Cパート(さっくり)
CMの後にCパートへと突入する。
特に目立ったCMはなかったようだが、対電忍のブルーレイBOXが近々再版されるようだ。
再び、時系列は第4話で進行した諸葛亮孔明の動画が拡散したパートまで戻る。
つまり、シグルドリーヴァの4人がそろっていたあのやり取りは過去回想だったという事になる。
別の意味でもまさかと言えるだろう。
「自称正義マンって、誰の事だろうねぇ…」
草加市にあるディスカウント大手の店前、そこで孔明の動画を確認していた一人の女性がいた。
身長160センチ位、白衣っぽい服を羽織っており、その下はそれっぽい地味な衣装。
いわゆる露出度はあまりないタイプ。
周囲を警戒しているが、そこまで過度にリアクションをすると転売ヤーと認識されるためか、そこまでは……という具合だ。
彼女は着信があったので、そのメールに添付された動画を店前で確認し、現在に至る。
この動画を「撮影した人物」が送ったのではなく、この動画を「注意喚起という意味で拡散している人物」が送ったのだろう。
内容を見て、さっくりと送り主を自称正義マンの炎上系配信者と、斬って捨てているようだが……そうなるのも仕方がない。
(確かに転売ヤー指名手配制度は、転売罪と同じレベルで悪用されれば危険……だろうとは思うが)
彼女の目の前を警察官と逮捕された転売ヤーの少年らしき人物が横切る。1人ではなくグループ単位なので、警察も苦戦したのだろう。
それを見て、彼女はふと言葉には直接出さないものの、疑問に思う事を……という具合だ。
(だからと言って、さすがに……拳銃で威嚇なしの即排除のようなことはしないか)
転売ヤーが、いつしか闇バイトや麻薬の密売人、ジャパニーズマフィアのレベルで猛威を振るい、いつしかテロリストと同レベルまでSNS上でいわれるほどだ。
それでも、警察は抵抗するのであればガーディアンなどの組織に丸投げし、彼らに無力化してもらう……という行動をとるようになっている。
むやみに転売ヤーが今の日本にとって猛威だったとしても、そこまでの実力行使をすれば、鎖国レベルの国際問題となるだろう。
転売罪は原則、犯人の物理排除を推奨していない。ざっくりいえば警察などのような組織であっても生きたまま確保すること、それが条例化している。
だから、ガーディアンなどの組織が武装化した転売ヤーを排除している、というのが現状の様子。
「過去に1ドル1万円の時代があった。そこから市場を変えたのはアニメやゲームなどのIP、コンテンツ流通だ」
「それを崩壊させようという勢力、それが転売ヤー。ある意味でも社会問題化した」
「ニュース番組は、事件といえば熊のようなケース、経済市場、スポーツといったものしか取り上げない」
「事故のようなものもセーフティー箇所が100%機能したことで起こらなくなった……とも言われている」
気が付けば、彼女は本作におけるナレーションポジションすら奪うかのように、転売ヤーが警察にパトカーで連行される場面を見て……ふと語っていた。
誰にと言われれば、アニメである以上は視聴者だろう。これはWEB小説なので、厳密には読者だが。
彼女の名は大和杏、かつてアカシックレコードに触れたことですべてを知った、とも言われている人物だ。
その彼女が、なぜに対電忍の続編ともいえるようなこの作品に出てきたのか、は……。
「この世界が魔法的な何かで動いている。そういわれても、突っ込みがないレベルには……」
そして、大和は空を見上げる。そこには、雲一つない青空が……見えていた。
【この作品はフィクションです。実在する地名などを使用しておりますが、登場人物はすべて架空の物です】
【転売ヤーに対する指名手配制度はフィクションですが、転売ヤーに対する罰則は実在します】
【不正転売行為は重大な犯罪です。そうした転売行為を発見した際は、即座に警察への通報をお願いします】
次の場面では、例によって黒バックに注意書きとも言えるようなテキストが表示される。
転売ヤー自体はフィクションではない。繰り返すが、現実にも存在するのだ。
彼女が言及していた転売罪が転売ヤーに対する罰則と同じなのかは分からないが、最低でも罰金刑のようなものは現実にもある。
果たして、これが意味するものとは……。
『次回、アバターシノビブレイカー、対電忍……魔女と呼ばれたAI』
CMの後に流れた次回予告は、何と対電忍の予告に変わっていたのである。
ナレーションのボイスは新宿支部長の男性だが、担当声優はコスプレイオブパルクールには出ていない。
モブキャラでいたような気配もするかもしれないのだが……確認するにしても、公式ホームページを検索するなどしかないだろう。
次回予告の下には「来週の放送は、予定を変更して副音声オーディオコメンタリー付き対電忍再放送をお送りします」とテロップ表示があったのである。
一体、どういうことなのだろうか?
ちなみにエンドカードも存在する。こちらは対電忍に変更ではなく、そのままコスプレイオブパルクールのものだ。
大和杏がディスカウントストアの方を指さし、「このまま買い物してもいいかな?」と言いたそうな表情で、スタッフのカメラマンと監督の方を見る、というシーンだ。
ある意味でも実写版だったら、こういうシーンがあるかもしれない、というようなエンドカードと言えるだろう。
なお、ディスカウントショップは実在店舗であり、店舗名なども許諾を得たうえで差し替えなしでそのまま放送で使われた。エンディングにも店舗名がクレジットされていた段階で……そういう事なのだろう、と。
このお店には特徴的なテーマソングが店内に流れているが、そちらも差し替えなしでそのままBGM扱いで流れている。
果たして、次回はそのまま対電忍のオーディオコメンタリーで小説を書くのだろうか?
さすがにWEB小説ではそれをやることはないと思うが、この辺がどうなるかは次回更新をまとう。
この流れを再現したい場合は、該当話を読み返すのもアリかもしれない。
【次回をお楽しみに】




