」

「ウッソだろなんで君が」

明かされた事実に驚きが隠せない。


それ以上に、友人に彼らと関わりを持つ人間がいたことに驚いている。

「まあ偶々だったというのもあるよ。偶然キリ…ハバキリ君に助けられてね。その時のお礼に飯を振舞ってから、彼がアメリカに来た時は大体ココに来ているよ」

「えっ」

さらにベイリーに衝撃が走る。

自分自身、ここが創業してからの古株であるだけに、何処かでハバキリというプレイヤーに出会っているかもしれない事実を得たのだから。


「あの、聞いて良いのか分からないけど彼と私って」

「記憶にある限りはカウンターでお隣になっていたこともありますね。まああの頃はまだゲームに触れていない時期でしたけど」

ウッソだろ!と心の中で思うベイリーだったが、一旦落ち着く。 料理が来たし、一社長として取り乱してはいけない。


「まあなんだ、運営側としては宜しい行いではないと思うかもしれないが…頼む、彼やワイルズの事について君の印象を聞きたいんだ。どうか教えてはくれないか?」


その言葉にノーマンはなんて事ないように答える。

「良いけど、今は営業中だからせめて俺が上がってからにしてくれないかい?」

「え、良いんだ」

「というかどうせ直ぐに会えるしね。ある程度どんな相手かは知っておいた方が良いよ」

「そうだそうだ、その事でノーマンにはコレを渡さないと」


そこで、芽衣がノーマンにチケットと封筒を手渡す。

「EGEの屋台出店用の参加証明と出店者分のチケット。それからホテルのチケットだ。渡すタイミングがギリギリで済まないね。代わりに良い場所を用意してある」

「おお有難い。連絡は受けていましたので既に用意はしてありますよ」

「えお前も屋台出すの!?最高じゃん!!!」

「メリアちゃん。お父さんが子供になってるね」

「(コクり)」


ウサギの言葉に首を振る娘の反応に、若干顔を赤ながら着席し、ハンバーガーを食べようとする。

「そんな子供を大人に直す情報が来たよー。ヨーロッパサーバーと北アメリカサーバーサーバーのイベントボスも全部攻略されたって」

「グフッ、いきなり過ぎる」

「食べ始めたけどオチついたね」


てことでめちゃくちゃ目の前にワイルズについて知っている人がいた模様。

そんでその正体が友人でお隣さんであったという。

というかジュエルジャンク本店があるアパートに住んでるので思いっきりVRCの目の前であるという。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。