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この校舎は既に閉鎖されています。  作者: トランス☆ミル
ゲーム

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14/19

Day12 終焉

 明け方。僕は硬い床の感触で目を覚ました。


 視界に広がるのは、総合体育館メインアリーナの高い天井。広い空間。


「……体が痛てぇ」


 隣で岩倉が身を起こし、肩を回す。


「流石に体育館は寝づらいなぁ」


「敷布団、体操マットだしね」


 その横で、桐谷もゆっくり身体を起こした。


 その声を聞きながら、僕は静かに天井を見つめる。


 昨日、高杉は完全に折れた。


 鳴川を失い、自らの正しさすら否定されたあの男は、もう以前のような脅威ではない。


 だが――だからこそ危険でもある。追い詰められた人間は、時に合理性を捨てる。


「零?」


 桐谷の声で、僕は思考を戻した。


「……いや、なんでもない」


 そう答えながら立ち上がる。


 アリーナの外は、まだ薄暗い。静まり返った校舎全体が、巨大な棺のようだった。


 生存者は、残りわずか。第六グループの北村、池田、大森。第七グループの三上。第十二グループの高杉。


 そして、僕たち第三グループの越宮、桐谷、岩倉。


 ここまで来ると、誰が敵で誰が味方なのか、そんな境界線すら曖昧になる。


 あるのはただ、"最後まで立っていた者が勝者"というルールだけ。


「今日、ドゥームズデイだよな」


 岩倉がぼそりと呟いた。

 

 僕は小さく笑った。


「まぁ、どうせ無敵だらけで不発に終わるさ」


 そうして、朝直前の穏やかな時間は過ぎていった。



◇◇◇◇◇◇



〔――Day12。朝になりました。本日は『DOOMSDAY』です。〕



【Day12/DOOMSDAY:朝】(06:00:00〜06:59:59)



〔本日、執行官、殺人鬼及び偽装者は存在しません。〕


 いつもの合成音声。だが、その声すら今日は妙に遠く感じた。


 教室を見渡す。空席だらけでスカスカだ。


 かつては30人以上いたこの空間に、今いるのはたった8人。まさに、選ばれし者たち。


 ふと、僕は第十二グループの方を見る。高杉は、廊下側の後ろ角の席に座ったまま微動だにしない。


 もう余裕も、威圧感もない。ただ静かに、虚空を見つめていた。


(完全に別人みたいだな)


 鳴川を失った影響は大きい。あれだけ合理性を語っていた男が、今はもう、何を考えているのかすら分からなかった。


 一方で、第六グループも妙に静かだった。


 3人ともほとんど会話をしていない。不気味なほど落ち着いている。


 まるで感情そのものを削ぎ落としたような、異様な静けさを纏っていた。


 ふと、北村と目が合う。しかし、向こうはすぐに興味を失ったように視線を逸らした。


 その反応に、僕は微かな違和感を覚える。


(なんだ……?)


 言葉では説明できない。ただ、北村から漂う空気が、以前までとは明確に変わっていた。


(Day4以降、第六の動向はほとんど知らないが、ここまで1人も死んでいない時点でヤバいことには変わりない。でも……いくら適応して変わったとしても、そこまで脅威だとは――)


