水底の国27 ポセイドラ戦 開始
「よーっしポセイドラ討伐しに行きますか」
あの後、アルカと設計図を狙いに来たプレイヤーを凌ぎなんとか帰ってきてから少しして、子供社長を中心に設計図を確認。
そこに、最後のボス『凍鏡将ポセイドラ』の設計図もあったため、呼び出せる限り多くのメンバーを用意して行こうと皆張り切っているのだ。
「まあみんなバラバラになっちゃうだろうけど、計測はしっかりやってくださいね」
「収集できていないネタのために発狂とかしないようお願いします」
どういう注意喚起やねん。いやそれよりも突っ込んでおくことが
「子供社長子供社長」
「なんですかお従兄さん」
「俺のパーティーNPCばっかでプレイヤーいないんですけど」
なんか今回の俺のパーティーメンバー
俺
センジュ(ファミリア)
ヴァル・フラウ
ヴァル・ミニオン×2
アルカ・メティス
とかいう面々なんだが
「アルカさんはできるなら共に戦いたいと言っていましたし、なんか他の方々からミニオンたちやフラウさんの戦闘が見たいよーって声を聞きましたので」
愉快犯かお前ら。
「よく見たら一枠空いておるな。じゃあ童のパーティーに儂も入ろう」
そこに大物登場。
最近ゲームプレイし過ぎて寝不足気味になった結果、数十時間寝ていた仙女ババアがやって来た。
「こんなこと言うのもなんだが、体は大丈夫か?」
「安心せい。ちと寝過ぎてしもうたからな、走って来たとこじゃ」
ならまあ大丈夫か。
「にしても儂が寝ておる間にボスが討伐されておるとはのう」
「まあ子供社長の方針とかもあるからね」
かくかくしかじか説明しつつ、その時がくる。
「それじゃあみんな!良い戦果を期待しているよ!」
「うっわでっけえ」
「城ぶっ壊しちゃっているけど大丈夫?」
『ハッチ壊れているので、位置的にそのまま上昇したらこうなりますよね。としか言えませんよ』
流石にちょっと涙目になっている(冷帯だからわからんけど)。
その先、倒壊した城から出て来たのは、白銀と水色の鱗に覆われた鎧に、先が管のようになっている三叉槍、魚より龍のようにも思われる尾を持った半魚人みたいな巨大ロボであった。
「設計図の時にも思ったけど、ここに来て真っ当な巨大ロボか」
「確か今までは割と生物感が残っておったのじゃな」
『そこはまあ、予算的な都合がありまして』
おいぶっちゃけたぞこの幽霊。
しっかしそれとは別に、良い威圧感のある相手だ。
「正直面白そうだが、初撃はどうするか」
「ああ確か確認するべきことがあるんじゃったな」
そう。設計図を確認した時、厄介な能力があることが分かった。
そのため、どう攻めるべきか近付きつつ考えていたのだが
「よっしゃ俺たちが1番乗りじゃあ!!!」
中々にオラついているパーティーが先行を務めた。
しかも、1人都合良く銃口を向こうに向けている。
「こっち向けぇ!」
「よし来た!」
ヘイトを向けさせるためにあえての1発のつもりなんだろうが、それだけでお前たちの命運は尽きた。
「あっ………………」
「え?」
「はっ…」
その光景に、先行パーティーに困惑が広がる。
ポセイドラを襲った弾丸を伝って氷が伸び、銃を放ったプレイヤーを凍らせたのだ。
「反射だと!?」
「まずっ」
そこに、ポセイドラの三叉槍による一撃が降り注ぐ。
それにより凍ったプレイヤーは光となって崩れ落ちたが、他のプレイヤーは無事だった。
かに思えたが
「な、なにk」
「マズい!火を…」
ポセイドラの振り翳した三叉槍から、液体がばら撒かれたと思うと、それらが瞬時に凍結。
それはプレイヤー、フィールドに広がり、一帯を銀世界へと変えた。そこに、追い討ちのようにポセイドラが槍を叩きつければ、何も残らない。
「やっぱりアレ槍じゃなくてそう言う形の水道管でしょ」
『それ昔私が放ったツッコミですね』
お前俺と同意見かよ。
兎も角、ポセイドラの能力は簡単に言えば、反射と範囲攻撃に分類される凍結の類だ。
「検証は図らずともできたようだし、サッサとやるか」
「そうじゃな」
ポセイドラ
割と性格が武人寄りに設定されています。
最近エネミーデータを紹介し忘れていたので
〈凍鏡将ポセイドラ〉
熱吸収を用いた敵の凍結とかダメージを受けたところから相手の地点まで氷を伸ばして凍らせるという方法で相手の動きを阻害してくるよ。
仮に通り抜ける感じに攻撃をしたとすると受けた部分から双方に氷が伸びるよ
あと槍から吹き出る液体は『凍結液』ってまんまな名前の液体だよ