 そこまで考えたところで、合成音声が続く。


〔役職を配布します。〕


 僕は端末を開いた。



〖役職:免罪者(祭司)〗



「……免罪者か」


 思わず小さく呟く。正直、無敵がない今、かなりありがたい役職だ。


「零、免罪者だったの?」


 桐谷が話しかけてくる。


「うん。そっちは?」


「探偵よ。岩倉くんは?」


「俺は一般人。黒役職が来ないのはありがたいが、今日で桐谷さんの無敵が切れるのか……」


 能力者2人。だが、どちらも白役職。


 どうやら今日は、役職による大きな動きは無さそうだった。


 僕は静かに息を吐き、続けてタスク一覧を開いた。



〖第三グループ:タスク〗


《・メインアリーナの片付けを行う。》✓


・美術室にある石膏像を音楽室へ運ぶ。


・生徒会室から赤本を回収する。


・赤本を資料室に配架する。


・2-7のカーテンを取り付ける。



 続けて隠し要素のウィンドウが表示される。



〖タスク進行:1/5〗



〖隠し要素『前日の深夜にタスクを先取りする』を達成。隠し報酬を獲得しました。〗



〖隠し報酬:システム改良型テーザーガン(レア度★★★☆☆)〗


・直撃した相手を10分間気絶させる(無敵にも有効)。


・特殊効果:直撃した相手が所属するグループ全員の精神状態が『不安定』以下になる。


・使用可能回数は1回(ミスも含む)。



「こ、これは……!」


 隠し報酬。その内容を見て、岩倉は思わず声を漏らした。


「これは、昨日高杉が使っていたもの……やはり、隠し要素を知っていたのか。それに、精神異常もこれの仕業……最後まで油断ならないな」


「油断大敵ね。慎重に行きましょう」


 僕と桐谷も、気を引きしめる。


 4回目のDOOMSDAY。人は減ってきているのに、今日起こることの予想は日に日に難しくなってきている。


 そんな中、混沌に満ちたDay12の昼が、静かに幕を開けようとしていた。



◇◇◇◇◇◇



〔昼になりました。行動を開始してください。〕



【Day12/DOOMSDAY:昼】(07:00:00〜11:59:59)



 昼。僕たちはすぐに行動を開始した。


 廊下は静まり返っている。明るいのに、人の気配が微塵もない校舎は、夜の校舎とはまた違った不気味さを演出している。


 かつては誰かの足音や怒号が絶えず響いていた廊下も、今では空虚な音しか返ってこない。


 そんな中、僕たちはまず美術室へ向かっていた。


「石膏像って地味に嫌な予感するよなぁ……」


 岩倉がぼやく。


「重そうだし、落としたら終わりそう」


「実際、割ったらペナルティくらいありそうね」


 桐谷も周囲を警戒しながら続けた。


 美術室に入ると、奥の棚に石膏像がポツリと置かれていた。


「……これか。顔はベートーヴェンだな」


「ほんとだ。だから、音楽室に運ぶのか」

 

 短い会話を挟みながら、岩倉と僕で慎重に持ち上げる。胸像タイプだが、それでもかなり重い。


「慎重にね」


 それから、ゆっくり音楽室へ向かう。


 だが、僕は運びながらも、ずっと周囲へ意識を向けていた。


 いつ、どこで、誰と遭遇してもおかしくない。


 そんな事を考えながら、やがて音楽室に着くと、そこには他の作曲家たちの石膏像も並んでいた。


「この間に置けばいいのか?」


 僕と岩倉はハイドンとモーツァルトの石膏像の間に、ゆっくりと置いた。



〖タスク進行:2/5 完了〗



「よし、次は生徒会室か」


 岩倉が端末を確認する。


 僕たちはそのまま本校舎へ向かうため、渡り廊下を渡り、4階へ行くため東階段を登っていた。


 その時だった。


 ――ウゥーー……


 不気味な警報音が、校内全域へ響き渡る。


〔『瘴気時間』が発生しました。廊下やアリーナが瘴気で満たされます。当該地点にいる人は、直ちに教室等へ避難してください。〕


「っ、来たか!」


 僕たちは急いで階段を駆け上がり、4階東側の教室に駆け込んだ。


「はぁ……間に合った……」


 岩倉が肩で息をする。だが次の瞬間、教室の奥を見た桐谷が、僅かに目を細めた。


「――先客ね」


 僕も視線を向ける。窓際、真ん中の席。


 そこに、高杉が一人で座っていた。


 沈黙。昨日までなら、空気が張り詰めていただろう。


 しかし今の高杉には、あの頃の鋭さが無い。


 背もたれに深く体を預け、虚ろな目で窓の外の虚無を眺めている。


 僕たちに気づいても、特に反応しない。


「……高杉」


 岩倉が警戒しながら呟く。


 だが、高杉はゆっくり立ち上がると、僕たちが立っている真ん中辺りの席に移動してきて、


「こんなところで……僕に逃げ場はない。少し、話をしないか」


 とだけ、小さく言った。


 声に力が無い。仲間を失った影響は、想像以上だった。


 僕は静かに高杉を観察する。


(完全に戦意を喪失してる……)


 昨日、自分の価値観そのものを否定された。


 合理性を信じ、倫理を捨てきれず、その結果敗北した。


 あの男は今、自分が何者なのか分からなくなっている。そんな空気だった。


 だが――


 ――ガラッ


 教室の後ろの扉が開いた。


 第六グループ。3人が、瘴気から逃れるように教室へ入ってくる。


 その瞬間、空気が変わった気がした。


 高杉も、ゆっくり顔を上げる。


 同時に、北村は高杉を見た。


 ただ、それだけだった。怒りも、憎しみも、敵意すら感じない。


 なのに――教室の温度が、一気に下がった気がした。


(なんだ……?)


 僕は無意識に息を呑む。

 

 高杉は視線を逸らし、再び前を向くと、ため息を漏らした。


 その時だった。


 北村はゆっくりと高杉の背後に来ると、拳銃を高杉の後頭部に突きつけた。

 

「ッ!?」


 岩倉が目を見開く。僕も思考が止まる。


「な、なにを……?」


 高杉が震えた声で、恐る恐る振り返った。


「北村……さん?」


 その視界に映ったのは、感情のない北村の顔だった。


 Day10の桐谷の演技を思い出させるような、異常な表情。


 よく見ると、池田と大森も似たような表情を浮かべている。 


 高杉の喉が、小さく鳴った。


「なんの真似だ……?」


 だが、北村は答えない。


 銃口を押し当てたまま、ただ無表情に高杉を見下ろしている。


 その顔には怒りも憎悪も無かった。大人しい雰囲気だった北村は、もうそこにはいない。

 

(……そうか)


 僕は静かに理解する。


 ――完全適応者。


 第六グループは、完全に"適応"したんだ。


 高杉のように、合理性と倫理観の間で揺れることもない。


 僕のように、ゲームに快楽を見出しているようだが、その先にあり、もっと単純で、もっと完成されている。


 高杉も、それを理解したのだろう。


 高杉の顔から、みるみる血の気が引いていく。


「ま、待て……!」


 高杉は椅子から立ち上がろうとする。


 しかし。


 ――ガンッ!!


「がッ!?」


 北村は躊躇なく拳銃のグリップを高杉の側頭部へ叩き込んだ。


 鈍い音。高杉が机に倒れ込む。


 その瞬間、岩倉が思わず声を上げた。


「お、おい! お前た――」

 

「『人前で殺人するなんて』――とでも、言いたそうだな」


 だが、それを大森が遮る。


 中性顔の男。学業の成績は上の下くらいだが、スポーツが得意で、特に戦略を組み立てることに長けている。


「別に、追放したけりゃすればいいじゃないか」


 大森は静かな声で提案する。


「いや、それはしないよ」


 そんな大森に、僕はそう答えた。


「だって、北村さんが、殺人鬼か偽装者で殺人鬼に偽装していた場合、殺人犯で追放すると失敗になるからね。リスクを取って追放する程のことでもないし。それに、僕たちとしても、高杉は狩っておくべきだと思ってたし、むしろありがたいかな」


 淡々とした声色で、僕も応じる。


 そんな中、北村が静かに口を開いた。


「やっぱり、越宮くんはわかってるね。流石だね」


 僕はその声に、一瞬ゾクッと背筋が冷えた。


 声は変わっていない。それどころか、口調も以前とさほど変わっていなかった。


 それが、却って不気味だった。


 北村は続けて高杉に視線を向ける。

 

「それに比べて高杉くんは……ゲームを楽しめなくなったプレイヤーは、邪魔ね」


 高杉の瞳が揺れる。


「楽しむ……?」


「そう」


 北村は小さく首を傾げた。


「勝利することの快楽を知らない人に、ゲームを楽しむ権利なんてない」


 その言葉。僕は思わず、目を細めた。


(僕と同じことを……なるほど)


 高杉と僕の決定的な違い。


 高杉は、"現実"としてこのゲームを見ていた。だから倫理を捨てきれなかった。


 だが第六は違う。第六は既に、この世界を"ゲーム"として完全に受け入れている。


 勝利条件。障害。排除。


 それだけ。


 そこに、人間らしい葛藤は存在しない。


 最後に北村は、メガネを取った。その目は、もう人を見る目ではなかった。


「メガネを取れば、世界がボヤけてみえる。人の境界が曖昧になって、必然的に感じたいものだけ感じられるんだ」


 北村は静かに告げる。


「何を……言ってるんだ?」


 困惑。高杉も、岩倉も、桐谷も、その言葉の意味を理解できていないようだった。


 それでも僕には解った。いや、感じた。


「今の私には、あなたが条件――勝利への糧に見えるわ。あなたもそのメガネを取って、良く考えるべきだったわね」


「違う……!」


 高杉が、震える声で叫ぶ。しかし――


「こんな……認めない! こんな野蛮な思想に、僕が――」


 ――パンッ!!


 乾いた銃声。一瞬だった。


 高杉の額に穴が開く。そのまま、その場に崩れ落ちた。


 机と椅子が派手な音を立てる。


 そして――動かなくなった。


 静寂。誰も言葉を発しない。


 硝煙の匂いだけが、ゆっくり教室に広がっていく。


 岩倉が、呆然と呟いた。


「……高杉」


「……」


 桐谷も無言だった。


 僕は静かに高杉の死体を見下ろす。


(終わったんだな。君は僕の手で殺したかったし、最終対決に相応しい、良き好敵手ライバルでありラスボスだと思っていたのに……色々と残念だよ。高杉)


 第十二グループ。かつて最強だった合理主義者。


 その最後は、あまりにも呆気なかった。


 北村はそんな高杉を一瞥すると、何事もなかったかのように銃を下ろす。


「瘴気時間、もうすぐ終わるね」


 そして、何事もなかったかのように、そう呟いた。


 直後。


 ――トゥルルルル……


〔『瘴気時間』が終了しました。行動を再開してください。〕


 アナウンス。


「じゃあね。岩倉くんに美桜さん、そして、越宮くん。楽しみにしてるね」


 去り際、北村は僕たちの方を見て、そう告げた。その顔にはどこか微笑みがあった。


「あぁ、そっちもね」


 僕もそう言うと、微笑み返す。


 扉が閉まる。


 教室には、第三グループと、高杉の死体だけが残された。


 しばらく沈黙が続いた後、岩倉が小さく息を吐いた。


「……なんなんだよ、あいつら」


 僕は静かに答える。


「第六グループ――多分、今このゲームで一番"完成"されてる連中だ」


 そう。高杉は、人間であろうとした。だから壊れた。


 だが第六は違う。人間をやめている。


 だから――強い。だがそれは、僕も同じだった。



◇◇◇◇◇◇



 その後、タスクも順調に進み、僕たちは最後のタスクをするため、3階にある2年7組の教室に向かっていた。


 生徒会室で見つけた銃を片手に、廊下を歩く。


 だが、その途中。南階段を下り終えた瞬間、付近の廊下に人影が見えた。


「――ッ」


 そこにいたのは、第七グループの三上だった。


 光の剣を片手に、こちらを見ていた。剣を自身の胸に突き刺そうとしている。


(まずい――)


 僕はすぐさま端末に手を伸ばすが、三上の様子を見てそれをやめた。


 三上の手は震えている。


 やがて、三上は静かに目を閉じ、剣をおろした。剣は粒子となって消える。


「儀式を、中断した……?」


 岩倉が呟く。


 しばしの静寂が流れた後、三上はそっと口を開いた。


「……こんなことをしても、無意味ね」


「どういうこと?」


 桐谷が尋ねる。三上は視線を伏せたまま、答え始めた。


「もう私に勝利はない。ならばせめて、他グループを道連れにして死にたかった。でも……私は最後の最後で躊躇した。相手があなたたちだったから尚更……。


 越宮くんは、私に覚悟を教えてくれた。恩がある。それに、多分無理だっただろうけど、もし儀式が成功していたら、そのまま第六が勝ってしまうでしょうね」


 三上はそこまで言うと、ふいに表情を強ばらせた。


「第六……あのグループは危険。特に志穂ちゃんは、もう見る影もなくなっている。腹黒い……苦手だわ。だから、私は第三を応援したい。第三に勝って欲しい」


「三上さん……」


 真っ直ぐな視線。敵とは思えないほど、希望を見るかのような目。


 このような眼差しを、このゲームで、ましてや敵から向けられるとは思ってもみなかった。


 そして、最後に三上は言った。


「だから、越宮くん。私を殺して。今の私はあなたの無敵。第六に無敵は渡さない。ちなみに私は殺人鬼だから、死体が見つかっても心配ないわよ」


「彩花ちゃん……」


「三上さん……」


 桐谷の岩倉は、しんみりとした表情で三上を見る。


 俺はコクリとうなずくと、


「じゃあ、せめて痛くないように――」


 と言って、三上にテーザーガンを撃ち込んだ。

 

 ――バチィッ!!


 激しい放電音。直後、三上がバタリと倒れる。


 僕は三上に近づくと、銃を構えた。


「……ありがとう三上さん。必ず勝ってみせるさ」


 やがて、僕は一言添え、引き金を引いた。


 ――パァン


 乾いた音と共に、三上のこめかみに穴が空く。


 そこから血が吹き出し、静かに廊下に広がっていく。


 それから僕たちは、三上に手を合わせた後、無言でその場を去った。



◇◇◇◇◇◇



〔深夜になりました。明日も06:00:00にDay10が開始されます。生存者は、祈っていてください。〕



【Day12/DOOMSDAY:深夜】(01:00:00〜05:59:59)



 深夜。今回の夜も、案の定処刑は起きなかった。


「とうとう……残り2グループになったわね」


 多目的ホールに敷かれた布団の中で、桐谷がポツリと呟く。


 今日、高杉と三上が死に、残りは6人となっていた。


「明日、何が起こるんだろう? いつもみたいに、新システムと新役職が追加されるだけで、何も変わらないのかな?」


 岩倉も、桐谷に続き口を開く。


 僕は少し考えてから、話し始めた。


「可能性はあると思うけどね。でも、そこまで運任せの展開になるのかな? Day0で、システムはこれを『生存選抜』だと言った。多少の運要素はあれど、絶対的な不利は存在しないはずだ。だから明日は、"最終決戦"といった感じになるだろう」


「最終決戦? 正々堂々と、グループ同士の一騎討ちで決着をつけるって感じか?」


「うん。まぁ、あくまで予想だけどね。なんにせよ、あと3人。油断はせず、何が起きてもいつも通り楽しもう」


 僕の言葉に、2人はうなずいた。


 明かされた第六の裏の顔。そして、迫る最終決戦。


 短くも長く追い求めた勝利は、もう目の前だった。


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【生存者:6/36】


【脱落者】


〈Day1〉

第二グループ:水嶋 恒一


〈Day2〉

第五グループ:佐伯健人

第一グループ:長谷川 莉乃


〈Day3〉

第十一グループ:板橋 直斗

第五グループ:辰島 雅人/野口 佳奈(全滅)


〈Day4〉

第九グループ:佐藤 愛楽


〈Day5〉

第四グループ:田中 悠人

第八グループ:神谷 篤志


〈Day6〉

第七グループ:高波 遥斗

第十グループ:佐々木 煌

第二グループ:安元 寛治

第八グループ:牧野 亜美/定方 美来(全滅)


〈Day7〉

第一グループ:斎藤 学

第九グループ:村田 那海/永谷 翔吾(全滅)

第十一グループ:小町 朝陽


〈Day8〉

第二グループ:西口 涼介(全滅)

第十グループ:石田 沙羅/藤原 蓮(全滅)


〈Day9〉

第一グループ:川島 奏叶(全滅)

第十一グループ:櫻木 沙友理(全滅)


〈Day10〉

第十二グループ:菅 友彦

第四グループ:東 ゆら/渡辺 美香


〈Day11〉

第十二グループ:鳴川 和葉

第七グループ:早坂 響子


〈Day12〉

第十二グループ:高杉 蒼(全滅)

第七グループ:三上 彩花(全滅)

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